2008/05/25(日)08:47
●あんたは白熊か!?私の旦那観察記●
昨日の続編でごんす。
来ましたよ、Justin.
旦那が玄関に迎えに行って、玄関先で挨拶をしている声が聞こえる。
私はTiffanyと公文の宿題をしていたので、急いで玄関に向かおうとしたら、もう中に入って来てた。
Hugなどの軽い挨拶を交わし、彼を見た瞬間、
あれ!?どっかで見た顔!
初めて会った気がしなかった。
その直後、直ぐに気が付いたんだけど、
この間のプエルトリカン・スキーツアーで我が家に泊まりに来ていた、旦那の従兄弟の息子Javier(大学生)の、幼い頃にソックリなんじゃないの~。
こんな感じ。
旦那も私と同じ事を思ったみたいで、
後から、「Javierに似ていたな。」と言っていたほど。
でもね、Jen達がキャーキャー騒いでた意味が分かりましたよ。
「He's sooooo cute!」
の、叫びの意味が。
明るくて爽やかなスポーツマンって感じ。
爽やかなので安心しました。
旦那は何故か、NERDY(がり勉タイプ)な男を連れて来ると思ってたみたいで、
ある意味ホッとしたよう。
スノーボーダーって聞いたんだけど、私にはサーファーDUDEにも見えました。
旦那は開口一番、
「プロムの会場へは、どうやって行くつもりなの?」
J:「友達とリムジンサービスを頼むつもりで居ます。」
すると旦那、
「そうかぁ。。。。」
あれ?あれ?あれ~~???
ご自分が、”喜んで”ドライバーをすると言ってなかったっけ?
リムジンで(いちゃつく)なんてとんでもない!
と、鼻息も荒かったのに。。。(*^^)
何だか納得した感じで、それ以上何も言わない。
そして頭を上げたかと思ったら、
「アフターパーティーは出席させられないのは、承知だろう?」
J:「はい、それはもう分かっています。」
なるほど。。。
リムジンの件はこっちが譲ったんだから、
そっちも譲んなさいよ。って事なんでしょうか。
そんな感じで会話が進み、
旦那は急に饒舌になり、
「Justin、プエルトリコのプロムはね、朝の6時まで続くんだよ。しかも親も来るんだ。」
Justinは目を丸くして驚いている。
私は横から、
「Party Peopleだからね~。」
「親も来るって事は、chaperonとか言っちゃって、実は自分達もパーティーを楽しみに来るんでしょ。」
と口を挟む。
一通り話しをしてから、JenはJustinを家の中を案内して回って、(家ではお客さんに必ずする。)
自分の部屋へと消えて行った。
Jenの部屋はキッチンの隣にある。
私と旦那はキッチンで話しをしていたんだけど、
旦那はまるで、白熊の様に落ち着きが無い。
「部屋のドアは開けっ放しにして置きなさい。」とだけ言い、
カウンターの椅子にでも、ゆっくりと腰掛ければ良いものを、
立ったままキッチンの周りを歩き回ったり、ソワソワし通し。
ベランダに出て葉巻を吸い出したり、
かと思えば、直ぐに中へ入って来たり。。。
大した用も無いのに、
「Jen!」
と大声で呼び、わざわざJenを部屋から呼び出して、どうでも良いような話しをしたり。。。。
「ちょっとー。落ち着いて話をしようよ。
中々感じの良い子じゃない。清潔感があるし、あの感じだったら安心じゃない?」
私が色々と話し掛けても、気もそぞろで目が泳いじゃっている。
3回目に、「Jen!」
と旦那が呼んだ時には、
「ちょっとあんた、いい加減にしなよ」、とたしなめたんだけど、
すると、
「長時間(え、たかが20分そこそこで?)放って置くのは良くない。
君だってのん気に構えて居ないで、たまには中をチェックしなきゃ駄目なんだぞ。」
旦那の目は真剣そのもの。
その内にNicoleが外出から帰って来た。
旦那はNicoleをキッチンへ呼び、
「彼の帰り間際で良いよー。」と、面倒臭そうに嫌がるNicoleに、
執拗にJenの部屋へ行って挨拶をしてくるようにと強要する。
どうしても、中の様子が気になるらしい。。。
しつこい旦那の手を振り払うと、Nicoleは逃げるようにして、2階の自分の部屋へ行ってしまった。
それから30分経過。
40分。
50分。
旦那の我慢も限界に達していた。
私はこの日の夜に、車の定期点検の予約を入れていたので、旦那と2人で車を持って行かなければならなかった。
旦那にその事を話すと、
待ってましたとばかりにJenの部屋へ行き、
「Jen, Justin, ちょっと出掛けるから一緒に来なさい。」
と誘い、さっさと自分の車に乗り込んだ。
私はその後からちょっと首をかしげながら、
“何でJenとJustinまで来なきゃいけないの?”
