日刊ゲンダイ訪朝拉致問題記事─ Dailymail Businessより ─────────────────────────■ 訪朝評価7割の世論とそれを無視侮蔑するモノ言わぬもう一つの世論 ■ 大新聞の調査に電話で答えたわずか1000人の回答に、甚だしい落差を ■ 感じているはるかに多数の異論を抹殺するこの国の危険な風潮に警告 ■ マトモな調査なら小泉批判が8割を超すはず ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------------ それを良かったという北朝鮮の人質ビジネスを容認するかつて人質になった 日本人の自己責任を追及した同じ精神風土の異常な国家意識はもうウンザリ 銀行の不良債権処理が終わったかのような報道も、景気が回復しているかの 報道も何も疑わないこの国のお人好しの庶民に向けて戦前と同じ大本営発表を たれ流し続けている大新聞TVの真相隠し政権PRの報道を信じてはダメだ ------------------------------------------------------------------------ マスコミの世論調査で小泉訪朝を支持する人が約7割もいたことで、官邸はホッと しているらしい。 しかし、これが本当に「国民の声」なのか。横田滋さんは「最悪の結果」と嘆いて いたが、7割支持はどう考えたって「出来過ぎ」だ。「評価する」「どちらかと言え ば評価する」が67%に達した朝日の場合、サンプルは1018人。調査は電話で訪 朝の翌日に行われた。 あれだけ蓮池さん、地村さんと子供たちの再会映像が繰り返し放映されれば、誰だ って「まあよかったか」ということになる。小泉政権を喜ばせ、図に乗らせるための “やらせ”みたいな調査じゃないか。 もし、マスコミが首脳会談の中身を詳しく報じ、もっと多くのサンプルを取ってい れば、どうなっていたのか。 首脳会談の中身からして、支持と不支持が逆転したっておかしくないのだ。政治評 論家の本澤二郎氏が言う。 「今回の小泉訪朝の実態を国民がきちんと知らされていれば、8割が『評価できない』 と答えていたと思います。それほど、惨めな外交でした。訪朝の狙いが年金未納問題 隠しと知っていた金正日総書記はハナからバカにして、まともに交渉しようとしなか った。だから、小泉首相の空港出迎えに局長級の木っ端役人を行かせ、首脳会談はた った90分で一方的に打ち切り、終了。小泉首相に直立不動で金正日を見送らせるよ うな非礼を行ったのです」 これには“身内”の中川昭一経済産業相でさえ「首相の権威が損なわれた」とカミ ついていた。 首相がこのザマだから、首脳会談の成果も予想された家族5人の帰国以外なし。安 否不明の10人についても、よくよく聞いてみたら、金正日は「解決済み」と言い、 さすがに小泉が食ってかかったので「もう一度調査する」と渋々言っただけ。どっち が加害者なのか、というやりとりだ。 首相が2回もノコノコ出て行って、この結末はない。それを国民の7割が支持なん て、へそが茶をわかすのである。 ◆ マトモな意見が排除され、物言えぬ恐怖 ◆ しかし、官邸は世論調査の数字に上機嫌で、ハシャいでいる。屈辱的な90分間の 首脳会談の中身が漏れてきても、平気の平左。「今後、蓮池さん、地村さんの子供た ちの映像が流れれば、一般国民はついてくる。家族だんらんの絵を撮らせれば、もっ と支持率は上がる」(永田町関係者)と踏んでいる。今週末から来週にかけては曽我 ひとみさんと家族の再会も予定されていて、こちらも「お涙ちょうだい」に仕立てる つもりだ。その後、小泉首相がブッシュ大統領に恩赦を直談判すれば、「またまた支 持率アップ」とソロバンをはじいている。 →もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込 ────────────────────────────────────── ■ 《拉致被害者支援》いくらかかっているのか ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------ 5年間の生活費、家賃補助、日本語教育、通訳代… 政府の長年の“不作為”のツケは大きい ------------------------------------------------ 子供たちが帰国した。