毎日は書かないダラダラブログ

2011/08/31(水)02:32

おひさま ハーモニカ

おひさま(147)

連続テレビ小説「おひさま」|NHKオンライン NHK 長野放送局 連続テレビ小説 「おひさま」  29日月曜の回。 安曇野の川沿いを歩いていた陽子の耳に「月の砂漠」のハーモニカ演奏が聞こえ、前を見ると川の畔で川原が演奏している。 陽子が立ち止まると川原は演奏を止めて川面を見つめる。 陽子は川原のそばまで進んで座っていいか尋ね、そして川原の隣に座る。 川原は昨日の事を詫びると、「あの家にお嫁に行ったんだね」と陽子に言う。 陽子は「はい」と答えると、昨夜の話は聞こえちゃえましたよね、と尋ねて、川原は頷く。 陽子は恥ずかしい、と言うと、川原が初恋の人だった、大好きだった、と川原本人に話す。 川原が謝ると陽子は「お帰りなさい」「ご苦労様でございました」と言っておじぎをする。 川原は陽子は幸せそうだ、と言うと、タエは死んだ、俺が殺したようなものだ、酷い死に方だった、俺に騙されたようなものだ、俺が地獄に連れていったようなものだ、と言ってハーモニカを握り締めて自分を責める。 川原は続けて、自分のした事は彼女を不幸にした事だけだった、と話す。 (回想シーン) 正月に川原とタエが須藤家を訪れた時。 2階の陽子の部屋でタエは「必要なんだ」と言われたのが生まれて初めてだったので、少しでも一緒にいたいと思う、それだけでいいと思った、と話す。 話を聞いた陽子はタエに「おめでとう」と声をかける。 (回想シーン終わり) 川原の話に陽子はタエはそう言ったのか、と尋ね、「タエさんは幸せだったと思います。」と話す。 しかし川原は「ふざけるな」と言い、陽子は「(幸せだったと)そう思う」と言うが、川原は「もういい、やめてくれ」と大声を出して陽子の話を止めさせる。 川原は立ち上がると甲府の(川原の)家も空襲でやられ、家族は全員死んだ事を話し、陽子の言っている事はきれいごとだ、と言う。 死んだ人間が生きている人間の幸せを願っている?なんでそんな事がわかるのだ、そんな都合のいい話があるか、と言って、この国は、この国の連中は忘れすぎだ、へどが出る、と話す川原。 陽子は後ろで悲しげな様子で話を聞いている。 川原はたとえ日本中が忘れて幸せになっても、この気持ちのまま生き続けてこの気持ちのまま死んでいく、と言って、そんな人間がいてもいいだろう、と話す。  丸庵2階。 和成がハーモニカで「月の砂漠」を吹いているが、相変わらず下手だ。 和成が時計を見ると午後2時44分くらい。  1階。 陽子が帰ってくる。 徳子、道夫、日向子が陽子に「おかえり」と声をかける。 徳子があの人に会えたかどうか尋ねると、陽子は「はい」と返事して、私には何もできなかった、と話す。 (回想シーン) 川沿いの赤い屋根の洋風の家の前。 陽子が手ぬぐいを開けると中からは「小公女」という本が出てくる。 川原は(陽子が)タエに1冊本をくれたのだろう、と言って、タエがいつも本を大切にしていて、挿絵をいつまでも飽きずに眺めていて屋根の大きな家で幸せな絵だと言っていた、と話す。 川原は陽子の手から本を受け取ると陽子にお別れの挨拶をして、もう会う事はないと思う、と話す。 陽子がどこに行かれるのか、と川原に尋ねると、川原は初恋が実らなくて良かった、と言って笑顔を見せて立ち去る。 陽子は立ち去っていく川原を見つめる。 (回想シーン終わり) 陽子が報告をして悲しそうな様子でいると、徳子は「そう・・・」と言い、道夫は会えたのなら良かった、と声をかける。  2階。 和成はハーモニカを引き出しにしまうと少し微笑んで1階へ向かう。  1階。 徳子(お茶をいれながら)と道夫が「月の砂漠」の鼻歌を歌っている。 陽子がなぜ「月の砂漠」の鼻歌を歌っているのか尋ねていると、2階から下りてきた和成が気づいて「あちゃ~」というちょっとまずそうな表情。 徳子と道夫は一日中聴かされていたから無意識になって、と笑いながら話す。 和成がばつが悪そうな顔をしていると、陽子が気づいて「和さん、ただいま帰りました。」と挨拶。  夜、丸庵2階の部屋。 陽子の膝の上に日向子が座り、陽子の向かいに和成が座る。 陽子は昼間の川原とのやりとりを話したようで、「何か悲しかったです。」と話す。 和成は仕方がない、と言って、どう受け止めて生きるかに正しいとかどうすべきなんてない、と話す。 陽子が「はい」と返事すると和成は「ご苦労さん」と声をかけ、陽子は礼を言う。 日向子が「お父ちゃん、あれ吹いて」と言い出す。 陽子が「どうしたの?」という顔で日向子を覗き込んでいると、和成は少し困った様子で何のことだ、と日向子に言う。 日向子が立ち上がると机の引き出しを開けてハーモニカを取り出すと、「まずいなあ」という顔の和成。 日向子はハーモニカを和成に渡すと、また陽子の膝の上に座る。 事情を察した陽子が笑うと、和成は机を整理してたら偶然出てきた、と嘘をつく。 しかし陽子はその言い訳が嘘なのをわかっているような様子。 和成が困っていると、日向子は吹くようにお願いをして、陽子も頷いて「和さん」と声をかけると日向子も「和さん」と声をかける。 和成は「何だよ、お前たち」と本当に困った様子だったが、しぶしぶ・いやいや・やむをえず・仕方なく「そんじゃあちいっとだけ」と言って吹き始める。 和成がたどたどしくハーモニカで「月の砂漠」を演奏する。 陽子と日向子は顔を見合わせて微笑みながら聴いている。  1階。 徳子と道夫がお茶を飲んでいる。 2階から和成のハーモニカの音が聞こえてきて 徳子「まただねえ。」 道夫「どうしちゃったんだ。あいつは」 徳子「よく飽きないねえ。」 と言って笑いながら聴いている。  2階。 和成のハーモニカを聴いている陽子は微笑んでいるが目には涙が浮かんでいる。 頑張って最後まで演奏した和成。 陽子の目からは涙がこぼれ落ちる。  川原は随分変わってしまいましたねえ。 もっとも戦争で悲惨な体験をしてしまうと性格や考え方が大きく変わってしまうのも無理ないという気もするのですが。

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