異動辞令は音楽隊！

2022年08月27日

カテゴリ：映画

阿部寛主演の警察ものです。
タイトルと簡単な説明からはコメディっぽく感じますが、気楽な映画だと思って観に行くと結構社会派的な内容もあって気持ちの切り替えを早めにしておくことを勧めます。

老人に警察を名乗って貯金の場所や金額を聞き出してから宅配を装って玄関を開けさせて押し入る「アポ電強盗」が多発しているのに何の手掛かりもつかめずに会議ばかりの警察で以前からの山の関係者が怪しいと昔ながらの方法で捜査する成瀬はとうとう捜査から外されるだけでなく部署も異動になってしまった。
そこは警察音楽隊、本署から遠く離れてのどかな田舎、隊員は兼務が多くやる気のないものが多いところだった。

痴呆で夫が死んだことも、息子が離婚して自分と息子の二人暮らしだということもわからない母親。
捜査にかまけていたせいで娘とはぎくしゃく、コンプラでうまく捜査もできない、仲間は聞き込みよりネットの情報の収集ばかりで進まないのに事件は続くという問題だらけ。

こんな内容がタイトルからは想像がつかないので油断してました。
捜査本部でギスギス、音楽隊でもギスギス。どうなってしまうのか見当がつかなかったので楽しめました。
気になったシーンに、成瀬の家のテレビに映ってる番組なんですが、初めの時は時代劇だったんですが、2度目のときは「ゼイラム」だったんです、テレビ番組ではなく、雨宮慶太監督のビデオ作品・・・なんで？