拉致被害者には国と自治体が自立支援を行っている。20年 以上、拉致事件を放置した政府の無作為のツケは“ウン億円”に達する。 ☆ まずは国の支出だ。昨年1月に施行された「拉致被害者支援法」に基づいて、被害 者・家族が1人の場合は月17万円。2人で月24万円。3人目からは1人につき月 3万円が加算されて支給される。5人家族の地村さん一家には月33万円、4人家族 の蓮池さん一家は月30万円、曽我さんは17万円となっている。 この給付金は申請して5年間とされているが、永住する意思決定をするまでは「滞 在支援金」として、期限なしで支給されるという。 これに各地方自治体の「自立支援プログラム」が加わる。地村さん一家が住む福井 県小浜市では5カ年計画をまとめている。 「日本語教師や精神科医などからなる支援チームで、言語指導や生活アドバイスに努 めます。予算は内閣府支援室から年間1445万円の委託金を頂きました。地村さん 一家には、手狭な3DKの県職員住宅から、2階建て6Kの民間の一戸建て住宅に移 ってもらい、その家賃を補助しています」(小浜市関係者) 新潟県柏崎市の蓮池さん一家にも同様のプロジェクトが適用されている。 「自宅で3カ月の日本語学習のあと子供たちが専門分野の学習を望んだ場合は、新潟 大や新潟産業大への入学も視野に入れています。すでに5校から受け入れ可能の打診 を受けています。また、自動車運転免許の取得支援も検討しています。子供たちの外 出時には、県から通訳が派遣される予定です」(柏崎市役所) ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ 大新聞TVの大本営発表たれ流し報道に重大な疑惑 ■ 小泉訪朝、銀行の不良債権処理、景気の回復 ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------------ それらの見せかけをデカデカ報道し裏側にある重大な問題は片隅の解説記事で それとなくほのめかすだけの欧米先進国のマスコミと余りにも違い過ぎる 権力ベッタリのこの国の大マスコミの無責任・腐敗・堕落に識者が怒りの声 ------------------------------------------------------------------------ テレビの映像ひとつで世論が左右される。これも小泉パフォーマンスの“成果”だ ろうが、これほど危険なことはない。出たとこ勝負の大バクチ。北朝鮮再訪問は、2 5万トンのコメと引き換えにすでに帰国が決まっていた拉致被害者の子供5人を連れ て帰ってきただけのメッセンジャー外交だった。ところが5人の子供が羽田空港に降 り立ち両親が待つホテルに向かうテレビ映像で、小泉の失態はすべてチャラ。「小泉 さん、よく連れ帰ってくれた」で、24日(月)に発表された各紙の世論調査では7 割近くが「評価する」という結果だ。 それまでは多少批判的なことも言っていたテレビも、今では世論を気にして「お帰 りなさい子供たち」一色である。 国民は政治家の言動に直に接することはできない。大新聞・TVを通じて知るしか ないのだが、そのマスコミが間違った報道、とりわけ無批判な情報ばかりを流したと したらどうなるのか。権力者がニンマリするだけである。 朝日新聞記者から鎌倉市長になり、現在はインターネット新聞「JANJAN」編 集長の竹内謙氏が言う。 「まさに小泉ワイドショー内閣の思うツボです。政策とか将来展望などは二の次で、 派手なものばかりが報じられる。マスコミのほうも批判力がなくなり、小泉首相の詐 術に乗せられて表面的なことしか伝えないのです」 新聞でも問題点を指摘する解説記事は載っているが、紙面の隅っこに追いやられて いるから、忙しいサラリーマンは見落としてしまう。結局、批判記事は新聞の“アリ バイ”か“お飾り”でしかない。そんな大本営発表報道の裏に隠された重大問題をあ らためて指摘してみる。 ◆ マスコミが及び腰の訪朝の問題点 ◆ 小泉は再訪朝に「百点満点だ!」と自賛しているらしいが、このお調子者に中曽根 康弘・元首相はこんな苦言を呈している。 「未解決の問題は多く、時間がたてば別の評価が出てくるのではないか」 しかし、これは望み薄だ。