◆お久し振りです！近況報告&LIVE STRONG.....◆

すっかりご無沙汰しています。 お休みに入ってから、約2ヶ月弱が経とうとしています。 その間には、長女が生まれて初めてのコンサート（しかもＵＳＨＥＲ！）へ行きました。　そのＬｉｖｅの模様はＳｈｏｗＴｉｍｅで放映されたので、もしかして観た方も居ると思いますが、 ビヨンセやルダクリス、Ｆａｔ　Ｊｏｅ，そしてＤａｄｄｙ　Ｙａｎｋｅｅも出たりしてかなりエキサイティングなコンサートでした！ 私の仕事なんですが、前回の日記で“ビジネス”などという言葉を使っちゃったんで、 かなり大きなことをするんじゃないかって、思われてしまったかも知れないので ちょっと訂正します！(笑） 芸術関係の事なので、とっても地道な事です。。。 これは、私が３歳の時から慣れ親しんでやって来た事で、 中学生の頃から２０代の時には、心の中では「自分の仕事としてはやりたくない！」と何度も否定をしていました。 だけどね。。。。 海外に住む様になってから、 やっぱりいつかはやらなくちゃいけないんだよなぁ～。。。。 と、思いつつ暮らして来ました。 旦那は事ある毎に私に向かって、 「折角自分が持っているスキルを生かさないなんて、もったいないし愚かな事だ！ 君はなんて臆病なんだ！　君がその気になれば僕は喜んで協力するよ。」 そう言ってくれていました。 でもねぇ。。。こればっかりは、本人がその気にならないといけない訳で、 ＡＲＴだけではなく小説にしても何にしても、自分が ｢書きたい(描きたい！）」って、思わないと駄目なんですよねぇ～。 それも、“無性に！”です。 周りにいくら突付かれても御本人様次第なんで、その点ではジレンマはかなりあったんですよ。。 でも去年から育児の手が少し楽になって来た事が、私の心の余裕に繋がって、 ムクムクと “書きたい(描きたい)”気持ちに火が点いたような気がします。 最近やっと少しずつですが１歩１歩踏み出し始めました。 だけど、それに関する道具を揃える事からして障害は結構あります。 道具の現地調達は皆無なので、日本の家族の協力を得てやる事になりました。 いざやりたくなっても、中々前に進めないのが現状です。 でも、思い立ったら行動は早い私なので(笑）、頑張ります！ 沢山の暖かいコメントを残して下さった方達。 本当にありがとうございました。益々やる気に火が点きました！ 本当は何も伝えずに居ようかと思ったのですが、(軌道に乗ってから日記に書こうと思っていました。） でも、始める前にこうやって日記で宣言する事で、後戻り出来ない状況を作りたかった。(笑） 今度近況報告をする時は、どういう状況になっていることやら。。。。。 とにかく頑張ります～。 ＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊ 今回の春休みに、オハイオから旦那の大学時代の友達家族が遊びに来ていました。 実は彼らがここに来る前に、 プエルトリコ旅行を決めて飛行機のチケットも手配し、全てが順調に行っていたのに、 ２週間前になって、奥さんのＪｉｌｌの左乳房から腫瘍を発見し、それが乳癌であることを確認したのです。 もちろんプエルトリコ行きはキャンセルなのかと思っていたんだけど、 彼女の医者が、手術の前に(両乳房、８つのリンパ切除）の前に、リラックスする意味でも、 家族で行くのは良い事。と勧めてくれたそうで、 思い切って来てくれたのでした。 ここで一つ彼らについて書いてみたいと思います。 南カリフォルニア出身のＪｉｌｌは、 ブロンド、ブルーアイズの典型的“カリフォルニア・ガール”といった感じで、 ちょっと見では、“おつむの弱いブロンドねぇ～ちゃん。”のイメージが濃い人です。(彼女の突飛な行動や、言動から） 旦那のJamieは、オハイオの敬虔なカトリック教徒のアイリッシュの両親の元で生まれ育った、４人兄弟の末っ子のお坊っちゃんタイプの人。 一見両極端のチグハグカップル。(笑） 養子にとった長女のAlisonと、長男のRyan、そして次男のNicolas。 彼らには結婚してから今までに、何度か障害がありました。 子供が中々出来ずに、不妊治療を何年も続けて、結局治療を諦めて養子を２人とりました。 そんな中行き成り自然に妊娠して、夢にまで見ていた出産を後５ヵ月後に控えたある日、不幸にも流産してしまいました。 悲しみの中、彼らがどのように乗り切ったのかは想像がつきませんが、 きっと周りの御家族や友人達に支えられて来たんだと思います。 夫婦間でも色々と話し合い、絆を深めたのでしょうね。 そして、信じられない事にＪｉｌｌは再妊娠し、今度は妊娠中ずっと入院をしたまま、晴れて赤ちゃんを迎える事が出来たのでした。 もちろん養子にとった２人も、目に入れても痛くないほどに可愛がっていました。 