来季の巻き返しに向け、先発が最大の補強ポイントである。評価していただいた」と語っていた。今季は和田(オリオールズ)、杉内、ホールトン(いずれも巨人)の三本柱が抜けて苦しい戦いを強いられた。3位でCSに進出したが、ファイナルSでは日本ハムに3連敗。寺原は同日、神戸市内で行われた秋季練習に参加し「気持ちは固まりつつあります」と心境を語った。
故障者特例措置により、国内フリーエージェント(FA)権を取得見込みのオリックス・寺原隼人投手(29)がFA宣言し、古巣のソフトバンクに移籍することが22日、決定的となった。だが、横浜(現DeNA)からトレードで移籍した昨季はチーム最多の12勝をマーク。通算55勝右腕に対し、球団は16日に初交渉を行い、2年総額2億円を提示。寺原は今季、腰痛や右肘炎症など故障続きで16試合の登板にとどまり、6勝8敗、防御率3・92だった。森脇新監督からも直接会談で残留を要請され、寺原は「絶対に残ってほしいと言っていただいた。
ソフトバンクも寺原獲得に向け、既に調査を開始している。球団の誠意には感謝しているものの、それ以上に古巣のソフトバンクへの愛着が上回ったようだ。2年連続日本一の夢は途絶えた。FA宣言すれば争奪戦に発展する可能性もあるが、相思相愛のソフトバンクで揺るぎそうにない。
明言こそ避けたものの、寺原の親しい関係者によると、既に移籍を視野にFA権を行使する意思を固めた。寺原がFA公示されるのは、24日。25日のドラフト会議後に球団側に意向を伝え、日本シリーズ終了後にFA宣言する。移籍先は古巣のソフトバンクが濃厚だ。
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Last updated
2012.10.23 14:26:30
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