◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

2007/11/14(水)06:25

●追記:空手のトーナメント●

私の思う事(5)

空手のトーナメントに行ってきました~。 色んな道場から沢山来ていて、ちょっと圧倒されたりしたけど 楽しんで来ました。 Michaelは “型”(茶帯以下の9歳~10歳の男子) Tiffanyは“型”(茶帯以下の7歳~8歳 男女混合) 私は“型”(茶帯以下の20歳以上の女子)に出ました。 会場に入って辺りを見回すと、白帯が殆ど居なくて、その時点でちょっと気落ち。(^_^;) “トーナメント出場は、ちょっと早かったかな。。” と、弱気になってしまった。 シャロン先生に,“私達、ちょっと早すぎましたかね。”と聞いてみると、 “そんな事無いよ。出場する事に意義があるんだから” って、励まされて、やる気満々。 MichaelもTiffanyも、それぞれ白帯が本人も含めて2人だけだったけど、今まで練習して来た通りの型を披露して、私は大満足でした。(^^) 入賞には手が届かなかったけど、メダル(参加賞)を貰いました。 私が恐れていた、【頭の中真っ白】状態にはならなかったから、良かった~。 やっぱり、【頭の中真っ白】状態になった子、何人か居ました。 気を取り直して初めからやり直す子も居れば、 固まったまま動かず、 そのまま終わりにしちゃって半べその子とか、色々です。 表彰時に、目の前でトロフィーを受け取る子供達の後ろで、 悔しそうにして唇を噛んでいたTiffany。 名前を呼ばれてメダルを受け取った時には、今にも泣き出しそうな顔になって下を向いてしまったので、その時はちょっとハラハラしました。 Mihcaelも彼の落胆振りが、ありありと分かる表情でメダルを受け取っていました。 旦那や姉達から励まされて笑顔が戻った所で、 「メダルを見せて!」と言っても、中々素直には見せてくれなかった。(^_^;) でも2人共直ぐに気を取り直して、メダルを胸につけてヘラヘラと喜んでいましたが。(単純) 中には、負けたという屈辱に耐え切れなくなって、泣き出してしまい、 お父さんに抱きしめられてから、色々と言い聞かせられている7,8歳位の男の子も居ました。 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔で、お父さんの顔を真っ直ぐに見つめて話を聞いている、彼の大きな瞳がとても印象に残りました。 同じ道場で茶帯で13歳の女の子が居て 彼女はとっても真面目で、いつもニコニコして居て礼儀正しい子。 その子にとんでもないアクシデントが。。。 組み手で男の子と遣り合っていた彼女。 相手にポイントを何度か取られて、 「もう負けてしまう!」と思って焦ってしまったのか、 普段に無い攻撃的な姿勢を見せ始め、 顔に蹴りは入れてはいけないルールを無視して2度もやってしまい、 終わってからお互いに礼をする場面で、 相手の男の子の手にパンチを入れてしまって、 退場になってしまったのでした。 先生やお母さんから慰められて落ち着きは取り戻したものの、 やっぱり心の動揺から、その後の“型”は、めちゃくちゃになってしまって、 終わるや否や、泣いて会場から出て行ってしまったのでした。 皆唖然としてしまったんだけど、一旦切れてしまった糸が元に戻らず、 自分でもどうしようもなくなってしまったみたいで、 とても可哀相でした。 後でトイレに行った時に、お母さんと一緒に目を真っ赤にして出て来た彼女とバッタリ会いました。 思わず彼女の肩を叩いてHugしました。 ヒックヒックと、しゃくり上げて泣くCちゃん。 私は言葉に詰まりました。 ふと見ると、お母さんもハンカチで目を覆っていました。 普段練習熱心で真面目で、とても礼儀の良い彼女です。 それなのに、“負ける”というプレシャーに押し潰され、 自分の取った愚かな行動に腹が立ったらしく、 かなり落ち込んでいました。 