訪朝当夜と翌日、小泉批判の急先鋒だった拉致議連の平 沼赳夫会長も世論調査が出ると一挙にトーンダウン。「小泉さんは拉致問題に風穴を 開けた」とホメ始めた。また、小泉に「プライドはないのか」と迫った拉致被害者の 家族会には、心ない非難メールや電話が殺到して口を封じられてしまった。今後、小 泉ヨイショのマスコミが問題点をえぐるようなことはあり得ないだろう。 →もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込みください。 かんたん!クレジット決済で申し込む http://www.ngendai.com/digest/subscribe/ その他の決済で申し込む http://www.ngendai.com/pay/index.html ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ 思わず目を疑う「首相訪朝評価60%超」 ■ それなのに「拉致」「核」解決に7割が否定的という ■ 支離滅裂な大新聞の世論調査結果 ■ そこまでデタラメ内閣のテコ入れをするのかと呆れた声 ────────────────────────────────────── ---------------------------------------------------- 5人の子供を連れ帰った小泉流のヤラセに、 またダマされたらしいお人好しの庶民。そして 怪しい数字をたれ流すだけの大マスコミの世論操作疑惑 放置すれば自壊する独裁政権を延命させた今回の訪朝の 見え透いた意図を知りながら重大事のように報じている 大新聞TVの小泉内閣支持率上昇の数字は本当なのか ---------------------------------------------------- 「ご批判は甘んじて受ける。全責任は私にあります」 訪朝から帰国後、拉致被害者の「家族会」から罵声を浴び、つるし上げられた小泉 首相は、焦った表情でこう声を振り絞るのが精いっぱいだった。 だが、それから1日たった23日夜には、超ご機嫌だったという。報道機関の世論 調査が出そろい、いずれも数字がハネ上がったからだ。 それにしても驚かされた。大新聞が緊急調査した「小泉訪朝」の判定は「評価する 67%」(朝日)、「62%」(毎日)、「63%」(読売)と、目を疑う数字が並 んだ。年金未納続出スキャンダルで5ポイント以上下がっていた内閣支持率も、朝日 にいたっては「訪朝」で9ポイント上昇だ。 「あの程度の成果だったら、オレが行ってもやれた」(平沼前経産相)と言わしめた 小泉訪朝。一体どこが評価できるのか。各紙の世論調査を詳しく見ると、7割が「拉 致問題の解決不十分」「核問題は解決に向かわない」「人道支援を評価しない」と答 えている。それなのに、小泉訪朝を評価し、内閣支持率がハネ上がっているのだから、 本当に奇怪というか、支離滅裂だ。 「今回の訪朝は、ちょっと冷静に考えれば分かるように、大失敗です。第一に、5人 の子供だけの帰国なら首相特使クラスが行ってもやれたことだったのに、最終カード である首相自身がしゃしゃり出て、手の内を全部見せてしまった。その結果、相手に 足元を見られ、軽くあしらわれた。空港での出迎え方や、片手による握手、『また機 会があったら会いましょう』という金正日の言葉は外交的にまったく非礼です。格下 に扱われることに甘んじた小泉は、今後、より多くの土産=経済支援を持っていかな いと、金正日に会えないし、拉致被害者を取り戻すことも不可能になってしまった。 この点を日本の大マスコミがキッチリ伝えないから、国民は『子供5人が帰ってき たんだから、ま、いいか』となってしまうんです」(評論家・岡本愛彦氏) 日本は、本当におめでたい人ばかりの国だ。 ◆ 「年金未納」目くらましの悪辣、なぜ指摘しない ◆ こんな国民やマスコミが相手なのだから、小泉首相もラクなものだ。 大新聞・TVは、さも首相が政治生命をかけて訪朝を突然決断したかのように報じ ているが、今回の訪朝は、すべて打ち合わせ通りだ。訪朝のスケジュールだって“作 為的”に選ばれた。 ────────────────────────────────────── ■ 米国はカンカン 金正日のワナにはまった小泉外交 ────────────────────────────────────── ▼ ジェンキンス氏への「保証発言」も大問題 ▼ 小泉パフォーマンス首相の屈辱的な訪朝は、日米関係にも重大影響を及ぼすことに なりそうだ。 なにしろ、小泉大ボラ首相は曽我ひとみさんの亭主の元脱走米兵、ジェンキンス氏 に「(来日すれば)身の安全は保証する」と念書まで書いて見せてしまった。 米国はジェンキンス氏については「日本に来れば訴追されるだろう」(ベーカー駐 日米大使)と言い、ジェンキンス氏が犯した脱走、利敵行為は重罪と警告してきた。 それなのに、小泉首相は何を根拠に「保証する」なんて言ったのか。 「米国政府は小泉首相の軽はずみな言動にカンカンですよ。米国ではイラク戦争の脱 走兵が大問題になっている。交代で一時帰国した後、軍隊に戻らないのが1000人 単位でいるんです。そんな状況で、ジェンキンス氏の恩赦をおおっぴらにできるわけ がない。でも、この問題を放置すれば、米国が非人道的のように見られ、日米関係は ギクシャクする。双方にとってロクなことにならないんです。米国政府関係者の中に は『日米関係にクサビを打ち込むために金正日が仕掛けたワナだったんじゃないか』 と指摘する幹部もいるくらいです」(米国在住ジャーナリスト) ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ 暴挙とまで酷評されている小泉訪朝の結末 ■ 参院選事前運動ミエミエの小泉訪朝の結末に「政治責任追及」の厳しい声 ■ 巨額の国費を使って一体何をやっているのか ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------ 取られるものはしっかり取られて何もかも軽くあしらわれた 屈辱の交渉をやっている軽薄男をいつまでも首相にしておいていいのか 何の進展もなくコメ25万トン、医薬品1000万ドルの取引と 敵対政策をやめろとクギを刺された小泉訪朝疑惑の結果 ------------------------------------------------------------------ 「予想した中で最悪の結果だ」――拉致被害者の家族会会長・横田滋さんのこの言葉 に小泉再訪朝のすべてが言い尽くされている。人気取りのために平壌に乗り込んだも のの、「来るなら会ってやろうか」という不遜な金正日に翻弄されっぱなし。北朝鮮 のシナリオ通りに空証文同様の平壌共同宣言をタテに「経済制裁もしません」と言わ され、莫大な経済援助をふんだくられたのだ。ほっておけば自壊確実の金正日政権に 延命の手を差し伸べた小泉訪朝は拉致被害者だけでなく国民全体への背信だ。 巨額な国費を使った小泉外交の真相と疑惑の結果を検証する。 * * * * * ▼ 歴史に残る屈辱外交 小泉訪朝の惨憺たる結末 ▼ -------------------------------------- いいようにあしらわれた拉致問題の解決 -------------------------------------- 小泉訪朝はノッケからナメられっぱなしだった。平壌空港で小泉を出迎えたのは非 礼にも金永日・外務次官という下っ端官僚。2年前の訪朝では国家ナンバー2の金永 南・最高人民会議常任委員長がタラップ下で待機していたのに、今回ははるかに格下 を出してきたのだ。 会談場所の大同江迎賓館でも小泉一行は一列に並ばされて金正日を出迎え、会談後 は小泉が19秒間にわたって見送るというアベコベである。おまけに別れ際に金正日 から「今回が無駄足にならないように」と言われ「頑張ります」と答えている。まる で宗主国に朝見する属国である。 小泉の訪朝の中身は“出たとこ勝負のバクチ外交”だった。「オレが乗り込めば何 とかなる」と安易に考えていたのだ。 「訪朝前、小泉周辺はさかんに楽観論を流し『拉致被害者の家族だけでなく不明者も 連れて帰る。姿を現すのは2ケタだ』と言っていました。小泉本人も、心配する森喜 朗、中川秀直に敬礼しながら『任せてください』とおどけたと言います」(官邸事情 通) 盟友の山崎拓も訪朝当日朝、地元のソフトボール大会で「8人が帰ってくるのは確 実だ」と言って大恥をかいている。