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施設入居のMさんの退去を見送ったのもつかのま、
夕方には別の方の入居が控えている。 急いで原状回復を始める。 事の発端は1週間前。 「福祉アパートに母が入居します」 という娘さんからの電話だ。 内覧もしなくて良いから、すぐ入居したい、という。 事情は、ある・・・・よね? でも本人の口が重い。 提携の役場の方に聞いてみると 切羽詰まった事情が見えてきた。 自分の生母ではあるが、自分達兄弟が子供の頃に、 家族を捨てて再婚した。 何十年も疎遠で母親らしい事は、 何一つしてもらってないのに、 再婚相手が亡くなった途端、 子供達にすりよってきた。 邪見にも出来ず、接していたら 居候を始め、オレオレ詐欺、 リフォーム詐欺の尻ぬぐい。 「私達にも家族がいる! このままでは、母の首を絞めてしまう! 最後ぐらい一人暮らしをして欲しい!」 ということだった。 聞けば、今いる長男夫婦の住まいも 平屋の2間に老女を含めて、6人で住んでいる。 息子夫婦の疲労の色が、 初対面の私達からでも分かるくらいだ。 それこそ、終の棲家になるのだろう、 引き受けることになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.23 07:54:03
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