009195 ランダム
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黒炎の部屋

黒炎の部屋

この気持ち・・・



俺のこの気持ちに偽りなどない・・・


この気持ちが本当なら・・・俺は恋をしているんだ・・・


知った時にはもう遅かった・・・・・








俺は知らぬ間にアイツばかりを見ていた。

でも、それは好きとか言う気持ちが有るわけじゃなくて

ただ単に席が前の方だから・・・・・とか思ってた。



でも、違ったんだ・・・・・。



もう受験も終わり、みんな受かって有頂天だった。

いつの間にか周りにはカップルだらけになっていた。



「俺もそろそろ好きな人作んなきゃな」


「・・・・・あと、告白も・・・・・」



それから席替えの時期になった。

俺は14番を引いた。

隣にはアイツが座っていた。



「お前、そこなんだ」


「うん。これから宜しくね」



そして、いろいろな趣味・好み・プライベートの事までも話すようになっていた。



いつしか俺はアイツを好きになっていた・・・



そして、その時はやって来た。


―――――卒業式だ。


俺は、卒業式が終わると直ぐにアイツの所に行った。

アイツは友達と話している。

今、待っている暇は無い。



「ちょっと平気?????」


「うん」



俺はアイツを人気の無い所に連れて行った。



「あのさ・・・・・」


「何?????」


「俺・・・お前の事・・・好きなんだ」



少し沈黙が続いた。

そして、アイツは口を開く。



「ごめんね。実は一週間前に告白されて・・・もう付き合ってるんだ」



その時、俺は凍りついた。

俺の今までの苦労はなんだったんだ。

お前を思い続けて勉強も何も身に入らなかったのに・・・・・。


俺は思わず涙した。


振られるってこういう事なんだ。

俺は告白するのに怖い物なんて何もないと思っていた。

でも、違ったんだ。

振られるって怖い・・・悲しい・・・寂しい・・・・・。


俺は人生の負け組みか・・・。

なんて思いながら帰った。






―――――そして、20年後。

あれから、もう20年も経った。

俺は彼女が出来た。

今はその人と結婚して子供もいる。

あの時の事を今でも思い出す時がある。

でも、今は良い思い出だ。

あの時振られてなかったら、今の生活はなかったんだ。

今では、凄く良い経験をしたと思っている・・・・・。








―――END―――













今回は妄想ではなく、悲しぃ系・・・でも、最後はHappy系にしてみました。

どぅですか?????
頑張ってはみたのですが・・・・・。

こんなのが小説でもっとイィ感じになっていたら読みたくなるかも・・・。
ぃゃ・・・なんなぃか。

今度もイィ作品を書きたぃと思ぃますので、これからも宜しくぉ願ぃ致します・・・<(_ _)>




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