◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

日米GUTS(ガッツ)の違い

今日はちょっと真面目に、知っていると お得よ って云う英語の話をしてみようかな。

かなり前だけど、日本のTV番組で興味深い事をやっていた。

それは道行く人達に、「すいませんけど、ここで“ガッツポーズ”をしてくれませんかー?」と聞くのである。

すると殆どの日本人は、何の戸惑いも無くボディービルダーの様なポーズをとる。

今度はアメリカ人に聞いて見る。

彼らの反応はと言うと、面白い事に全員困惑気味の表情を浮かべて、

「どうやったら良いか解らない。」とか、
「そんなポーズは無い!」とか言う。

辛うじてやってくれる人達は、大抵身体をクネクネと蛇のようにくねらせる。

この違いは何なんでしょうねぇー???

日本で言う「ガッツポーズ」って、昔あのガッツ石松さんが試合に勝ったときにしたポーズが「ガッツポーズ」として定着したそうな。
やるね!ガッツ石松!!!

それともう一つ日本では、「ガッツが無い」というと、「根性(パワー)が無い」という意味で使われる。
だからあのボディービルダーのポーズがとられるんですね。

それじゃあ、アメリカではどうなんでしょう?

アメリカで「GUTS」というとまず、
内臓、はらわた、が先に思い出される。

そうです、だからアメリカ人に「ガッツポーズ」をしてくれって頼むと、皆困ってしまうのです。
身体をクネクネさせた訳も解りますよね。(笑)

子供なんかが、道で虫を踏んじゃったりしてから

「Yikes! The bug’s GUT came out!!!」
(うぇ~!虫のはらわたが出ちゃった!)
と叫んだりしてます。

その他にGUTSの活用、応用として、

*He hates my guts.
彼は私を毛嫌いしている。

という風に、嫌悪とか徹底的に憎む、っていう風に使われる。
私が思うに、ここでいう“GUTS”って、その人の中身、要するに“根性、性根”なんじゃないかと思う。

もう一つは、

*ーspill one’s guts
(知っている事を)何もかも喋る。(秘密を)べらべらと喋るというのに使われる。

The ‘baby ’gangster spilled his guts in a desparate effort to get his penalty reduced.(チンピラは減刑してもらおうと懸命になって知っている事をべらべらと喋った。)

更に、

*Gut feeling
というのをよく聞く。

I think you should follow your gut feeling.
私が選択に困った時にアドバイスとしてアメリカ人の友達が言ってくれた言葉です。
(貴方の直感に従えば良いのよ。)とこの時は解釈しましたが、

上手く説明できないけど、今まで色々聞いたセンテンスから分析すると、
多分“直感”という様なニュアンスで使われているように思うんですが、誰かはっきり解る人が居たら、BBSにお願いします!

まだあって、

*Gut course
(努力しなくても良い成績が貰える)大学の課程の事。

*それから俗語でソーセージの事。
もう何でか解りますよね。

GUTは内臓の他にも日本の様に、勇気、忍耐力、元気、力、大胆さ、という意味もある。

例えば
*It takes guts to go into a burning house to rescue a child.
(炎に包まれた家に飛び込んで子供を助けるなんて、勇気が無ければ出来ない。)

おまけに

*Gutbucket
名詞では、安酒場、バー

形容詞では、熱っぽい、官能を刺激するようなファンキーな,ブルース初期のスタイルと音色を持った。

*Gutless
勇気の無い、臆病な、根気の無い、

*Gutsy
勇気のある、大胆不敵な、力強い、元気のいい、熱っぽい、エネルギッシュな、(私の旦那です。ふふふ~)

*Gutter   -in the gutter
みだらなことを考えて、ワイセツな事に心を奪われて、

It’s time for you to brace up the final exams.It’s no time to have your mind in the gutter.
(期末試験のために頑張らなくちゃいけない時だよ。エッチな事ばかり考えている時じゃないんだ。)

これには誰か心当たりのある人は多いんじゃないかなー???んんんー???(笑)

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さっき、“やんちゃ坊主0916”さんの書き込みを読んで、ひっくり返る位笑ってしまったんですよ~。

>ガッツ石松が世界タイトルマッチに出場したとき、外国の人たちは、どう理解したんでしょうか?



私ね、とっさに想像しちゃったんです。
「ガッツ石松」が声援と共にリングに上がり、リングアナウンサーが高らかに彼の名前を叫んだ時、

外国人達が、「ガッツ石松」と言う名前を、どう解釈したのかを...........

腸のように、身体をくねらせたガッツ石松さんを~~!

ぶあ~~~~ハハハハハハハハハハ~~~~~!!!!



はらわた石松??? 内臓石松???
強いって言うよりも、弱弱しい感じじゃないですかー!?
ちゃんと強い、パワフルな石松って解釈してくれたのでしょうか?
でも、中にはきっとはらわた系で解釈した人が居るんじゃないかなって思います。(笑)

頼んますよ~ガッツさん~~!

ところでガッツさんは、この事知ってんのかな?




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