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カテゴリ:基本構造
こんにちは、ウエです。
11回目の投稿です。 ブログランキングに登録してます! ぜひ一票をお願いします! 人気blogランキングへ 前回からミサワホームの「木質パネル」についてお話しています。 「木質パネル」とは、ミサワホームの家の構造体、いわば骨組みです。 フツーの木造住宅って、柱とか梁とかでできているイメージがありますが、 ミサワホームの構造体の基本は「木質パネル」。 つまり、柱・梁のように「線と線」「点と点」でつなぎ合わせるんじゃなく、 壁面、屋根面、床面の各「面と面」をつなぎ合わせた構造です。 だから、一体構造、モノコック構造になり、 強いということになるんですが、 ここで一番のポイントは「パネル1枚1枚の強さ」です。 いくらモノコック構造でも、 壁や床のパネルが弱ければ頑丈な家にはなりませんから。 ~~~~~~~~~~~~~~~ ここからがやっと今週のテーマ。 では、ミサワホームがどうやって強いパネルをつくれるのか? ミサワホームの強さのキーワードは 「接着」と「ストレススキン効果」。 「接着はわかるけど、ストレススキン?何それ??」 あまり馴染みのない言葉だと思いますが、ご存知ですか? 一般的な言葉ではないですが、 でも実は、多くの住宅の構造に 「ストレススキン効果」は活用されています。 たとえばツーバイフォー工法は、ミサワホームと同じ壁式構造で、 2インチ×4インチの角材を通常45センチごとに並べ、 その角材に9ミリ厚の合板を1枚、釘で留める「モノコック構造」の建物です。 (参考:1インチ=2.54センチ) 箱状の一体構造になるから、地震に強いと言われています。 【参考】財団法人 日本ツーバイフォー建築協会のHP ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ http://www.2x4assoc.or.jp/build/02standard.html 合板を留める釘のピッチは、細かければ細かいほど しっかりと留めることができますから、 ツーバイフォーでは通常、外廻りの耐力壁は10センチピッチ、 内部の耐力壁は20センチピッチで釘留めするそうです。 たしかに、建築現場を見ると、釘のすごい多さに驚きます。 また、こんな工法もあります。 http://www.jisf.or.jp/steelhouse/01taishin.html この工法では、釘ではなくビス留め。ビスのほうが釘よりも 抜けにくいからか、留めピッチも1.5倍間隔と、2×4より広いようです。 さらに最近は、木造住宅(木造軸組工法)のなかにも 建物を強くする目的で柱に合板を釘留めする会社がありますが、 中には7.5/15センチピッチと、 非常に細かな釘ピッチにしているところもあります。 ◎上記工法のポイントは、合板を留める釘(ビス)のピッチを狭くし、 さらに抜けにくくするほど、 柱と合板が一体化して相乗効果が生まれ、 「強い面」になるということ。そして、 この強くなる状態が、「『高い』ストレススキン効果が働いている」状態なんです。 逆に釘がしっかり効いていないと柱と合板はズレやすくなります。 つまり、柱・合板は離れてしまい、 ストレススキン効果による相乗効果は発揮されず、 建物全体として強くなりません。 このように、上記のどの工法も柱と合板のストレススキン効果を高めることで 建物を強くしようとしているわけです。 柱と合板を「しっかり留める」ことで建物全体が強くなるということは 意外と知られていませんが、とても大事なことなんですよ。 合板の厚みや柱の太さだけが、家の強さを決めるわけではないのです。 以上で、「ストレススキン効果」がどういうことなのか、 だいたいおわかりいただけましたでしょうか? 用語集によると、「ストレススキン効果」とは 「骨組み(角材)と面材(合板)を一体化させることで、 全体の強度を高めようとする効果」のことです。 言葉の説明としては、 「ストレス」とは「物理的・精神的に外部から力が加わっている状態」のこと。 「スキン」とは、皮膚のような薄い皮のこと。 ~ここからミサワホーム「木質パネル」のPR~ では、どういう方法が最も強く留めれるのか? もうおわかりだと思いますが、ミサワホームの木質パネルは 角材と合板を一体化させる方法として、 「釘」でもなく「ビス」でもない、 最もズレ・スベリが起こりにくい「接着」を採用しているのです。 もちろん接着剤の接合強度によりますが、 接着剤でいったん留めたらなかなかズレにくい というのは、誰でも想像がつくと思います。 強固な一体化により相乗効果が生まれ、 それぞれが持っている強さの和以上の強さが生まれるのです。 片手では鉄棒に1分しかぶら下がれなくても、 両手なら3分も4分もぶら下がっていられる、 「接着」はそんな相乗効果を発揮させることができる すぐれた接合方法です。 「接着接合」こそがミサワホームの「木質パネル」の強さの秘密なのです。 (全然秘密にはしていませんが・・・) 今回も長くてすみません。 次回は、「強さの秘密2」~接着剤と接着方法について~ です。 ブログランキングに登録してます! ぜひ一票をお願いします! 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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