是非この経験を生かして、 又あの明るい笑顔を見たいと彼女に伝えました。 泣きながら頷いていたけど、人事ではないな。って思いました。 皆こうやって辛い経験をして、大人になって行くんだよね。。。 こうなると、自分の子も人の子も関係なく、 思わず抱きしめたくなります。 勝ち負けに拘るのもいいけど、 やっぱり負けたり失敗した時に、どう対処するか。。。 これはその人間の一生を左右する、大事なキーポイントだと思う。 先ず、 素直に事実を受け入れる事。 とにかくこれが出来ないと、前に進めません。 そしてそれを学びとして、 “この野郎~~!”って言う悔しい気持ちも全てひっくるめて次の糧として、ステップアップする。 なーんて、口で言うのは簡単だよね。 これは私の願いだけど、 空手を通して、子供達にはこういう精神を学んでもらいたいです。 武道やスポーツは心身を鍛えると言うけど、 正にその通り。 でも欲を言えば、 文武両道が理想なんだけど、これは子供に押し付けてはいけないよね。 以前の日記にも書いた事があるんだけど、 普段何かの競技を見ていて、 “勝者”よりも“敗者”の顔に、どうしても目が行ってしまう。 敗者の態度が悪ければ、(所謂“sore loser”) 負けた本人同様、私もガッカリしてしまうし、 逆に、 爽やかで潔かったりすると、 “あ、この人は大丈夫だな。 次は今まで以上にパワーアップして戻って来るな。” って思って、何だか嬉しくなってしまい、俄然この選手を応援する気になる。 勿論勝った選手は、努力が報われて素晴らしいけど、 負けても尚潔い敗者は、勝者に劣らず“カッコイイ”と思う。 大袈裟なようだけど、そういう敗者を見たその日一日は、 本当に気分が良い。 自分もこうありたい。 成れたらいいなぁ。。。。って思います。 昔から、 【七転び八起き】とか、【人生山あり谷あり】、【転んでもただでは起きるな】【雑草のように生きろ】とか、 挙げれば枚挙に暇が無いほど、何か壁に当たった時に勇気付けられるような諺が沢山ある。 昔の人って偉大だな。 こういう言葉を残してもらって、有り難いなって思う。 何だか又ダラダラ長くなってしまったけど、 私の結果は、 予想外で、何と2位入賞しました~~! MichaelやTiffanyに比べると、私の年齢層のカテゴリーは極端に少ないから その分入賞の可能性も高かったんだと思います。 ラッキーでしたね。(*^-^) はっきり言って、私の番になって選手一同並んだ時は、 白帯が私一人だけだったから、 「あらら~~」って感じで、 私も家族も全然期待してなかったんです。 だから2位に入った時には、正直びっくりだったけど、 喜びも一入でした。 思えばこれまで、ストレッチで腹筋が攣りそうになったり、 開脚がそんなに開かなくて、(年で骨が硬くなっている) それが異常に悔しくて、ムキになって無理して広げて、 その結果、翌日内股の筋が痛くなっちゃって、1週間位もっと開かなくなったりとかして、 そんな自分を嘲笑したりなんて事もあったんですよねぇ。。 でも、老体に鞭打って頑張った甲斐があって、凄く嬉しいです。。ヾ(@^▽^@)ノ どこまで続けられるか分からないけど、 今の所は、すっかり空手にのめり込んでて、 辞める気配は全然なさそうです。 はぁぁ。。。。(ノ_-;)  ←(旦那の溜息) 追記です。 今日は長女Jenの15歳のバースデーです。 彼女の Quinceañera(15歳のお祝い)は、12月1日に会場を借りてする事になったので、 今日は家族だけでひっそりとお祝いです。 でも旦那は出張で居ないんですよね~。。。 Jenのリクエストで、彼女のお気に入りのイタリアンレストランで 旦那抜きで食事して来ますね~。 え? 何か旦那抜きが嬉しそうって!? まさか~。 そんなわけ無いわよ~~。  

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