※蓋を開けてチェック!
!(▼ω▼)ジーーー
・金属フレームに、ヒビが入っていないか。
・チューニングピンに、さびが生じていないか。
・正方形のピンの角がとれて丸くなっていないか。
・ピンの向きが弦にひっぱられて倒れていないか。
色やながさの異なるピンが打ち込まれているばあいには、
必要なメンテナンスがなされた証拠です。
あまりにもチグハグな場合は 修理のセンスが疑われます。( ; ̄ω ̄)
・ピンとフレームのあいだに挿入されている木製の輪
(ピンブッシユ)が、きちんと取り付けられているかどうか。
まれに、なくなったままの場合がありますが、これは、明らかに手抜き修理だそうです!
もちろん、そんな状態で、調律は安定しません。
かなり古い時代のピアノのなかには、むきだしの板にピンを直接打ち込んであるものもあります。この場合は、板に割れや、そりがないかを調べておきましょう。
※弦の状態をチェック!
・さびや、大きな傷が生じていないか。
・巻き線に、ゴミやほこりがたまっていないか。
(銅でできているため、新しいうちは赤光りしています。
しかし、古くなると、鈍い黒褐色になります。
これは 磨けば輝きをとりもどします。音色にはあまり関係はありません。
・弦の間隔は、そろっていて 均一に張られているか。
(古い時代のピアノのなかには、粗製乱造の時代の産物もまじっているので
注意したいところです)
※弦とハンマーフェルトをチェック。
・ハンマーがそれぞれの弦に、均一に当たっているか。
(弦をうつ部分に生じた溝に注目。激しい練習にながく供されたものは、溝がふかくなっています。この種のピアノは、全体にくたびれていることが多いので、できれば避けたいところです。
時代的に古くても、あまり弾かれることがなく、放置されたピアノは、もちろん溝がふかくありません。この種のピアノは 保管状況がよければ新しいピアノとの差は少ないです♪)
・ハンマーの溝が修正されている場合、
ハンマーの形に注目!
ハンマーを横からみたとき、全体的に卵形をしていて、
弦とあたる部分も 若干の丸みをおびているものは、
いい研磨がなされています。
(溝の部分を、てっとりばやく削ったものは、弦と当たる部分が直線状になっているので、
手抜きです ヾ(。`Д´。)ノ
ハンマーが研磨されたものかどうかは、
ハンマーの側面と、弦を打つ面とのいろに違いがあるので見分けがつきます。
全体的に古びた感じでありながら、研磨された様子もなく、溝も深くないものは、
ほとんど弾かれなかった証拠です。 ( ・∀・)つ∩"
なかには、ハンマーをそっくり取り替えたものもあります。
ハンマーの真新しさで見分けがつきます。
全体に、ハンマーが交換されていれば、それはかなり丁寧な整備が行われた証拠です。
しかし、それなりに、価格も高くなるでしょう。
※ピアノの裏側をチェック!
・響板にヒビが入っていないか。
・板を張り合わせた面に隙間がないか。
・カビがはえて、黒ずんだりしていないか。
・響棒と響板に はがれがないか。
響板をノックして、ビビリが出るようであれば、どこかがはがれているのかもしれません。
・響板を裏側から触ってみたり、定規をあててみて、
裏側の駒の部分が異様にもりあがっていたら、
駒落ちの可能性があります。
海外の高級ピアノには、駒落ちしないものもありますが、
国産の普及品の場合は、
ある程度は やむをえない場合があります(´・ω・`)
響板がたるんで、その上に張ってある駒が さがってしまうことを言うのですが、
こうなると、音量のちいさい、とても情けないピアノになってしまいます。
・支柱は、その本数、割れやねじれがないかを確認。
もっとも、支柱のないピアノは 確認のしようがありませんが、
中古ピアノのばあい、本数の多い良心的なつくりのピアノを選びたいものです。
やすくて( ・∀・)イイピアノを探す場合には、
経験をつんだ調律師に相談してみると良いでしょう。
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