見られる事の快感!ここプエルトリコに来てまず感じたのは、 外に出るとジロジロ見られるのである。 それも、露骨になんですよ~!!! まぁ、確かにアジア人は少ないから珍しいんでしょうけど。 そして必ずと言って良い程、 “Where’re you from?" って英語で聞かれるの。(プエルトリコはスペイン語が公用語です。) 本土に居た時は全く感じなかった。 ニューヨークではその地に同化しちゃた感じだったし、 逆にペンシルバニアでは,透明人間って感じだったし。 しかしプエルトリコでの、余りにも大胆なチェックの入れ方には、初めはちょっと戸惑いましたよ。 おばはんとか、立ち止まって振り返っちゃうんだから。 買い物している手まで止めて見るなっつーの~~~。 子供は指くわえて私の隣に来て、まつげの長ーい暑苦しい大きな目で見つめるし。 でもそれはそれで、可愛いんだけどね! ホームパーティーに招かれた時も、何人か集まってそれぞれ私の事を、どこ出身かってGUESSしてるんですね。 いつも大分経ってから、代表者が私に聞きに来るんです。(笑) そんな時私は、ちょっと意地悪してすぐには答えません。 “それで、皆さんの予想は何?” って聞いてから答えるようにしてます。 この間中華料理屋さんに行った時も、従業員が入れ替わり立ち代り、横目で見てるんですよね。 そして御会計の時になってやっと、私達のテーブルのウエイターが、クレジットカードを受け取りながら “Where’re are you from?"と来ましたよ。 そこですかさず家の旦那が、 “聞きに来るのに随分時間がかかったねぇ~。 いつ聞きに来るのかって、ずっと待ってたんだから” などど、冷やかしの一発。 ここに住んでいる他の日本人の人も言っていたけど、 “日本人” って答えると、途端に尊敬の眼に変わるんですよ。 その後はお決まりの、ハイテク関係の事、車とか、アニメ、侍、寿司、って感じの話になるんです。 そんな中、ここに引っ越して来て早半年...........。 そのジロジロ見られる事に、 快感を覚えてきちゃった私。←危ない? ちょっとミーハーな私ったら、見られれば見られる程、 胸張って歩いちゃってる。 私はハポン(スペイン語で日本)から来ている、 大和撫子よってね! ジロジロ見られる事で意固地になっていると、きっとネガティブなオーラが出てしまうと思うんです。 海外に居ると、色々なシチュエーションで自分のアイデンティティーを強く意識する事、多々ありますよね。 NEXT |