『ターミナル』
『ターミナル』 涙指数2 ★★☆ ミニタオル (http://www.terminal-movie.jp)原題/The Terminal/上映時間:129分/2004年 /アメリカ映画 監督/スティーブン・スピルバーグ 出演/トム・ハンクス、キャサリーン・ゼタ=ジョーン ズ、スタンリー・トゥッチ、チー・マクブライド、 ディエゴ・ルナ ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は空港で待ち続けていました。 ニューヨークのJFK国際空港に降り立ったとたん、祖国クラコウジアでクーデターが勃発し、事実上国が消滅してしまったのです。 パスポートもビザも無効になり、入国も帰国も出来ず、空港から、一歩も出られない羽目になりました。 でも、ビクターは負けていません。改装中の67番ゲートに新居をつくり、カートの返却で小銭を稼ぎます。徐々に言葉を覚え、友人を作り、仕事も手に入れます。 そして、なんとフライト・アテンダントのアメリア(キャサリーン・ゼタ=ジョーンズ、)に恋までしてしまうのでした。 自身の昇進を気にする航空警備局主任のディクソン(スタンリー・トゥッチ)はトラブルのタネであるビクターを何とか追い出そうと画策します。 ひたすら、ビクターは待ち続けます。大切な約束を果たすためだけに。その約束とは一体? 肌身離さず持っているピーナッツ缶には、何が詰まっているのでしょうか? 登場人物はみな、それぞれに悩みを抱えています。ビクターは、彼らに協力し、さりげなく解決を手伝います。自分も苦しくて大変なのに、彼は他人にとても誠実です。 そんな彼の思いやりが、他の人々にも伝染していき、みな少しずつ良い方向にむかっていきます。 みんながビクターのことを心配し、ビクターのために行動します。他人のために無償で行動し、報いを求めないのって本当にステキです。 安全上の問題のため、本物の空港での撮影は不可能でした。 スタッフはなんと、カリフォルニア、パルムデールの巨大格納庫の中にセットをつくってしまいました。一般ステージではなく、本格的な建造物です。 だから、本当の空港にいるような気分になれるんですね。臨場感がスゴイです。【涙のツボ】 たったひとつの約束のため、待ち続けた彼。ラストのビクターの一言が本当に泣けます。 12月18日(土)よりにてロードショー