と思いながらJenの部屋を覗くと、
JenもJustinも、2人仲良く机のPCに向かって怪訝そうな顔をして私を見ている。
「マミー、どこに行くの?
何で私達まで行かなきゃなんないの?」
私:「私の車をディーラーさんまで持っていくんだけどね。。。
ここからほんの5分の所なんだけど、私も何でか分からないのよ。
とにかくダディーが来いって言ってるんだから、一応来なさい。」
JenとJustinは、“?マーク”を頭上に浮かべながら私の車に乗り込んだ。
私の車を納車してから、私達3人は旦那の車に乗り込み、
10分後には4人でそのまま自宅へと帰って来た。
「一体今のは何だったの?
まさか私達が部屋でいちゃつくと思って、わざわざ連れ出したの!?」
ガレージの中で、Jenはムッとしながら叫んだ。
Justinは、「いや、お父さんの気持ちは分かるよ。」
と言って笑っていたけど、心の中ではきっと、
ウッゼー親父! 信じらんねぇ~!
とか、思ってたんじゃないでしょうか。
その後9時頃に、Jenの同学年の女友達と男友達5人が、
私の家のガレージに置いて行った、マウンテンバイクを取りに来た。
2人っ切りではなく、大人数になったので安心した旦那は、
やっとカウチに腰掛けて、TVを観始まった。
がしかし、
気を使った友達は10分もしない内に、さっさとマウンテンバイクを持って、帰ってしまった。
再びカウチを離れる旦那。
リラックスモードから再び、警戒モードへ。
今度は2階から降りて来たTiffanyに目をつけた。
「Tiffany! Tiffy! Come to daddy~♪」
そう言って抱きしめてからホッペにChuをし、
「お~! 良い事を考えた!」
「Tiffany, Jenの部屋に行ってJustinに挨拶して来なさい。」
虫の居所の悪かったTiffanyは、
「さっきしたからもういい。」
旦那:「若い可愛いお兄ちゃんが居るよ~。
行ってHugして来なさい。きっと遊んでくれるよ~。」
私に小声で、
「Tiffanyは僕のスパイとして働いてもらう事にする! これは良い案だ、うっしっし。」
喜んだのは良いが、Tiffanyは
「私ウンコがしたいの。」
そう言って、旦那の要求を聞かずにトイレへ入ってしまった。
くっくっくっくっ。。。。
旦那の脇で、笑いが止まらない私。
「貴方まさか、Justinが帰るまでこんな感じで居るんじゃないでしょうね。」
「こんな感じって、どんな感じだよ。」
「動物園の白熊みたいに、ウロウロと動き回って落ち着きが無いって感じの事よ!」
「何を言っているんだ。俺ほど物分りの良い、Coolに振舞える父親も珍しいんだぞ。」
「あ、そーなんですか。。。。」
もう何も言うまい、と思った。
その後9時30分過ぎに、
「Justin! 家はどの辺なんだ? 僕が送って行ってあげよう。」
の一声で、
Justinはほぼ強制的に旦那に促されて、Jenと一緒に車に乗り込み、我が家を後にした。
旦那に”娘のボーイフレンド免疫”が付くまで、もうちょっと時間が掛かりそうですわ。。。
勿論彼には何も言いませんがね、静かに、温かい目で見守ろうと思っております。