ひろよっちのGARNET ROOM

GARNET CROWの解散発表から4日。

あれ以来、「Terminus」以外の曲は聴いてません。
正確には、怖くて聴けないです。

聴くと、色々な感情が出て来そうで…。
「Terminus」はまだ新しいから、そういう面では聴いても大丈夫なんです。

でも、ちょっと落ち着いてきた感じだから、他のアルバムも聴いてみようかな。



さて、今日はタイトルにもあるように、解散の理由について書こうと思ってます。

これはあくまでも、私個人的な意見です。
ハッキリ言って、かなり辛口な内容になると思うので、気分を悪くする方も居るんじゃないかと思います。
なので、ここから先は、それを理解した方だけ読んで下さい。



う～ん、どこから話そうかなぁ。
そうですね、まずは今回のアルバム「Terminus」についてから書こうかな
。
正直言って、今回のアルバムを聴いた時、私はとてもショックを受けました。
まず、全体的な音がいつもと違う。
それぞれのパートのバランスが良くないって言うか、リズムのシャカシャカ音も何か耳障りだし、アウトロも、やたらと左右に振ってあって、ヘッドフォンで聴くと気持ち悪くなるし、私は凄く違和感を感じたんです。
多分、MIXの仕方が変わったんだろうと思いました。
でも、歌詞カードの最後のページを見ても、エンジニアさんの名前は変わってないし、私の思い過ごしなんだろうかと。
その答えは、ライヴ中のMCで、古井さんが教えてくれました。
今回のアルバム、今までと違って、MIXは海外で行ったらしいです。
なるほど。
だからいつもと違う印象を受けたんですね。
でも、あれで古井さんが納得してるんだと思うと、ちょっとショックでした。


それと、アレンジも今までと似た感じのものが多い。
もしかしたら、ストックしてあった曲を詰め込んだせいかもしれませんが。
実際、ライヴ2曲目の「風とRAINBOW」なんて、イントロでは「P.S GIRL」だと思ってましたから(^_^；

七さんの歌詞も、今までに比べると、グッと心に引っ掛かる歌詞が少ない。

由利っぺの歌い方も随分変わってしまったし、岡もっちのコーラスも一切なし。

もう明らかに、今までのアルバムとは違うんですよ。



解散を知るまでは、これが新しいGARNETなんだなぁと思い、受け入れるようにしていました。

でも、このアルバムを制作中に解散が決まったと聞いて、やはりこのアルバムにその答えがあるのではないかと考えました。



話しは少し前に戻りますが。

去年のFCイベントでのミニライブ。
「ライヴで聴きたい曲」をファンに投票してもらって、その上位10曲を演奏してくれました。
あのライヴ、めっちゃ良かったんですよね。

そのTOP10に入った曲、皆さん覚えてるでしょうか？

1位　夢みたあとで
2位　夏の幻
3位　忘れ咲き
4位　call my name
5位　in little time　
6位　Last love song　
7位　夕立の庭　
8位　Jewel Fish
9位　トランス・トラップ
10位 空色の猫

見事に古い曲ばかり。
最近の曲は1曲も入ってません。
一番新しいもので、2005年かな。
「ライヴで聴きたい曲」というアンケートのせいもあるでしょうが、1曲や2曲は最近の曲が入っていても可笑しくない筈なのに。
と言う事は、やはりファンが求めるのは、初期の頃の曲って事なんじゃないかと。

大阪第2部の終わり頃、MCで七さんが言った言葉。

「今回BEST10に入った曲は昔の曲がほとんどで、最近の曲は入ってないんですよね。だから今後は、ここに入って来れるような曲を作って行きたいです」。

でも、実際に出来上がってきたアルバムは、以前のGARNETとは違うものだった…。
きっともう、以前のような曲は作れないんでしょう。

昔とは環境も大きく変わってます。
今のGIZAは、GARNET以外メジャーなアーティストは居ない。
当然、GARNETへの負担も大きくなる。
アルバムをじっくり作り込む余裕も与えられなかっただろうし。
でも、リリースはして行かなければならない。
それで以前の曲を作ろうと思っても無理な話し。

その中で、あのアンケート結果。
もしかしたら、私達ファンが解散を決意させてしまったのかもしれない。

少なくとも、あのアンケートの結果を見て、七さんはあのように感じたのですから。

私はそれが一番大きな理由ではないかと思ってます。



昔のような曲が作れないのには、もう一つ思い当たる事が。


先日のライヴで強く感じた事ですが、ゆりっぺの声の問題。

ライヴ2日目というのもあったかもしれませんが、高い声が出ない。
ゆりっぺの大きな特徴だったファルセットも殆ど無かったし。
昔の曲も何曲か歌ってくれましたが、めっちゃキーを下げてありました。
以前のライヴでも、あそこまで下げてなかったのに。

今度のアルバム、全体的に音域の低い曲が多いですよね。
その辺からも、やはり声的な問題があるんじゃないかと。

最近、Holyや夢みたあとでを歌わないのも、もしかしたらそのせいかもしれません。



もちろん、他にも私達には分からない理由が色々あるとは思います。

でも、大きな要因は、「もう昔のような曲は作れない」＝「全てを出しきった」。

そのきっかけを作ったのは、私達ファンなのかもしれません。