Open questionとClosed question
一昨日会話をはずませることについて書きましたが、もうひとつ最近聴いた話でヒントを得たので書いてみます。 Open qeuestionとclosed questionという用語はセールスマンに対する研修会などでよく聴かれる用語です。もともとは心理学の用語らしい。 Open question(日本語訳は「自由型質問」)は答えをいかようにでも答えられる質問、closed question(「選択型質問」)はYesまたはNoでしか答えられない質問です。 セールスの初期の段階でなるべく多くの情報を顧客から聴いてニーズを幅広くつかみたいときはopen questionで自由に答えてもらう。そろそろクロージングに近づいて、買ってもらう決断を暗に迫るときはclosed questionでいわば顧客の選択肢を狭めていくというのが、典型的な使い分けのようです。 例えば、品物に対する感想を聴くとき、"How do you like this product?"とか"What do you know about this product"などと聴くのがopen question、"Do you like this product?"と聴くのがclosed question。 こういう風に考えると、英語でも日本語でも、会話をはずませようとするとまずopen questionを多用して、相手にいろいろな答えを自由に言ってもらうのが良いのではと思われます。弾んでいない会話を分析して見ると、closed questionが多くなっているのではないかと思います。 一昨日書いた自己紹介をした後、"How about you?"はopen questionです。こういう工夫もいかがですか?