ライターHIROのこの映画は泣けるっ！　医者いらずの映画サプリ処方箋

　　　『シービスケット』　　　　　　　　

　　涙指数２　★★☆ ミニタオル　　　　　
　　　　
　　原題：Seabiscuit /上映時間：141分/2003年/アメリカ映画
　　
　　監督/ゲイリー・ロス

　

　　　　　　　　　　　　＜あらすじ＞　　　

　「シービスケット」は、１９３０年代、大恐慌時代の米国で、人々
　に希望をあたえた競走馬の名前です。彼に関わる三人の男たち（馬主、
　調教師、騎手）は、みな悲惨な過去を持ち、常に欠落感を抱いていま
　す。
　
　　そんな彼らが、互いの傷を無意味になめ合うのではなく、落ちこぼ
　れの競走馬シービスケットを通して立ち直っていきます。

　　　　　　　　　　　　　＜レビュー＞　　　　　　

　　一番いいなと思ったのは、淡々とした描写です。彼らの過去は、そ
　れぞれ本当に悲惨だから、あざとく泣かせようとすれば、いくらでも
　あおることが可能です。

　　だけど、監督はそうせずに、過去の事実を冷静に積み上げていきま
　す。だから、競馬には、あまり興味がないHIROでも、シービスケット
　の走る姿に胸が熱くなり、気がつくと声援を送っていました。

　　実話ゆえの重みが胸にずしりと響いて、涙があふれるはず。何度失
　敗しても、投げ出さなければ、きっとやり直せると実感させてくれる
　作品です。

　
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