◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

2006/09/16(土)13:53

●Power School講習会●

前回に書こうと思ってた事。 何か変に期待させちゃったみたいなんだけど。。。 学校から帰って来て、急いで食事をさせてから、Michaelの骨折の検診へ行って来ました。 脇の下まであったギブスを、肘下位の短いものと交換してもらいました。 今までずっと腕を伸ばせなかったから、Michaelはこの日をずっと楽しみにしていました。 待合室で学校と公文の宿題をやらせている内に、今回は待ち時間45分位で呼ばれました。 電動のこぎりみたいな物でギブスをカットする時は,私もMichaelも緊張しちゃった。 何かココナッツを割った時みたいに、パカッって感じで割れたギブスの中から、ちょっと細めになった腕が出て来て、 「おおお~~~!」っと歓声を上げてしまった。 Michaelは早速ナースに、 「新しいギブスをする前に、腕を洗っても良い?」と質問。 実は、男の癖に凄く綺麗好きなMichaelは、腕に垢が溜まって汚いのが、 ずーーーーっと、気になって気になって仕方なかったんです。 診察室内のシンクで洗ったんだけど、洗っても洗っても垢が出て来て限が無いの。 必死になってずっと擦っていたら、 「余り擦ると、後でヒリヒリするから止めた方が良いですよ。」って言われて、 レントゲンを撮ってから、新しいギブスを巻いてもらいました。 「今度は黒が良い!」って張り切ってたのに、何故か直前で気が変わって又同じブルーにして貰いました。 *~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* さて、Michaelのギブスの交換は無事に終わって、 7時からは、学校で導入している、 「Power School」プログラムの講習を受けに、ミドルスクールのAuditorium(講堂)へ行って来ました。 このシステムを導入している学校へ通っている、お子さんをお持ちの方は、 多分沢山いらっしゃると思いますが、 知らない方の為に説明すると、 Power Schoolって、さっきのリンク先を見てもらえば分かると思うけど、 要するに、 インターネットを通して、生徒のアカウント(IDとパスワードを使って)先生と親と学校とが、より一層、細かいコミュニケーションを取る画期的なシステムで、 これを導入する事で生徒やその親は、学校からのお知らせや宿題の内容、成績、科目別のテストの結果、出欠席の有無ともし欠席があればその詳細、先生への質問事項、ランチマネーの残高etc....を、パソコンがあればどこでも簡単にチェック出来るシステムです。 今までは一々学校へ行っての面談や、前もって先生と時間を決めてからでなくては出来なかった相談事等も、直ぐに出来てしまいます。 又、テストの結果や成績を常にチェック出来るので、 親としても敏速に子供の問題に対応出来る事も可能です。 そうする事によって、先生にも時間の余裕が出来て、 より一層生徒達に細かい配慮が出来たり、時間を割いてあげる事が出来るそうなんです。 丁度私達がここからプエルトリコへ引っ越した、3年前からこのシステムを導入したらしく、 校長先生を初め先生方も先輩父兄も、もっと積極的にこのシステムに慣れて、関わる事を推奨していました。 この講習に出て嬉しかったのは、 先生も父兄も、皆子供達の教育に以前にも増して積極的で意欲的だった事がとても印象的でした。 そして、 私が以前にお気に入りだった、強面でと~~~っても厳しいミドル・スクールの校長先生“Mr.S"が未だ健在で、 インストラクターからのプレゼンテーションが始る前に、 意欲満々の演説を披露し、会場内からの拍手喝采で講習が始りました。 時計を見ると、なんと7時ジャスト! 「エッ! 時間きっかりに始ったじゃないか!」( ̄▽ ̄;)!! 3年もの間、プエルトリカン・タイム(必ず時間に遅れる)にどっぷり慣れ切っていた私の身体に、 稲妻の如く、閃光が身体中を一気に貫いた。 と同時に、 今まで眠っていた、当たり前のような“日本人の常識”が ムクムクと目を覚まして来た。 on time on time on time   7 o' clock SHARP 7 o'clock SHARP 7 o'clock SHARP の2文字が,心地良く交互に目の前で波打った。 “時間厳守”という言葉に思わず、ウットリ。。。。(´▽`)はぁぁ♪ 何て幸先が良いんでしょう! この時点で私は既に講習会にやる気満々。 スライドを使ってのpresentationはジョーク交じりの楽しいもので、 ここへ来る前に、寝不足が続いていた私は途中で居眠りをするんじゃないか。。。