バクチ訪朝を象徴するのが曽我ひとみさんの夫・ ジェンキンス氏と娘2人の来日拒否だ。 →もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込みください。 かんたん!クレジット決済で申し込む http://www.ngendai.com/digest/subscribe/ その他の決済で申し込む http://www.ngendai.com/pay/index.html ────────────────────────────────────── ■ ア然 小泉支持率、急回復(3大紙世論調査) ────────────────────────────────────── ◆ 訪朝パフォーマンスは大成功 ◆ 小泉首相の再訪朝について大手新聞が23日に実施した世論調査(電話方式)には ア然だ。家族会や専門家が厳しい評価を下しているにもかかわらず、「評価する」と の回答が60%以上に達しているからだ。 朝日、毎日、読売で小泉訪朝を「評価する」と答えたのは、それぞれ67%、62%、 63%。「評価しない」(同31%、32%、33%)を大幅に上回った。年金未納 問題で4割台に落ち込んでいた内閣支持率も朝日54%、毎日58%、読売54.5% と軒並み上昇。 政府もこの数字にはビックリで、毎日新聞に対して「これほど上がるとは思わなか ったので驚いている」(細田官房長官)と答えている。 なぜ、こんな世論調査結果になったのか。前レバノン大使の天木直人氏はこうみて いる。 ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ 小泉訪朝をバカ騒ぎしている大新聞・TVに警告 ■ 巨額の税金を使って参院選の事前運動ミエミエ ────────────────────────────────────── ---------------------------------------------------------- 拉致家族の帰国問題より小泉訪朝の 浅ましく卑しい意図と狙いをなぜ追及しないのか、 これほど屈辱的な土下座外交は日本の歴史始まって以来初めて ---------------------------------------------------------- きのう(21日)の夜からきょうにかけて、大新聞・TVはもう、小泉首相の訪朝 一色だ。 蓮池薫さんら拉致被害者はきのう、上京し、東京で家族の来日を待つ。大新聞・T Vは「絶対会えると信じている」(地村富貴恵さん)などというコメントを紹介、 「期待と緊張」とあおっていた。 きょうも早朝から政府専用機で飛び立つ首相を生中継。6時前に行われたぶら下が りの会見も速報して、首相の訪朝を盛り上げている。 「狂騒曲はきょういっぱい続き、明日以降も訪朝一色になりそうです。各TV局は午 前11時から始まる日朝首脳会談を報じ、その後、夕方に予定されている小泉首相の 会見を生中継する。拉致被害者の家族は夜9時過ぎに羽田に帰ってくる予定ですが、 もちろん実況中継。特番に切り替えるTV局もある。国民はウンザリするほど、拉致 関係の映像を見せられることになりそうです」(テレビ関係者) こうしたマスコミの洪水のような報道に、小泉首相は「シメシメ」と舌を出してい るのではないか。 今度の小泉訪朝は拉致被害者のためでも何でもなくて、政治的保身を最優先したパ フォーマンス以外の何物でもないからだ。 大マスコミだって、そんなことは分かっているのに小泉官邸に協力し、一緒になっ てバカ騒ぎだからイヤになる。 訪朝実況中継もいいが、その前に、大マスコミが報じなければならないことは山の ようにあるのである。 ▼ 官邸の言論弾圧で情けないマスコミは総崩れ ▼ 5月に入って唐突に決まった首相訪朝の裏には、浅ましく卑しい思惑が見え隠れす る。 まず、国民が怒り心頭に発している年金未納疑惑隠しである。狡猾な首相官邸は、 訪朝を発表した数時間後に首相自身の年金未納を明らかにした。首相の年金未納は大 騒ぎになるはずだったのに、訪朝を控えている手前、首相官邸ににらまれたくない大 マスコミは完全に腰が引けた報道になってしまった。 「これぞ、官邸の狙いだったんです。大新聞・TVにとって重大なのは、訪朝で特ダ ネを抜かれないこと。そのためには首相官邸を怒らせたくない。