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カテゴリ:基本構造
こんにちは、ウエです。
12回目の投稿です。 ブログランキングに登録してます! ぜひ一票をお願いします! 人気blogランキングへ 前回は、ミサワホームの木質パネルは 角材と合板をくっつける方法として、「釘」「ビス」ではなく ズレ・スベリが起こりにくい「接着」を採用しているから強い! という話をしました。 今回は、その接着剤について。 「強度・耐久性・安全性」の三拍子そろった接着剤が良い! ~~~ 接着剤は今や、いろんな場面で使われています。 と、偉そうなことを言っておいて、手術など医療現場や食品の包装などの ことはよく知りませんが・・・。 でも、モノとモノをくっつける手段として、 接着はすぐれた方法なのだということは間違いありません。 建築の世界でもたくさんの接着剤が使われていますよね。 木工用ボンドやクロスの糊、合板やフローリング、 パーティクルボードや集成材などは接着剤がないと成り立ちません。 多くの住宅メーカーが構造部材(柱や梁)に集成材を使い、 壁やフローリングの下地には合板を使っています。 ところが、なぜか構造部材同士の接合に接着を使っている住宅会社は ミサワホームを含めても、ほんの数社だけ。 不思議ですよね!なぜ??? 他社が構造部材の接合に接着剤を使わないのはなぜか? これにはいろんな理由があると思います。たとえば、 「そんな構造部材をつくる生産設備を持っていない」 「施工現場で大工さんが接着剤を使うのがめんどう」 「接着という言葉のイメージが良くない」 「本当の接着のすごさを知らない」 「強力・高耐久・安全の三拍子そろった接着剤を開発できない」 「目標とする耐震性が低い(=大地震では多少壊れても仕方ないと思っている)」 などでしょうか。 確かに、【接着剤】という言葉のマイナスイメージはあると思います。 これは、5~10年前に問題になった化学物質のホルムアルデヒドや VOC(揮発性有機化合物)によるところが大きく、 「接着剤はすべて体に良くない」「健康被害が心配」と 思われてしまったのでしょう。 でも、法整備が進んで建材・接着剤に含まれていた有害物質は排除され、 換気設備の設置も建築基準法で同じく義務化され、 さらに集成材の柱などといった建材の浸透により、 接着に対するネガティブイメージも最近では大分マシになってきてると思います。 工法名に“接着”という言葉を使っている当社《ミサワホーム》でも いろんな部位にいろんなオリジナル接着剤を使っています。 もちろん、接着工法のパイオニアとして、すべての接着剤において 強度・耐久性だけでなく、安全性にも昔から気を使ってきました。 前回説明しました「木質パネル」の接着剤も、木質パネル専用に 開発したもので、強度・耐久性・安全性の三拍子そろったものです。 ~~~~~~ 今回のテクノロジーカタログ制作では、 接着剤の強度実験や耐久性の実験をしました。 接着剤を自社生産している関係で、 そういった実験検証はすでに行なっているのですが、 カタログ撮影用にあらためて実験してもらいました。 実験を通して一番の驚きだったのは、 やはり「接着強度確認実験」です。 とにかく異常に強い接着力にビックリしました。 たとえば、小さな角材と角材をミサワの構造用接着剤でくっつけて 上下にワイヤーをつけ、2トンもある車(マークX)をリフトで吊り上げたんですが、 おおよそ「板コンニャク」サイズ程度の接着面はまったく剥がれません。 その接着力を数値で言うと、 1センチ角の接着面で約100キロを持ち上げられる という、とんでもない強さです。 例えて言うと、 サイコロ1面の接着で清原選手を持ち上げられるんです。 どうです?スゴイと思っていただけました? そのような高強度接着剤を合板と芯材の接着に使い、 高いストレススキン効果を活用して高い強度を備えた木質パネルは まさに「最強の耐力壁」だと自負しています。 次回は、もっと木質パネルの強さをPRします! ブログランキングに登録してます! ぜひ一票をお願いします! 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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