自主管理大家・リーマン社長　ブースカヒロの不動産日記

​​自主管理をしているので、
物件購入後には入居者へ挨拶に行きます。


３年前に、こんな事がありました。
満室物件で買付を入れOKを貰い、
契約し、入居契約書を確認した所、
なんと前オーナーと、その家族が３部屋入居。

しかも、その入居者、契約書はありません。
レントロールの家賃で私が契約書を作成し、

１年以内に退去時に2か月分の家賃の
違約金は払う条件で締結し、決済しました。

満室にし、利回りを見栄え良くする為の偽装入居。

そして売買から１年後には、
契約通りに３部屋は退去。

室内に入ると「この部屋の中で、
どうやって生活していたの？？」
というくらいの荒れ様でした。



また、この前オーナー、何を考えているのか
２年間に５回も管理会社を変更しています。

入居者は、その度に、
振込先や連絡先が変わるので怒り心頭。

そんなことは知らない私達。

挨拶に行った時に、
「また、管理会社、変えやがったな」
「あんたらすぐ売っちまうんだろ」と
怖い表情の方が多かったのを、それで悟りました。

購入後に管理会社に行ったら、
「このマンションは一度も行った事はありません。
　書類はまとめました。
　これ以上は何を聞かれても分かりません」

これが引き継ぎでした。

入居者から見ると、大家は
何もしてくれない、という、
負の意識しかなかったのです。


その後、時間をかけて、色々な対応をする中で、
入居者との信頼関係が少しづつ出来てきました。

最初は、クレーマーもどきの怒鳴り声の入居者さんも
今は、笑顔で挨拶してくださいます。

それは、顔が見える大家だからだと思うのです。

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