2006/05/21(日)18:59
定期預金するとお金が減ります。
定期預金するとお金が減ってしまいます。
え?っと思いますよね。
でも、本当なんですよ ^^
日銀さんの0金利政策が解除されるにはまだ少し時間がかかりそうですが
銀行の預金金利、貸出金利は上昇局面にあります。
そこで、団塊の世代ちょい前の退職者の方に定期金利も上がるので、1年くらいの
定期預金しようかなぁと思っている方から相談を受けたのですが。。。
定期預金金利が上がっても、、、、
実は・・・その定期預金
預けたらお金が減るんです!
をいをい ちょっと待ってよ。
少ないとはいえちゃんとプラスの金利だよ!
という声が聞こえてきそうですね。
まぁ、確かに 定期預金に預けたお金の額面が減っちゃったら詐欺です ^^;
どういう事かというと
「実質目減りする」
と言うことなのです。
今は、デフレ デフレ と言われ 物の値段がどんどん下がっている様に感じます。
確かに、こんな物まで100円ショップで売ってるの?と言うくらい品揃えは豊富だし
マックはセットメニューの値上げを発表しましたが
「100円マックメニュー 」 なんて言葉も浸透するくらい物がやすかった。
実際、2000年以降 デフレ局面での物価上昇率は マイナス0.2%程度でした。
つまり、お金をずっと持っているだけで お金の価値が0.2%増えたんですね。
分かります?
2000年には1000円しか持って無くて1002円の商品は買えなかったけれど
1年後 物の値段が下がって、1000円で買える様になっちゃった。
と言うことです^^ これがデフレですね。 簡単に言うと。
はてさて 転じて 今年1月の 消費者物価指数(CPI)は、前年比0.5%上昇しています。
もうデフレ とは言えない時期に差し掛かってきているんですね。
ましてや、原油高が定着し、原価が上がってる事による価格転嫁もこれからは進みます。
そうするとだいたい 対前月比0.1%以上のペースで物価が上がっていくことが予想され
年に換算すると 1.5-2.5%程度は物価が上昇し続けていくと見られています。
たぶん、ほぼ間違いなく。
一方、冒頭にも書きましたけど 日銀さんの0金利政策は まだ解除の時期ではないと
総裁が言っちゃいましたので、為替は円高局面だったのに、円安に振れましたよね。
量的緩和をしたばっかりで 金利も上げるとなると
景気回復の足かせになる という政治的判断でしょう。
橋本政権時代、過去に金利政策で失敗しましたもんね。
同じ失敗は繰り返せないと言う心理も働いたと思います。
余談が過ぎました ^^;
まぁ 恐らく早くても 3 4 5 月決算の企業の四半期×2 位、つまり半年後
9 10 11月の中間決算状況を見定めた上で 金利を上に振ってくると
考えるのが妥当だと見ます。(金利を上げると潰れる会社も増えるので)
差し引きすると・・・
向こう半年から 1年は 実質金利がマイナス0.2-0.6%と言う
姿が見えてくるのです。
現金は、持っているだけでは目減りします。
リスク分散しながら 正しく運用していかなければ
将来の備え にはならなくなってしまいそうです。
お気をつけあそばせー ^^