2020/08/28(金)17:08
着色含浸翡翠
時々 石友さんから翡翠の着色含浸の見分け方を質問されますが 設備の整ったところで検査依頼をすればと教えています。見た目では判断することは難しいです。
最近ここ十数年 技術の進歩で着色含浸されたり熱処理、放射線照射等の宝石類が多くなっています。綺麗な複数色に色分けされたり、私の場合翡翠の加工が多く 翡翠の高級感溢れるローカンタイプの翠など見分ける事が難しいほど これらの技術が進歩しています。 本来宝石の持つ美しさを依り以上に綺麗に美しく見せる為に施す処理方法で、決して悪い処理法ではないと思います、ただ適正な価格であれば良いのですが 法外な価格で取引される事も有るようですので 見る目を養う事も大事な事ではないでしょうか。翡翠の場合 簡単な見分け方は乱暴な方法ですが 火で炙る方法です。
1、2のの画像はネットショップで買った凄く綺麗な赤翡翠ビーズです。
ビーズをガスバナーで炙った後の画像です。
炙っている時に匂いと煙がでて赤色が退色し白色に変化しました。色素含浸翡翠です。
薄翠色の上質な糸魚川翡翠
同じ様に火で炙ってみました。
多少の焦げ目はつきましたが退色はしません。
焦げ目の着いたミニ勾玉を仕上げて見ました 色合の変化はありません。綺麗に仕上りました。焦げ目も消えてます。
サイズ 12.8x5.47x1.99ミリと極小勾玉です。このサイズなら耳飾りに最適でしょう🍒