だから、首相の年金 未納はウヤムヤになってしまった。本当にこの政権は浅ましいし、シタタカですよ」 (官邸番記者) ────────────────────────────────────── ■ 北朝鮮から帰国 子供7人日本での不安 ────────────────────────────────────── ---------------------------------------- 「引きこもらないか…」と蓮池さんも懸念 ---------------------------------------- 「子供たちは日本の生活になじめるだろうか」――。政府関係者の中でこんな懸念が 出ている。蓮池薫さんも「引きこもるようなことにならないか心配」と不安を漏らし ている。実際、子供たちが日本で普通に生活していくためにはいくつもの“壁”があ る。 ▼ 反日教育 ▼ 拉致被害者の子供たち7人は現在、16~22歳。北朝鮮で生まれ育ち、幼い頃か ら「反日教育」を徹底的にたたき込まれてきた。それが突然“日本で暮らせ”と言わ れても、日本や日本人を素直に受け入れるのは簡単じゃない。 「子供たちは“抗日の歴史”を義務教育から教え込まれ、金正日の神格化も行われて います。青年期まで日本で教育を受けた親たちとは、条件が違います。すんなり日本 社会に適応するのは困難でしょう」(東大名誉教授の和田春樹氏=北朝鮮史) ▼ 日常生活、仕事、言葉 ▼ 北朝鮮とは買い物の仕方や郵便の出し方まで違う。言葉の壁もある。決定的なのは、 社会主義の北朝鮮とは労働に対する考えが違うことだ。拉致被害者が住む自治体(新 潟県、福井県)は、「ノーワーク、ノーペイ」の原則から教えるという。 ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ なぜ小泉はノコノコ出かけていくのか ■ 相手が北朝鮮という国だから仕方がないという政府寄り評論家たちの ■ 土下座外交への弁解はヒドイものだ。全く許せない ■ 政権維持が目的の小泉北朝鮮訪問はこの国の終わりの始まり ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------------ 世界の外交の常識では首脳は交互に訪問するのが 当然のルールだが小泉は金正日にひれ伏し、 国益とは何の関係もない拉致家族を連れ帰るために 北朝鮮へ出かけていくという屈辱に、なぜ日本の国民は黙っているのか ------------------------------------------------------------------ 「選挙目当て」と「大バクチ」――。あす(22日)早朝、平壌に飛ぶ小泉首相の訪 朝目的はこの2つに尽きる。 首相官邸はマスコミを使って盛んに“訪朝の成果”を前宣伝中だ。「拉致被害者の 家族、22日帰国で調整」とか「首相と帰国を想定」とか。さらに「家族の専用機と して予備の政府専用機を一緒に飛ばし」といった調子で、小泉が8人の被害者家族の 帰国に熱心に取り組んでいるかのような報道ぶりだ。 しかし、小泉の家族帰国の動きはニワカ仕立てで、これまで執念を持って取り組ん できたわけではない。02年秋の平壌首脳会談で、拉致被害者5人が帰国後、日朝関 係は完全に膠着状態。それと同時にアキっぽい小泉首相の関心は薄れていった。その 証拠に蓮池夫妻ら被害者と会ったのは帰国から7カ月後の昨年5月。面会時間わずか 15分の間に「で、何年間向こうにいたんだっけ」とノー天気で失礼な質問をしてい る。 ▼ 「参院選までに8人の家族を帰したい」 ▼ そんな小泉が突然、日朝問題に熱心になったのはなぜか。毎日新聞(20日付)が 「首相再訪朝の舞台裏」と題して水面下での“小泉の野望”を活写している。 それによると小泉は2月下旬、山崎拓にこう話したという。 「拓さん、参院選までに8人の家族を日本に帰したいんだよ」 早速、山拓は“小泉密使”として動いた。4月初めに、山崎派入りした平沢勝栄と 中国・大連で北朝鮮の担当者と会い、「政府高官を家族の出迎えに向かわせる。国交 正常化は小泉政権の間にやりましょう」と持ちかけている。北朝鮮にとって国交正常 化=経済援助だから、すぐに乗ってきて日朝協議が再開。