2006/10/17(火)15:34
イジメのニュースで思い出したこと・思ったこと
最近、イジメのニュースを目にする機会が増えました。
そして、そんなニュースを見るたびに、いたたまれない気持ちになります。
それはもとkumaもイジメられっ子経験者だから。
そして、先生からのイジメ(嫌がらせ)も経験ありなんだよね。
小学校3年か4年生の頃だったかな?
もとkumaの場合、クラスメイト全員からのイジメではなく“特定の女子グループ”から。
ある女の子が(仮にTちゃん)リーダー格で、その子の指示に周りの子が従う感じ。
Tちゃんは勉強もスポーツもピアノも絵も上手で何でも出来る子だったけど、ワガママで気が強かったから、コワくて誰も逆らえなかったんだよねぇ。。。
もとkumaがイジメられたきっかけは“Tちゃんより絵が上手かった”から。
ある日突然始まった「無視」。
そして図工で水彩画(池の風景画)を描いている時のこと。
もとkumaは絵を描くペースが遅く、周りの子はどんどん完成していくのに出来上がっていなかった。
「手伝ってあげるよ」
と、グレーに近い汚い青色でもとkumaの絵を塗りつぶし始めたTちゃん。
他の子にも命令し、見る見るに塗りつぶされていきました。
おかげで完成したもとkumaの絵は池というよりドブ。。。(-ω-`*)
はたから見たら(先生から見たら)、仲良く絵を描いてるように見えただろうし、Tちゃんは友達思いの子に見えただろう。
でも、見てる子は見てくれているのね。
その池の風景画がクラス全員分廊下に張り出され、「どの絵が上手に描けていると思いますか?」という先生の質問があった時。
クラスで一番の人気者だったYクンが、もとkumaの絵を選んでくれた。
これはすごく嬉しかった。本当に心が救われました。
他にもいっぱいあったな。
入りたいクラブ活動を紙に書いて提出するとき、「みんな~!もとkumaには絶対見せないでね。」と言ったTちゃん。
そしてTちゃんに従うみんな。
でも、もとkumaは入りたいクラブがすでに心に決まっていたので、これは痛くも痒くもない攻撃でした( ̄∀ ̄*)
ほかにもいろいろあったけど、何故か平気だったもとkumaでした。
もともとマイペースだったからかな。
だけど一度だけ泣いたことがありました。
当時、学級新聞の係だったもとkuma。
新聞係にはTちゃんもいた。
放課後残って新聞を書くことになっていたのに「もとkumaは帰って!!」とTちゃんに言われた。
その理由・・・
もとkumaのクラスには勉強もスポーツもピアノも絵も上手なAちゃんがいた。
Aちゃんはとっても可愛くて、優しくて、くりくりの天然パーマがキュートで、もとkumaはすごく仲良くしたかった。
でもそのAちゃんもTちゃんのイジメのターゲットになった。
それは“Tちゃんよりピアノが上手で人気がある”から。。。
ある日、もとkumaはTちゃんに「今日から口きいてあげる。その代わりAちゃんを無視してよ。」と言われた。
そんなこと出来るはずがない。
・・・
その日の図工の時間。
様々な瓶を紙粘土で包み、色を塗ってお城を作っていた。
Aちゃんは教室の隅で一人ぼっちで作っていた。
見てみると、キレイなビー玉を紙粘土に埋め込んでいて、とってもキレイなお城を作っていた。
もとkumaは「Aちゃん、一緒に作ろう!」と言いました。
だって、Aちゃんと仲良くしたいし、こんなにキレイなお城を作ってるんだもん。一緒に作りたい!!!
即行、もとkumaがまたイジメのターゲットになりました。
Tちゃんの命令に従わなかったので、新聞係の仕事にも混ぜてもらえなくなりました。
たしかその日は泣きながら家に帰ったな~。
ただ、それは悲しくて、辛くて・・・というのではなく、悔し涙だったと思う。
それから数日後。
それまでTちゃんに従ってきた子達が、Tちゃんのいないところで「もとkumaごめんね。仲良くしたいんだけど、やっぱりTちゃんがコワイくて。。。」と言ってきた。
嬉しかったな。
わかってたよ、言わなくても。
もとkumaにはその言葉だけで十分でした。
月日が経ち・・・
もとkumaが父の転勤で転校することになった。
引越し前にAちゃんが手紙を家まで渡しにきてくれた。
たしか「みんなに無視されてる時にもとkumaだけが仲良くしてくれたことが嬉しかった」ということが書いてありました。
そしてその手紙と一緒に、Aちゃんの宝物のキレイなビー玉が入ってました。
本当に本当に嬉しかったな~。
自分のやったことが間違ってなかったと、確信できた時でした。
2、3年後、Tちゃんから年賀状が届きました。
「いろいろ辛い思いをさせたこと謝ります」ということが書いてありました。
よかった、気づいてくれて。
イジメっていろんなパターンがあると思う。
もとkumaなんてずっとマシなほう。
心の中での味方がいたから。
もっともっと陰湿なイジメもあるだろうし、もとkumaくらいのイジメでも、気の弱い子だったら学校に行けなくなるかもしれない。
なんでイジメをするんだろう。
これが本当によくわからないし理解できない。
子供を産んで思ったこと。
もちろん我が子がイジメられるのは嫌です。
だけど、それと同じくらい「イジメっ子」にはならないように。
ひろぽんが、人の痛みがわかってあげられる優しい子になりますように。
(*長くなったので、先生からのイジメ(嫌がらせ)はまた後で書きまーす。)