ライターHIROのこの映画は泣けるっ！　医者いらずの映画サプリ処方箋

　　 『いつか眠りにつく前に』
　　　　　　
涙指数２　 ★★☆ ミニタオル

　
　原題EVENING/上映時間：117分/2007年/米映画

　監督/ラホス・コルタイ

　出演/クレア・デインズ、トニ・コレット、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、
　　　 メリル・ストリープ、メイミー・ガマー、ヒュー・ダンシー、
　　　 ナターシャ・リチャードソン、パトリック・ウィルソン　

　死の床にあるアン・ロード（ヴァネッサ・レッドグレイヴ）は、
長女のコンスタンス（ナターシャ・リチャードソン）と次女のニナ
（トニ・コレット）の看病を受けていました。

　混濁する意識の中で母は「ハリス」という男性の名前を口走りま
す。「ハリスと私がバディを殺したの」と。

　驚く娘たちの傍らで、アンの意識は四十年前に戻っていきます。

　歌手としての成功を夢見てニューヨークで暮らしていたアン（ク
レア・デインズ）は、学生時代の親友・ライラ・ウィッテンボーン
（メイミー・ガマー）の結婚式でブライズメイドをつとめるために、
ロードアイランドのニューポートへやってきました。

　そこで、ウィッテンボーン家のメイドの息子で、今はマサチュー
セッツで医者をしているハリス（パトリック・ウィルソン）と恋に
落ちるのですが……。
　
　死の前に自分の人生を振り返るアンの姿に胸が痛くなりました。

　自分も人生を終えるときに、満足できるのかと思わず考えてしま
いました。
　
　本作では実の親子が二組共演しています。

　アン・ロード役のヴァネッサ・レッドグレイヴと長女・コンス
タンス役のナターシャ・リチャードソン。若き日と現在のライラ
は、メイミー・ガマーとメリル・ストリープが演じています。

　このメイミーは、お母さんそっくりで、ものすごいリアリティ
を感じました。おそるべきＤＮＡ。

　人生の意味を考えさせられる作品です。
　



　このレビューは、無料映画メルマガ
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185号に掲載したものです。
　
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