今回彼らが来る直前に、“私がとった行動”を笑って何度も話の種にする事があるんだけど、 それは、 私が事前に夫のＪａｍｉｅにＴＥＬをして聞いた事なんです。 私：「Ｊａｍｉｅ，一応確認の為に聞くんだけど、 ＡｌｉｓｏｎとＲｙａｎは養子に取られたと言うことは知っているの？」 そう聞くとＪａｍｉｅは笑いながら、 Ｊ：｢ああ、当然知っているよ。でも、まさかわざわざその事は話題にはしないでしょう？」 私：「勿論そんな事はしないんだけど、一応聞いたまでです。 それからもう一つ。 Ｊｉｌｌには癌の話はご法度？それとも、色々質問してもいいのかな？」 するとＪａｍｉｅは私の耳が痛くなるほど、受話器の向こうで大笑いをしながら、 Ｊ：「Ｈｉｔｏｍｉ！　勿論ＯＫだよ！　Ｊｉｌｌもきっとその話を君としたいのだと思うよ。 だけどそんな事を聞く為にわざわざＴＥＬをして来たのかい？ かぁ～～～～はっつはっつはっつはっ。。。」 Ｊａｍｉｅは笑い過ぎて時々咳き込んでいる。 だって。。。。。こういう事って微妙な事だから、 一応聞いておいた方が良いと思って。。。 彼曰く、私って考え過ぎだそうです。。(苦笑） でも彼らが来てからは、あっと言う間の１０日間でした。 Ｊｉｌｌとも癌や、人生観について色々話をしました。（Jillはお馬鹿なブロンドねぇ～ちゃんじゃありません！） 彼らは昨日帰って行きましたが、帰った３日後にはJillの癌切除手術です。 お茶目なJillは旦那のＪａｍｉｅに向かって、 ｢ねぇＨｏｎｅｙ，術後の両胸の再生手術の時には、 シリコンをＤＤ（ダブルＤ）サイズにしようかと思うの。 それで貴方もOKでしょう～？」 「Okey Dokey～」 親指を立てて私にウインクをして見せるJamie。 私が彼女の立場で、彼女のように笑って旅行なんて出来るのだろうか。。。？ 彼女がここへ来てくれた“勇気”に感謝をしました。 私は彼女に正直に自分の今の気持ちを伝えた。 「次から次と障害を抱えて大変だよね。 でもそれらに前向きに向き合って、明るく居る貴女は本当に強い人だと思う。」 そう言うと彼女は ｢そのお陰で私達夫婦の絆は深まったし、友達にも感謝をしている。 そして何よりも、今自分達が生きている事に感謝をしているの。」 彼女の乳癌告知の後に、周り(家族、隣近所、友達）から、 毎日ご飯の差し入れ、家事や子供の世話のお手伝いのオファーが絶えないそう。 ｢私ね、こんなにも沢山の人達に支えられているんだもん。 癌なんかには負けていられないわ。 キモセラピー(放射線治療）で髪の毛が抜けちゃったら、色んなタイプのウイッグ(かつら）をつけて楽しむわ～。」 私に向かって、まるでいたずらっ子のような笑顔でしゃべり続けるＪｉｌｌ。 ｢例えばパンクロックの兄ちゃんのようなピンクの頭とか、 そうそう、モヒカンなんかもＣｏｏｌよねぇ♪」 そうそう、このあとＪｉｌｌがとっても良い案を出してくれたんだけど、 その前に、ちょっと説明しておかないといけない事があります。 それは、 私がうん年前に、プエルトリコでの結婚式で来たウエディングドレスは、 Jillがその前の年の自分の結婚式で来たドレスで、プエルトリコ入りする前にオハイオの彼らの自宅に寄った時に、私に貸してくれドレスだったんです。 (正式には、彼女は私に｢貴女にこのドレスをあげるから持ってけ！」と言ったんだけど。） と言うことで、帰る前にJillはこう言いました。 「あのウエディングドレス、未だ綺麗にしまってあるから、 将来家の娘Alisonと、貴方の娘３人に着せようかって思うの！ ねぇ、とっても良い案でしょう～！？」 そう言って彼女が見せた、お茶目な笑顔からこぼれた白い歯が、私の脳裏にしっかりと焼きつきました。 LIVE STRONG....... P.S 彼等の帰った後、部屋を片付けていたら。。。 有りました！　　　やっぱり有りましたよ～～！　　忘れ物～～～～！ 忘れ物ぉ～～♪　　 　　　　 　　　　　　忘れ物ぉ～♪ あ、　忘れ物ぉ～～ったら　　忘れ物ぉ～♪　　　 ここまで来ると、忘れ物をして貰って当然。 無いとがっかり。。。でも、今まで忘れ物が無かったと言う記録は無い！！！ 内容は、末っ子Nickのパジャマのズボンとスパーダーマンのソックスの片割れ、Alisonのブレスレット。。。。 あ～～～。。。やっぱり。。。。 さぁ～～～、彼らは忘れ物について連絡して来るのでしょうか～。。。！？ウキウキ。 意味不明の方は、物に執着しないアメリカン＆プエルトリカンを参照して下さい！ も一つ言い忘れました～～～。 ４月１９日(火曜日） 文化放送の「吉田照美のやる気ｍａｎｍａｎ」 （http://www.joqr.co.jp/yaruman/　）という番組の中の 「海外カルチャーギャップ」というコーナーに、日本時間の１３時１０分頃からの１０分間出演します。 多分又、プエルトリコの紹介だとは思いますが、 もし時間があったら聞いてみて下さいね！