2008/05/15(木)10:29
「予知夢」 東野圭吾
深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。
<感想> ★★☆☆☆
東野圭吾さんの探偵ガリレオシリーズ二作目です。
前作では天才物理学者・湯川のキャラクターに引き込まれましたが、
さすがに二作目になるとマンネリ気味になりますね。
あくまで好みの問題ですが、トリックを描くための小説はあまり好きでは
ありません。 謎に対して整合性は取れると思いますが、それに終始す
るとストーリー(ドラマ)がおざなりになってしまいます。 本書に関しては
その傾向が強いように思います。 表題作に関してはもう少し肉付けして
長編にすれば、それなりに楽しめると思うんですが・・・
とはいえ、文章も読みやすいし連作短編なので通勤電車の中で読むの
には最適かもしれません。
次はいよいよ直木賞作品の『容疑者Xの献身』に!!
って、いまさらですね(汗)