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アポロ11号“疑惑”再燃
「払拭」へNASAが冊子 月面着陸の事実、個別に検証 産経新聞 2002.11.16 アポロ11号の月面着陸=写真(NASA)=は「冷戦下の宇宙開発でソ連に後れを取っていた米国のでっち上げだった」とする"疑惑"が米国などで急速に広がっており、米航空宇宙局(NASA)は着陸が事実であることを証明する冊子の出版を決めた。当時を知らない世代が増え、問い合わせが相次いでいるためという。世界中がテレビにくぎ付けになった「世紀の瞬間」から三十年あまり。「人類の歴史的偉業」の風化が進んでいるともいえそうだ。 アポロ11号は一九六九年七月、人類史上初めて月面に着陸。この模様は全世界に中継され、アームストロング船長らは月の石を持ち帰った。 しかし、「六一年に人類初の宇宙飛行を成功させたソ運に対抗するため、砂漢でセットを組んで演出されたうそ」という見方が以前から一部であり、米フォツクステレビが昨年、特集番組を放送したことから議論が激化した。今年九月には、アポロ11号乗組員として月面に立ったエドウィン・オルドリン元宇宙飛行士(七二)が、しつこくつきまとって「うそつき」などと批判したでっち上げ説信奉者の男性を殴る事件も起きた。インターネットの普及ででっち上げ説は急速に広がっており、学校現場でも黙視できない状況になっているという。 NASAが作った冊子では、空気のない月面でア一ムストロング船長らが月面に立てた米国旗が揺れているのはおかしいなど、でっち上げ説が挙げている〃証拠"に対し、「旗ざおをつき立てる際に回して入れたことから旗が揺れた。空気がないため地球上のように止まらず、揺れ続けた」などと一つひとつ事実を検証している。ロイター通信によると、NASAは「でっち上げ説に凝り固まった連中に反論するためでなく、事実を知りたい人々の疑問に答えるのが目的」としているという。(ロサンゼルス片山雅文) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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October 5, 2006 01:00:39 PM
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