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食事をして映画を見て送ってもらったら マンションが停電だった。 怖がる私についててあげるからと彼。 ロウソクのオレンジ色の光はいつもの部屋を違って見せた。 1時間たっても復旧しない。 電気の来ない部屋は寒くて1枚の毛布で暖をとる。 自分の部屋なんだから遠慮するな、と彼は後ろから 私を抱きすくめた。 そんな時部屋の電気が戻ってきた。 「復旧しなかったら良かったのに・・・」 彼は笑ってたと思う。 「お風呂入らないの。」 「んー、朝入る。」 「不潔ー。何で入らないの?」 「お風呂入ってる間に帰っちゃいそうで・・・」 「帰らない。帰らない。だから入っといで。」 「うん。」 「素直~(笑)」 「ここで寝たら腰痛くなるからベットで寝よ?」 急いでシャワー浴びて出た。 彼はベットで寝てた。 髪を乾かしベットに行ったら両手広げて迎えてくれた。 彼の胸に抱かれて幸せだった。 「あ゛ー、どうしよ。勃起てる。」 お尻に感じる彼が反応してた。 「でも、ひとみ大事やけん。変にしたくないし゛ー。」 「拷問やー。」 「ムラムラする。」 「このままやったらしてしまう。帰っていい?」 「それは嫌。」 「付き合う。ってまで言えんのに抱いたらいかんし。」 「傷つけたくないし、でも性欲が押えれん。」 「抱いていい?」 「・・・・・。」 「抱かして。」
彼の顔が近づいてきた、だけど彼も迷ってる。 触れられそうで触れられない、1センチにも満たない距離が残ってた。
迷ってた彼の唇が重なって、今までの分取り戻すように、 迷いを消すように、激しく求めた。 唇が腫れぼったい。 彼が入ってきて、 私が彼の名前を呼ぶ度に、 彼の唇を求める度に、 彼を強く抱きしめる度に、 彼は迷ってた。 彼は初めて逝かなかった。
切ない、sexだった。 あんなに抱かれたかったのに・・・ 私は眠れず、朝になるまで彼の寝顔を見つづけた。 「ごめんね。」 眠る彼に謝って。
朝になって身支度をして彼を起こした。 小雨が振ってヒンヤリした朝だった。 会社まで送っていくと言って聞かなかった。
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