小泉の腹心・飯島勲秘書官 が別ルートで北朝鮮と接触する一方、5月4日に外務省の田中均外務審議官が北朝鮮 担当者に「家族が帰国するなら小泉再訪朝の用意がある」と打診して、バタバタと平 壌再訪問が決まったのである。 ポイントは小泉の「参院選前に8人帰国」という発言だ。これですべてが動き出し たということ。いかにもパフォーマンス好きの小泉が考えそうなことである。 拉致被害者や家族のためではない。すべては自分の政権維持のための北朝鮮再訪問 なのである。 ▼ 再び北朝鮮にノコノコと出かける愚 ▼ 「8人を帰すなら何でも言うことを聞きます」 そんな訪朝だから、小泉は金正日にすっかり足元を見られている。だいたい小泉が 北朝鮮に行くこと自体がなめられている。世界の外交上の慣習は「相互訪問」。一方 の首脳が訪問したら次回は相手国の首脳が出かけるというルールだが、金正日は日本 に来ないばかりか、小泉はハナっから「こちらから出向きます」というのだから腰が 引けている。しかも金正日が来ない理由がふるっている。 ─ Dailymail Businessより ───────────────────────── ■ 問題の焦点がなぜそこに移されているのかご存じですか ■ 北朝鮮の金正日と小泉首相の外交交渉が拉致被害家族の帰国や ■ 生死不明者10名などの話題に専ら集中しているが、 ■ それは自民党小泉政権の参院選向け大宣伝という悪辣きわまる愚民政治 ■ その結末は恐らくこうなる ────────────────────────────────────── ------------------------------------------------------------ 日を追って激しくなる拉致家族5人や帰国拒否の ジェンキンス氏をめぐる政府とマスコミ共謀のチンドン屋 報道の悪質な狙いにだまされているお人好しなこの国の庶民 冷血な小泉首相の家族帰国パフォーマンスにまんまとだまされた 庶民の内閣支持率急増の揚げ句の果てに年金保険料値上げ、 消費税上げ、インフレ突入という生活苦の地獄が待ち受けて いるのに、悪辣政治を支持している大部分のサラリーマン・ 庶民のバカらしさ。いい加減に目を覚まさないと大変だ ------------------------------------------------------------ 小泉首相は先月22日以来の報道ぶりに忍び笑いをしているはずだ。新聞・TVで は連日、帰国した拉致被害者の子供5人の様子を微に入り細をうがって伝え、曽我ひ とみさんとジェンキンスさんがどこで会うのかと、報道陣は中山参与に金魚のフンの ようにつきまとっている。 実はさしたる成果もなかった小泉訪朝が、あたかも大変なことをしてきたように見 えるのは巧妙なマスコミ操作である。 訪朝の夜に小泉首相が家族会に突き上げられた一件も官邸の仕掛けだった。報道関 係者が言う。 「当初、マスコミには『取材は説明会の最初だけ』と通告されましたが、直前になっ て『すべてOK』となった。その結果、家族会メンバーが口々に追及し、『あなたは プライドはないのか』と詰問されて、小泉首相が神妙に頭を垂れる映像が全国に流れ たのです。そのため『小泉さんにそこまで言うのはかわいそう』『誰のおかげで子供 5人が帰ってきたのか』と家族会への風当たりが強くなった。今にして思えばこれも 情報操作だったのです」 マスコミは小泉をカネやタイコではやしたてる役割を担った、まるでパチンコ屋の 前でドンチャカやっているチンドン屋みたいなものだ。 おかげで各マスコミの世論調査では65%以上の人が「小泉訪朝を評価する」と答 え、内閣支持率も58%(毎日)と10ポイント近くアップしている。小泉が「して やったり」の結果なのである。 ◆ 専門家はボロクソ評価の小泉訪朝 ◆ 実際、少しでも外交の何たるかを知っている人からみれば小泉訪朝は噴飯ものの大 失敗だ。日本の内政・外交を見続けてきたジェラルド・カーチス米コロンビア大学教 授は朝日新聞紙上で「小泉訪朝は謎だらけ」と5つの疑問を書いている。(1)準備 が整わないのに急いだ(2)子供の帰国は訪朝目的ではなく前提条件にすべきだった (3)米国の確約を取らずにジェンキンスに「私が保証する」と言った(4)10人 の安否情報を厳しく交渉しなかった(5)北朝鮮の独裁者と話す貴重な機会に核やミ サイルの話をしなかった――。 