2008年1月25日に行われた大阪国際女子マラソン。
この4年間優勝が無かった渋井陽子（三井住友海上）が2時間31分42秒で優勝。
初マラソンでの世界記録で優勝から8年振りの大阪制覇でした。
2位には北京五輪の5000m、10000mの代表の
赤羽有紀子（ホクレン）が初マラソンながら入りました。

レースは中盤まで14～15人前後の先頭集団を形成し1キロ3分半前後のタイムで進行。
大阪城をでるあたりの29キロ付近で自然に脚がでたという渋井がスパート。
シモン、原裕美子、大平美樹らが遅れる中、赤羽は必死に追走するが、
その差は徐々に開き1キロごとに10秒開いていく展開に。

今まで我慢できずに中盤で飛び出して終盤失速というレースを何度も繰り返してきた渋井が、
30キロまで集団で冷静に我慢。無理をすることなくペースアップしてそのまま優勝。
完璧なレースを成し遂げました。

復活に賭けるなみなみならぬ思いが、
東京国際女子マラソンから2ケ月という感覚の短いレース出場に踏み切らせ、
そして今日の優勝につながったのだと思います。
正直ここ何レースも観る度にガッカリしていたので、
この優勝は本当に嬉しく感動的でした！

渋井陽子はこの優勝で8月の世界選手権（ベルリン）の代表に内定しています。


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