2007/09/02(日)23:07
日本代表 オーストリア遠征メンバー
日本代表のオーストリア遠征(3大陸トーナメント)の追加メンバーが今日発表され、これですべてのメンバーがそろった。アジアカップのメンバーにカメルーン戦の選手を追加した形だ。
カメルーン戦では直後に外された千葉の選手が再度選考されている。
■GK:
川口 能活 ジュビロ磐田
楢崎 正剛 名古屋グランパスエイト
川島 永嗣 川崎フロンターレ
■DF:
中澤 佑二 横浜F・マリノス
坪井 慶介 浦和レッズ
加地 亮 ガンバ大阪
田中 マルクス闘莉王 浦和レッズ
駒野 友一 サンフレッチェ広島
■MF:
中村 俊輔 セルティック(スコットランド)
橋本 英郎 ガンバ大阪
稲本 潤一 イントラハト フランクフルト(ドイツ)
羽生 直剛 ジェフユナイテッド千葉
遠藤 保仁 ガンバ大阪
中村 憲剛 川崎フロンターレ
松井 大輔 ルマン(フランス)
鈴木 啓太 浦和レッズ
阿部 勇樹 浦和レッズ
今野 泰幸 FC東京
山岸 智 ジェフユナイテッド千葉
山瀬 功治 横浜F・マリノス
■FW:
巻 誠一郎 ジェフユナイテッド千葉
佐藤 寿人 サンフレッチェ広島
田中 達也 浦和レッズ
矢野 貴章 アルビレックス新潟
【オシム監督コメント】
「アジアカップのメンバーを中心に呼んだので大きなサプライズはないが、大きくいじる必要がないと感じたからだ。カメルーン戦メンバーで今回呼ばれていない選手がいるが、ダメだというわけではない。中盤からディフェンスの選手の力を信頼しているが、更なるレベルアップはもちろん必要だ」
チーム別に内訳を分析してみた。参考としてジーコジャパンのドイツワールドカップと比較する。
<チーム別内訳>
1浦和レッズ 5人
2ジェフユナイテッド千葉 3人
2ガンバ大阪 3人
2海外組 3人
5川崎フロンターレ 2人
5横浜F・マリノス 2人
5サンフレッチェ広島 2人
8ジュビロ磐田 1人
8名古屋グランパスエイト 1人
8FC東京 1人
8アルビレックス新潟 1人
浦和レッズと千葉の多さがやはり目立つ。レッズは1位だからまだわかる気がするが、千葉が何故2番目なのだろう。現在のJリーグの順位表だ。赤が2人以上。青が1人のところ。千葉と東京が健闘している。マリノスやフロンターレも順当だろう。
第24節終了時順位
1 浦和レッズ
2 ガンバ大阪
3 鹿島アントラーズ
4 清水エスパルス
5 アルビレックス新潟
6 柏レイソル
7 横浜F・マリノス
8 川崎フロンターレ
9 ジュビロ磐田
10 名古屋グランパスエイト
11 ヴィッセル神戸
12 FC東京
13 サンフレッチェ広島
14 ジェフユナイテッド千葉
15 大分トリニータ
16 大宮アルディージャ
17 ヴァンフォーレ甲府
18 横浜FC
上位では鹿島アントラーズ、清水エスパルス、柏レイソルから一人も選ばれていないのだ。ただ清水と柏は若い世代が中心のチームだということを考えればこういうこともありうるだろう。だが鹿島アントラーズが一人もいないのは奇異に感じる。
比較のためにジーコジャパンのドイツワールドカップのことも調べてみた。
<ドイツワールドカップ>
1海外組 6人
2浦和レッズ 3人
2ガンバ大阪 3人
4FC東京 2人
4ジュビロ磐田 2人
4名古屋グランパスエイト 2人
4鹿島アントラーズ 2人
6横浜F・マリノス 1人
6サンフレッチェ広島 1人
6ジェフユナイテッド千葉 1人
前年度の優勝がガンバ大阪、2位がレッズだったことを考えれば順当なのかもしれない。また海外組が多いのも納得できる。
だがよくよく考えるとからくりがある。海外組の中に中田と柳沢が入っているのだ。それを考慮するとこうなる。
1 海外組 5人
2 鹿島アントラーズ(出身含む) 3人
2 浦和レッズ 3人
2 ガンバ大阪 3人
※一部データが間違っていたため修正しました。
(キリさんありがとうございました)
監督が変わるとこうも変わる。政治の力は恐ろしい。サポーターは純粋に「最強」の日本代表を選んでほしいと願っているのだが、ものごとはきれいごとではいかないようだ。
日本代表が強くなるためには、サッカーの人気を高めてサッカー選手の裾野を広げなければならない。オシム監督が求められていることは、千葉の選手を選んだ誰でも納得できる理由(今後のチームの強化戦略も含めて)の説明か、誰にも文句のつけようのない実績を残すことだ。
前の監督と同じ轍を踏まないようにしてほしい。
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