つまりは、子供5人の帰国以外は全部ダメということだ。 また中曽根元首相は、「外交4原則」の(1)実力以上のことはやらない(2)カ ケで外交はやらない(3)内政と外交を混交してはならない(4)世界の時流に乗ら なければならない――を挙げて、「時間がたてば別の評価が出てくるのではないか」 と高い支持に水を差している。 その他、「家族の帰国に偏りすぎた」(後藤田正晴元副総理)、「曽我さんの問題 を、どうして事前に詰めてやらなかったのか」(野中広務元幹事長)などの意見が続 出。あの田中真紀子まで「相手は拉致解決を小出しにして、その都度、日本から膨大 な対価を引き出せると学んだに違いない」と批判している。 →もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込みください。 かんたん!クレジット決済で申し込む http://www.ngendai.com/digest/subscribe/ その他の決済で申し込む http://www.ngendai.com/pay/index.html ────────────────────────────────────── ■ 「北京は嫌」で振り出しに 曽我さんの家族再会でドタバタ ────────────────────────────────────── ▼ 本人不在の官邸と自民党のメンツ争いが原因!? ▼ 曽我ひとみさんと北朝鮮に残された家族との再会場所をめぐり、ドタバタが続いて いる。 30日に杉浦正健官房副長官と中山恭子内閣官房参与が曽我さんと会い、いったん は「北京」の流れがつくられた。だが31日になって曽我さんが「できれば北京以外 で再会したい」とコメントを出し、振り出しに戻ってしまった。なぜこんなにモメる のか。 「北京での再会は金正日総書記と小泉首相との会談で持ち出し、中国も受け入れを表 明している。北朝鮮と中国の機嫌を損ねたくない官邸が、北京を既成事実化しようと して動いたのです。しかし、曽我さんは北朝鮮の影響が強い中国を嫌がっていた。小 泉再訪朝ではカヤの外に置かれ、官邸のやり方を快く思っていなかった中山内閣参与 や自民党の安倍幹事長が、北京をつぶしにかかったのです」(外務省関係者) 曽我さんが中国を嫌がるのは当然だ。北京の北朝鮮大使館はロシアに次ぐ規模の人 数がいる。留学生もビジネスマンも多い。中国の携帯電話は電源を切っても電波を発 信し、居場所をすぐに知られてしまう。 ────────────────────────────────────── ■ 「ネットには“小泉レイプ裁判”の字が躍っている」 ■ 国会でも問題になった 首相の「過去」を取り上げた損害賠償訴訟の中身 ────────────────────────────────────── ▼ 官邸は「私人の問題」で逃げているが… ▼ まさに前代未聞ではないか。きのう(10日)の参院有事法制特別委で、質問に立 った民主党の斎藤勁氏が「インターネットでは、“小泉レイプ裁判”という文字が躍 っている」と切り出した。 小泉首相が過去にレイプ事件を犯したとする疑惑を取り上げた損害賠償裁判につい て言及したのだ。 斎藤氏は「一国のリーダーが損害賠償請求されたら、ただちに国民に事情を説明す るのが官邸のありようではないか」と迫ったが、山崎正昭官房副長官は「訴訟につい ては、総理が個人で対応している。私人同士の訴訟について官邸はコメントする立場 にない」と答弁。「名誉棄損で訴えるつもりはないのか」とたたみかけられたが、 「何度お聞きになっても私人同士の問題」で逃げてしまった。 問題の裁判は今年3月、都内の男性が東京地裁に起こしたもの。訴状は、マスコミ 報道を論拠に首相の“レイプ疑惑”を指摘。「首相の地位にありながら(中略)日本 国民である原告に、計りがたい屈辱と苦悩を与えた」(訴状)とし、精神的損害への 慰謝料に100万円を請求している。 →もっと詳しくご覧になりたいお客様は、こちらから有料版をお申し込みください。 かんたん!クレジット決済で申し込む http://www.ngendai.com/digest/subscribe/ その他の決済で申し込む http://www.ngendai.com/pay/index.html |