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ひと駅☆歩こう ~お気楽主婦のスマ日記~

ひと駅☆歩こう ~お気楽主婦のスマ日記~

ドリスマ 宮城レポ(なをこ) 02.9.21

彼は黒曜石のような瞳をじっとこらし私を視線にとらえた。

長い睫毛にふちどられたそれからは彼自身の人生の深淵ささえも感じられた。

私に向かって微笑んだ時間。それは一瞬かもしれないが永遠につながった。

2002年9月21日宮城スタジアム。初めて吾郎ちゃんを好きになった・・・かもしれない。





W杯で沸いたあのスタジアムですよ、皆さん。

「ねーねー日本代表メンバーがさーサンキュージャパンしたのはどの辺りかなー?」傍らの友に囁いて思い切りあきれられる。

「これからスマップのコンサートって時にあんた。」

すっちぃが書いてたように5万1千人がぞくぞく埋まり始めるのをみるのは鳥肌モン。(もちろん、うちらもその1人)わたしらはアリーナの端っこなのでアンコールの時にトロッコに乗ったメンバーを間近で見られるとは、新潟にも行ったすっちぃ達から仕入れていた情報。

わくわく。



ふとすっちぃが持ってる「拓哉ファイト!」の横断幕が目に入る。

これについては事前に私が「これ持つの、ヤダー」と軽くゴネたしろもの。

だってさー皆さん記憶にありますう?日テレで昔やってた「ドキュメント女ののど自慢」

「◎×△子さん。54才。好きで一緒になった夫が新婚3ヶ月で浮気。その後もいろいろ泣かされましたが今は幸せ。歌は‘女の港‘です」とか言うの。その◎×△子さんの応援隊たちがよく持ってた横断幕を彷彿させるの。。。でもトロッコが側にきたら拓哉も見てくれるに違いない!よし持とう!ここで固い決意。




そしてコンサートは始まった。

いつもながらの興奮の極み。

愛しの拓哉さま。

とにかく綺麗だったリーダー。

可愛い慎吾君。

連続バック転にド肝をぬかされた剛。

そして私の中で最も遠い存在の吾郎ちゃん。



彼らが歌い、踊りしゃべる、、、。この空間を彼らと共有してるんだと思う至福の時。

私らの周囲は慎吾ファンが多いみたいで盛んに「しんご!しんご!」の声援。私も「たくや!たくや!」と叫びたいけど残念ながら、声がコンサート声援仕様でないの。子供を叱る時とか、サッカーの応援にはぴったりの声だと自負してるけどコンサートだと怒声に聞こえる

おそれがありと判断し自粛。




そしてアンコール。トロッコ。最初は慎吾、剛、中居くん。

中居マニアの友が危ない。

正気を保ってるだろーか。

あ、かろうじてすっちぃに支えられ立ってる。良かった。

私らの前をトロッコが行く。

中居くんは友のほうを見てくれてる。

わー顔がちっちゃい。肌がきれい。

見送ったあと友が小さくつぶやいた「もう死んでもいいかも、、、」っておい!




そしてこっからが今回の私のテーマ。

一番遠い存在だった吾郎ちゃんを一番近くに感じた瞬間のレポ。



トロッコに乗った拓哉と吾郎ちゃんが近づいてきた。

例の横断幕を掲げて到着を待つ。拓哉の文字入りウチワも左手に持って。

ところがです。

こちらを見ていてくれてたはずの拓哉様が直前にくるっとスタンド席のほうへむきを変えてしまった。(スタンド席の友人の話によればちゃんと拓哉は横断幕を見て笑って頷いてくださったとのことですが。)

エーっとがっくりくる私の前に救世主のように現れたのが吾郎さま。

私たちの横断幕に目をやりながらも「わかってるよ。木村君が好きなんでしょ?でもいまだけ僕で我慢してね。」と言ってる気がしたの。




その瞬間私の回らぬ頭が回りだした。

『ウチワまで拓哉印で吾郎ちゃんの吾の字もないのはマズイ』

せめてウチワを裏返してドリンクスマップにしました。

吾郎様お気づきいただけました?

あれが私にできた精一杯の真心です。

そしたら吾郎ちゃんはお手を、あのしなやかな美しいお手を私に振ってくださった。

その瞬間私の中で初めての感情が芽生えた。

「吾郎ちゃんちょっと好きになってしまったかも。」




スマコンのお土産話を友人らに話してて「そのトロッコって何で動くの?」と言う質問が。

すっちぃとも確認したけど人力なんですよね?

すると意地悪な友人らの喜ぶこと!

「えーじゃあなーに、黒子の格好した人たちがみんなでトロッコを押したり曳いたりするわけ?」きゃはは。と大笑いする。

トロッコを動かす人が黒子の格好してようがバニーガールの格好してようがいや、ちょんまげ鬘してようとも眼中なし。すべて視線はメンバーへ。だからトロッコがどういう風に動いていたかの真相なんて知りません。それどころじゃないって!






最後に、帰りの車の中でめずらしく友が興奮気味。

そしてしみじみ一言。

「あんなに、近くで中居君見えたもん。あたし、明日から家事や子育て頑張る。1年乗り切ることできる。」

なんて含蓄のある言葉でしょう。

スマップはわれらファンのためにのみあらず。

その家族をも含めて幸せにする。

ありがとうスマップ。

ありがとう皆さん。

ありがとう家族。

そして私を見つめてくれた(に違いない。)吾郎ちゃん。ありがとう。



以上宮城スタジアムでの超個人的、主観的なレポでした。お・そ・ま・つ・



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