生まれた土地
昨年末のことです。入院中と聞いた叔母のお見舞いに、生まれ育った町に行ってきました。海を隔てた隣の県へ、新幹線からさらにローカル線に乗り換えて1時間。10歳の時に父の転勤で福岡県に移り住んでウン十年…途中の駅の名前もうろ覚えでした。でも次々に目にする地名がすべて懐かしい。この町を訪れるのは親戚の冠婚葬祭の時だけ。同級生の名前はもう憶えていません。かつては毎日田んぼや川辺で遊んだものでした。なにしろテレビがない時代ですからね。グーグルマップで見てみたら、以前の家の周囲は立派な住宅街になっていました。 下は母の実家の最寄り駅。一番懐かしい地名です。単線の黄色い車両は一両だけで、降りた駅は無人駅になっていました。それでも線路に並行する川と道路と周辺の雰囲気は変わっていませんでした。