きたあかり カフェ

2012/02/18(土)10:03

閉山から39年目の冬  旧足尾町 間藤篇

ぶらりの生活(20)

わたらせ渓谷鉄道 posted by (C)きたあかり 2月某日。 栃木県の足尾に行ってきました。 J桐生駅からわたらせ渓谷鉄道に乗って、揺られること一時間半。 終点の間藤に着きます。 1895年頃の足尾鉱山 栃木県の足尾町はかつて銅の生産で栄えた町です。ピーク時(大正5年・1916)の人口は38,000人。そのうち22,000人が銅山関係者でした。 当時の年間生産量は約6000トン。 それは国内生産量の40%に当たります。 日本はもちろんアジア全体でも最大の規模を誇っていました。 その後「足尾鉱毒事件」などを経て、昭和48年(1973)に操業停止。 現在の人口はピーク時の10分の一の3,000人にまで減少。 深刻な過疎化が問題となっています。 写真の出典は三省堂「画報日本近代の歴史5」 間藤1 posted by (C)きたあかり かつての鉱山住宅。 現在は倉庫として使われているようです。 精錬所3 posted by (C)きたあかり 旧精錬所。 中は立ち入り禁止となっています。 煙突2 posted by (C)きたあかり 旧精錬所の煙突。  もう、ここから煙が出ることはありません。 トンネル2 posted by (C)きたあかり 操業時、現在の終点(間藤)から精錬所内まで延びていた旧足尾線の廃線部分。 トンネルと腕木式信号。 間藤4 posted by (C)きたあかり 閉山から39年。 かつて、日本の近代を支えたレールは閑かに朽ちていきます。    間藤3 posted by (C)きたあかり間藤2 posted by (C)きたあかり 間藤5 posted by (C)きたあかり    トンネル4 posted by (C)きたあかり 足尾篇に続きます。

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