◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

2008/05/25(日)08:47

●あんたは白熊か!?私の旦那観察記●

何しとんねん?(12)

昨日の続編でごんす。 来ましたよ、Justin. 旦那が玄関に迎えに行って、玄関先で挨拶をしている声が聞こえる。 私はTiffanyと公文の宿題をしていたので、急いで玄関に向かおうとしたら、もう中に入って来てた。 Hugなどの軽い挨拶を交わし、彼を見た瞬間、 あれ!?どっかで見た顔! 初めて会った気がしなかった。 その直後、直ぐに気が付いたんだけど、 この間のプエルトリカン・スキーツアーで我が家に泊まりに来ていた、旦那の従兄弟の息子Javier(大学生)の、幼い頃にソックリなんじゃないの~。 こんな感じ。 旦那も私と同じ事を思ったみたいで、 後から、「Javierに似ていたな。」と言っていたほど。 でもね、Jen達がキャーキャー騒いでた意味が分かりましたよ。 「He's sooooo cute!」 の、叫びの意味が。 明るくて爽やかなスポーツマンって感じ。 爽やかなので安心しました。 旦那は何故か、NERDY(がり勉タイプ)な男を連れて来ると思ってたみたいで、 ある意味ホッとしたよう。 スノーボーダーって聞いたんだけど、私にはサーファーDUDEにも見えました。 旦那は開口一番、 「プロムの会場へは、どうやって行くつもりなの?」 J:「友達とリムジンサービスを頼むつもりで居ます。」 すると旦那、 「そうかぁ。。。。」 あれ?あれ?あれ~~??? ご自分が、”喜んで”ドライバーをすると言ってなかったっけ? リムジンで(いちゃつく)なんてとんでもない! と、鼻息も荒かったのに。。。(*^^) 何だか納得した感じで、それ以上何も言わない。 そして頭を上げたかと思ったら、 「アフターパーティーは出席させられないのは、承知だろう?」 J:「はい、それはもう分かっています。」 なるほど。。。 リムジンの件はこっちが譲ったんだから、 そっちも譲んなさいよ。って事なんでしょうか。 そんな感じで会話が進み、 旦那は急に饒舌になり、 「Justin、プエルトリコのプロムはね、朝の6時まで続くんだよ。しかも親も来るんだ。」 Justinは目を丸くして驚いている。 私は横から、 「Party Peopleだからね~。」 「親も来るって事は、chaperonとか言っちゃって、実は自分達もパーティーを楽しみに来るんでしょ。」 と口を挟む。 一通り話しをしてから、JenはJustinを家の中を案内して回って、(家ではお客さんに必ずする。) 自分の部屋へと消えて行った。 Jenの部屋はキッチンの隣にある。 私と旦那はキッチンで話しをしていたんだけど、 旦那はまるで、白熊の様に落ち着きが無い。 「部屋のドアは開けっ放しにして置きなさい。」とだけ言い、 カウンターの椅子にでも、ゆっくりと腰掛ければ良いものを、 立ったままキッチンの周りを歩き回ったり、ソワソワし通し。 ベランダに出て葉巻を吸い出したり、 かと思えば、直ぐに中へ入って来たり。。。 大した用も無いのに、  「Jen!」 と大声で呼び、わざわざJenを部屋から呼び出して、どうでも良いような話しをしたり。。。。 「ちょっとー。落ち着いて話をしようよ。 中々感じの良い子じゃない。清潔感があるし、あの感じだったら安心じゃない?」 私が色々と話し掛けても、気もそぞろで目が泳いじゃっている。 3回目に、「Jen!」 と旦那が呼んだ時には、 「ちょっとあんた、いい加減にしなよ」、とたしなめたんだけど、 すると、 「長時間(え、たかが20分そこそこで?)放って置くのは良くない。 君だってのん気に構えて居ないで、たまには中をチェックしなきゃ駄目なんだぞ。」 旦那の目は真剣そのもの。 その内にNicoleが外出から帰って来た。 旦那はNicoleをキッチンへ呼び、 「彼の帰り間際で良いよー。」