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久恒啓一

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仙台駅正面からまっすぐに車で走り美しいケヤキ並木をくぐっていくと青葉山に出る。その一角にあるを仙台市博物館で「柳宗悦と東北の民芸」という企画展が開催されているので訪れてみた。柳宗悦(1889―1961年)自身が深く関わった宮城県民芸協会設立40周年の記念企画である。

年譜をみると1927年(昭和2年)の38歳の時に御大礼記念国産振興博覧会への出品物収集のために、河井寛次郎、濱田庄司と仙台、盛岡、青森、弘前、秋田、酒田を調査したのを皮切りに、1953年(昭和28年)の64歳の時にバーナード・リーチと東北を訪れるまで毎年東北地方を歩いている。

柳は36歳の時に河井、濱田と一緒に美術品に対して民衆的工芸すなわち民芸という新語を発明し、この分野を開拓していく。東北は民芸品の宝庫だった。堤、会津本郷、山形平清水、秋田楢岡などの焼き物のコーナーの展示の中に民芸の本質を示す言葉を見つけた。
「土地の材料で出来たものは色よく皆棄て難い味がある」(「現在の民芸」・1942年)。焼物のコーナーには、徳利、土瓶、飯櫃、鰊蜂、甕、片口などの民芸品が並べられている。それぞれ実用品なのだが、名も知れぬ職人や一般の庶民がつくった品物に不思議な魅力がある。

「編祖」のコーナーは編み物である。籠、蓑、笠などの民芸品が展示されている。
「染織」のコーナーには、帯、着物、前掛、仕事着、足袋などがあるが、特に刺子といって布を強くするために針で縫っているものは、実に美しい。
「金工」では、自在くぎ、馬具などの野鍛冶、山形や南部の鋳物、灰ならし、鉄瓶、あられ釜、飾り鞍などを見ることができる。
「木漆工」では、秋田川連、浄法寺、会津などでつくられた作品を見る。重箱、盆、片口、小針、椀、盃、文箱、箱、、、。

無名の庶民が日常生活のためにつくり出したこれらの用具は、ていねいな手仕事によって生みだされた。籠を眺めていて思い出したが、小学生のころ近所に籠職人がいてその手さばきにびっくりした記憶がかすかにある。柳が活躍した1950年代には各地にまだこのような手仕事の文化が残っていたのだろう。このような心のこもった手仕事の作品は、こういった空間に置かれると美術品の香りがする。

柳は東北地方の民芸運動の仲間たちと頻繁に手紙のやり取りをしている。その手紙が展示されている。民芸品の細かい特徴を伝える手紙もあった。

柳は37歳の時に日本民芸美術館設立趣旨書を書くが、10年後の47歳のとき東京駒場に日本民藝館を開館させ、初代館長に就任している。
東京麻布に生まれた柳は学習院高等科で学ぶが、このときの教師に鈴木大拙や西田幾多郎がいる。長命だった師の鈴木大拙が、柳が72歳で亡くなったときに書いた哀悼の言葉を読んだことがあるが、日本の美術界の大きな損失であると心から残念がったことを思い出した。

東北の厳しく長い冬は、手仕事の伝統を生み出した。女性たちが家族のために、寒さから守るために麻布の布目を一針一針刺して、丈夫で暖かい着物に変えていく刺子などの手仕事には感動を覚える。
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ついでに常設展の一部をみていく。
「五色水玉文様陣羽織」となずけられた伊達政宗が甲冑の上に羽織った陣羽織は、雀と竹で構成された伊達家の家紋と色鮮やかな水玉模様で実に華やかだった。
支倉常長の偉業を讃えた映像「支倉常長 光と影」も楽しんだ。











Last updated  2007/08/26 07:19:45 AM
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