◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

見られる事の快感!


ここプエルトリコに来てまず感じたのは、
外に出るとジロジロ見られるのである。

それも、露骨になんですよ~!!!
まぁ、確かにアジア人は少ないから珍しいんでしょうけど。

そして必ずと言って良い程、

“Where’re you from?"

って英語で聞かれるの。(プエルトリコはスペイン語が公用語です。)

本土に居た時は全く感じなかった。
ニューヨークではその地に同化しちゃた感じだったし、
逆にペンシルバニアでは,透明人間って感じだったし。

しかしプエルトリコでの、余りにも大胆なチェックの入れ方には、初めはちょっと戸惑いましたよ。

おばはんとか、立ち止まって振り返っちゃうんだから。
買い物している手まで止めて見るなっつーの~~~。

子供は指くわえて私の隣に来て、まつげの長ーい暑苦しい大きな目で見つめるし。
でもそれはそれで、可愛いんだけどね!

ホームパーティーに招かれた時も、何人か集まってそれぞれ私の事を、どこ出身かってGUESSしてるんですね。 

いつも大分経ってから、代表者が私に聞きに来るんです。(笑)

そんな時私は、ちょっと意地悪してすぐには答えません。

“それで、皆さんの予想は何?”
って聞いてから答えるようにしてます。

この間中華料理屋さんに行った時も、従業員が入れ替わり立ち代り、横目で見てるんですよね。

そして御会計の時になってやっと、私達のテーブルのウエイターが、クレジットカードを受け取りながら

“Where’re are you from?"と来ましたよ。

そこですかさず家の旦那が、

“聞きに来るのに随分時間がかかったねぇ~。
いつ聞きに来るのかって、ずっと待ってたんだから”

などど、冷やかしの一発。

ここに住んでいる他の日本人の人も言っていたけど、

“日本人”

って答えると、途端に尊敬の眼に変わるんですよ。
その後はお決まりの、ハイテク関係の事、車とか、アニメ、侍、寿司、って感じの話になるんです。

そんな中、ここに引っ越して来て早半年...........。

そのジロジロ見られる事に、
快感を覚えてきちゃった私。←危ない?

ちょっとミーハーな私ったら、見られれば見られる程、
胸張って歩いちゃってる。

私はハポン(スペイン語で日本)から来ている、
大和撫子よってね!

ジロジロ見られる事で意固地になっていると、きっとネガティブなオーラが出てしまうと思うんです。


海外に居ると、色々なシチュエーションで自分のアイデンティティーを強く意識する事、多々ありますよね。





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