と、面倒臭そうに嫌がるNicoleに、 執拗にJenの部屋へ行って挨拶をしてくるようにと強要する。 どうしても、中の様子が気になるらしい。。。 しつこい旦那の手を振り払うと、Nicoleは逃げるようにして、2階の自分の部屋へ行ってしまった。 それから30分経過。 40分。 50分。 旦那の我慢も限界に達していた。 私はこの日の夜に、車の定期点検の予約を入れていたので、旦那と2人で車を持って行かなければならなかった。 旦那にその事を話すと、 待ってましたとばかりにJenの部屋へ行き、 「Jen, Justin, ちょっと出掛けるから一緒に来なさい。」 と誘い、さっさと自分の車に乗り込んだ。 私はその後からちょっと首をかしげながら、 “何でJenとJustinまで来なきゃいけないの?” と思いながらJenの部屋を覗くと、 JenもJustinも、2人仲良く机のPCに向かって怪訝そうな顔をして私を見ている。 「マミー、どこに行くの? 何で私達まで行かなきゃなんないの?」 私:「私の車をディーラーさんまで持っていくんだけどね。。。 ここからほんの5分の所なんだけど、私も何でか分からないのよ。 とにかくダディーが来いって言ってるんだから、一応来なさい。」 JenとJustinは、“?マーク”を頭上に浮かべながら私の車に乗り込んだ。 私の車を納車してから、私達3人は旦那の車に乗り込み、 10分後には4人でそのまま自宅へと帰って来た。 「一体今のは何だったの? まさか私達が部屋でいちゃつくと思って、わざわざ連れ出したの!?」 ガレージの中で、Jenはムッとしながら叫んだ。 Justinは、「いや、お父さんの気持ちは分かるよ。」 と言って笑っていたけど、心の中ではきっと、 ウッゼー親父! 信じらんねぇ~! とか、思ってたんじゃないでしょうか。 その後9時頃に、Jenの同学年の女友達と男友達5人が、 私の家のガレージに置いて行った、マウンテンバイクを取りに来た。 2人っ切りではなく、大人数になったので安心した旦那は、 やっとカウチに腰掛けて、TVを観始まった。 がしかし、 気を使った友達は10分もしない内に、さっさとマウンテンバイクを持って、帰ってしまった。 再びカウチを離れる旦那。 リラックスモードから再び、警戒モードへ。 今度は2階から降りて来たTiffanyに目をつけた。 「Tiffany! Tiffy! Come to daddy~♪」 そう言って抱きしめてからホッペにChuをし、 「お~! 良い事を考えた!」 「Tiffany, Jenの部屋に行ってJustinに挨拶して来なさい。」 虫の居所の悪かったTiffanyは、 「さっきしたからもういい。」 旦那:「若い可愛いお兄ちゃんが居るよ~。 行ってHugして来なさい。きっと遊んでくれるよ~。」 私に小声で、 「Tiffanyは僕のスパイとして働いてもらう事にする! これは良い案だ、うっしっし。」 喜んだのは良いが、Tiffanyは 「私ウンコがしたいの。」 そう言って、旦那の要求を聞かずにトイレへ入ってしまった。 くっくっくっくっ。。。。 旦那の脇で、笑いが止まらない私。 「貴方まさか、Justinが帰るまでこんな感じで居るんじゃないでしょうね。」 「こんな感じって、どんな感じだよ。」 「動物園の白熊みたいに、ウロウロと動き回って落ち着きが無いって感じの事よ!」 「何を言っているんだ。俺ほど物分りの良い、Coolに振舞える父親も珍しいんだぞ。」 「あ、そーなんですか。。。。」 もう何も言うまい、と思った。 その後9時30分過ぎに、 「Justin! 家はどの辺なんだ? 僕が送って行ってあげよう。」 の一声で、 Justinはほぼ強制的に旦那に促されて、Jenと一緒に車に乗り込み、我が家を後にした。 旦那に”娘のボーイフレンド免疫”が付くまで、もうちょっと時間が掛かりそうですわ。。。 勿論彼には何も言いませんがね、静かに、温かい目で見守ろうと思っております。

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