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久恒啓一

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自宅と大学のある仙台の泉パークタウンの新しいマガジンにエッセイの連載をすることになった。
そろそろ、出回る頃かな。
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ひょんなことから犬を飼うことになった。
それまで住んでいた高森の住居では犬を飼うことはできなかったので、結局半年後には紫山の家を買う羽目に陥った。
12万円で買った犬のおかげで、人生で一番大きな買い物をしたことになる。
この犬は、動物嫌いだった私にも遠慮容赦なく飛びついてくる。早朝には散歩に連れて行かねばならない。最初はいやだったが、そのうち手を舐められるのにも慣れるようになってきた。私をのぞく家族はこの犬(「ちょこら」という名前)とキスまでしているのだが、私はそこまではまだ踏み切れないでいる。
よく見ると犬を連れて散歩をする人のいかに多いことか。いや、犬に連れられて、あるいは引きずられて散歩している人が多いといった方が実態かもしれない、、、、、。
よく見ると犬の種類(犬種)とその名前も様々である。個々の犬の顔つき、表情、体形、文様、吠え方、そして犬の人格(犬格とでもいうのだろうか、、、)などの多彩さにいつのまにか目を凝らすようになった。
犬のいる生活をすることになって、今までまったく知らなかった社交の世界が広がっていたことに驚いた。飼い主の職業や肩書きなどを気にしている人はいない。いつの間にか「ちょこらちゃんのパパ」と呼ばれて、私自身が犬の付属物のようになるという主客逆転の不思議な感覚を味わうことになった。今ではこの奇妙な肩書きも気に入っている。
私が仕事から帰宅すると、家族より先に、最愛の人と久しぶりに会うかのように、甘えた声を出して鼻を鳴らしてものすごい勢いで毎回突進してくる。その後しばらくはちょこらとの熱いコミュニケーションの時間となるのが今や日常のリズムである。居間でテレビを観ながら横たわっていると私の腕枕で寝ることを要求する。散歩の時、糞をすくっていると何か懐かしい匂いがする、、、、、。
飼い始めて2年ほどたった頃、娘から「お父さん、人間度がアップしたね!」と言われて苦笑したこともある。この調子で行くと私もいずれは、ちょこらとキスをするようになるかもしれないという悪い予感(?)もする。いや、新しい自分と出会う「楽しみ」とでも言おうか、、、、、、、、、、。
犬のいる生活も、もう6年になった。

















Last updated  2006/09/01 07:52:52 AM
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