カテゴリ:国内旅行
7月28日(土)高山市にある「飛騨の里」へ行って見た。
高山市内の景観保全地区はたいへん有名で何度か訪れた事があったが、駅の反対側にある飛騨の里は今回が初めてである。なおこの飛騨の里とよく似た施設は「下呂温泉 合掌村」であってこちらは十数年前に訪れた事がある。 松本IC前から特急バス高山線に乗車して平湯温泉経由、終点の飛騨高山駅で下車する。ちょうど昼時であったので、駅前で高山ラーメンを食べる。濃い色をした醤油ラーメンで所謂支那そばの系統であってしつこくなくて良い。最近油こってりのしつこいラーメンはどうも苦手になってきた。瓶ビールとともに美味しく戴く。 昼食を済ませ、駅前から発車するさるさるぼぼバス(210円)に10分ほど揺られえると飛騨の里へ到着する。 ![]() 駐車場に建つ案内看板。ダム建設で湖底に沈む事となった建物など、飛騨各地から集められた江戸時代の貴重な建物が移築復元されている。 ![]() エントランス。信州同様である月遅れの七夕飾りが迎えてくれる。 ![]() 入口で入場料700円を支払って入村する。改札口を抜けると池を前景に合掌の民家が建っており雰囲気満点である。 ![]() 同じく池越しに見る合掌造りの民家。茅葺屋根が苔生して貫禄充分である。ここを起点に時計回りに村内を巡回する。 ![]() 最初は榑葺きの民家。飛騨地方といえば世界遺産にもなった白川郷・五箇山に代表される合掌造り・茅葺きの建物が殊有名であるが、雪が少ない中南部では合掌よりも榑葺きの方が一般的であったようである。 ![]() 同じ建物内に厩を有し、典型的な江戸時代の農家の造りであった。 ![]() この建物内では機織実演と体験が出来る。二枚綜絖の手織機。綜絖を増やすほど複雑な柄が作れるが、手動式では数枚が限界なのであろう。 この飛騨の里ではろくろ細工、刺し子細工、一刀彫などの実演が行われているほか有償での体験も可能であって、能動的に博物館を楽しむ事も出来る。 ![]() 同じく榑葺きの民家。屋根の勾配は緩く石を載せて風害を防いでいる。 ![]() 南部の金山町から移築された民家。縁側があるのは雪の少ない地域の建物の特色との説明があった(縁側付の構造が積雪による荷重に弱いらしい)。 (次回に続きます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月03日 13時29分44秒
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