って心配してたけど、 眠くなる所か、1時間半はあっという間に経ってしまいました。 まるで速記者にでもなった気分で、ノートになるべく沢山記入したつもりだったんだけど、 目はスライドを追ったまま、手元を見ずに書いたから、 後で読み返そうとしたら、 「なんや?これ?」っていう、意味不明な文字が結構あったわ~~。(^_^;) 講習が終了すると、 今度は学校側から用意された、自分の子供のIDとパスワードを受け取らなくてはなりません。 物凄い人数なので、(5年生~12年生の父兄)ラストネームのアルファベットを3箇所に区切って、別の場所へ移動して並ぶ事になりました。 インストラクターの、 「それでは皆さん、それぞれ指定された場所へ移動して下さい!」 の声が聞こえる否や、 ドドドドド~~~~!っと、 皆早く帰りたいから我先にと、一気に民族大移動です。 ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっ。。。(V)o¥o(V) 何を隠そう、実はこれを予想してあえてスライドが見づらい前から2番目の席に座って、 直ぐに列に並べるようにと、戦闘体制を整えていたのでした。( ̄∇ ̄)ハッハッハー。 運良く私のラストネームの集合場所は、そのまま講堂だったので、 私は以前のプエルトリコでの、“掛け持ちオープンハウス”の時の様に椅子をサッと抜け出し、 くのいちHitomiは、列の5番目に並ぶ事が出来ました。 所が、ちゃんとした列の指定が無かった為に、後から来た人達がいい加減に並び始めて、 列が本来なら1列でなくてはならないのに、5列にもなって並んでしまったのです。 これじゃ、早く並んだのに意味が無い~~~! 私は内心焦りました。 一体どうなっちゃうんだろう。。。。 すると私の背後から、 「本来の列は、右端のこの列なのよ!私だってズルしようとすればそっちの前の方の列に並べたのに、正直にここに並んだんだから!」 という、勇気あるオバちゃんの声。 それに合わせて彼方此方から、 「そうよ、そうよ、ちゃんとここに並ばないと!誰だって早く帰りたいのよ!」 私も皆が言い始めてやっと強気になり、前の人と顔を見合わせて、 「そうよね~~、ズルは駄目よね~~」 なんて、やっと言い出す小心者でした。_(._.)_ 周りのお怒りの声がして、それを聞いた何人かは私達の列の後ろに移動を始めたけれど、 後は聞こえない振りをしているのか、聞こえないのか、どうでもいいのか、そのままでした。 でもここで、押し合い圧し合いにならずに、 “暗黙の順番っこ” という常識が、いつの間にやら作動して、速やかに作業が行われている。 ああああ~~~~~!。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。 今夜2度目の感動です! プエルトリコだったら、皆が前へ、前へ、と押し出て来て、 戦場のような事になっていたでしょう。。。。 きっと私の眉間にも、怒りマークの血管が浮き出て、大汗かいて揉み合い、 家に帰っても、暫くは鼻息が荒かったに違いありません。(  ̄(●●) ̄)スゥーハァー スゥーハァー。。。 でもね、順調に行ってたのに最後に落ちがありましたよ。 私の場合NicoleとJen、二人のIDとパスワードを取らなくてはいけないんだけど、 並んでいる時に、 “家は新入生だし、もしかしてどっちかが無い、何て事になるんじゃないかな。。。” と一瞬思ったんだよね。 嫌な予感的中で、 パスワードを貰う時に、写真付き身分証明(免許証など)を提示してから貰えるんだけど、 先ず今までの経験上、 私のラストネームを99%の確立でスペルを間違われるので、 免許証を見せながら、 「○○○○じゃありませんよ。」と、普段間違われるスペルを言ってから探してもらいました。 すると、 「6年生のNicoleですね。」 と言って、Jenの事は何も言わない。 もしかして! と思いつつ、 「もう一人、9年生にJenniferと言うのが居る筈なんですが。。。」 必死にパソコンをカチャカチャやって探しているけど、やっぱり無かった。 さっきの嫌な予感的中しちゃったじゃないの。。。 後からメールで送ってくれると言う事で、目まぐるしい一日は終わったのでした。 時計を見ると10時を過ぎています。 でも、全てが予想以上にスムースに済んだので、 疲労感は無かったので気持ち良く帰宅したのでした。 後から帰って来た旦那に報告する時も、 私が機嫌良いので、何か良い事あったって思ったらしい。 そして前回の日記に書いた、 ティファニーが記録破りの“物”を生産してくれちゃったってワケだったんです。。。 あ~~~~~脱力。。。ヽ(・ー`)ノ

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