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【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

【1日1冊!】猿のごとく読み、人のごとく考える

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2018年06月23日
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カテゴリ:ビジネス名著
【猿のごとく読み、人のごとく考える・その475・468冊目】
・紹介する本
『紫の牛を売れ!』セス・ゴーディン著・門田美鈴訳
・サノーさん一言コメント
「人々の噂になるには、それだけの理由が必要。その目的が明確なら、牛は何色でも売れる」
【サノーさんおすすめ度★★★★☆】
・ウノーさん一言コメント
「誰かのなにげない言葉が、新しいムーブメントを起こします。口コミの正体を学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「口コミ」と「マーケティング」の関係性は、現在も研究課程にあるジャンルの一つだ。
ウノーさん(以下ウ):世界中で多くの頭の良い人が挑み、新しい「仮説」を展開しています。
サ:この本でも、その「仮説」を検証するための「実験」をテーマに扱っている。
ウ:牛乳パックに「本」つけて売ったのだから、かなり「前衛的」な実験です。
サ:しかも牛乳のパックには「紫の牛」のイラストだから、インパクトがある。
ウ:価格は、5ドル。もちろん、本の値段込みです。
サ:売り方も尖がっている。追加注文の際は、価格は一緒だが、一度に12冊の購入が必要となる。
ウ:内容は全く同じものなので、プレゼント用となります。
サ:つまり、購入者を宣伝マンに指定しているわけだ。
ウ:結果は、発売から19日間で完売。以降、25万部も売り上げた「商品」となりました。
サ:口コミというと「ネット」が真っ先に来るが、それよりも先に「実売」で、アーリーアダプターを捕まえたわけだ。
ウ:最初のお客様、最初の体験者は、その体験が貴重であればあるほど、それを推進したくなる衝動に駆られます。
サ:しかもそれが「紫の牛」という、「尖がった」ものなら、話題としても利用価値が大きい。
ウ:リアルでのコミュニケーションツールとして、商品が仲介するわけです。
サ:だが、その背景には「商品力」という「前提」が存在する。
ウ:どんなに、マーケティングが優れていても、どんなに伝え方がうまくでも、肝心の商品そのものに「魅力」と「能力」がなければ、それは、アーリーアダプターからの拡大がありません。
サ:「型破り」であることは、それを支え、維持するだけの「確信」がもてる「商品」であることが必要なんだ。
ウ:かといって、それが「成立」するのを待つのではありません。アーリーアダプターの方々ともに「育てあげ、創り上げる」ことができるのも、忘れてはならない真実です。
サ:結局は「奇抜」にみせても、内容と効果が条件というわけだ。
【了】





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最終更新日  2018年06月23日 09時09分43秒
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