2006/09/22(金)12:18
帰省事実 その2 後編
さて、次は川之江インターで下りて、高知県の大豊町方面を目指す。
プチ四国一周をしようという魂胆。
山道をくねくねと進む。
愛媛県の新宮村を走っているとき。
うわ、ガソリンがないっ!
こんな山の中で止まってしまったら目も当てられない。
必死で走る。
と、しばらく行ったところでちょこっとした街(山と比べたら)に出る。
あ、GS発見!
しかし、お値段が書かれていない。
のんだくれさんが恐る恐る
「ここリッター何円ですか?」
するとおばちゃんは
「146円です」
高っ!
そしてラーミアにご飯を飲ませてまた進む。
ってか新宮村広すぎ。
山の中の村ってこういうもんなのか。
そういえば、財田も琴南もそうやっけ。
あぁっ、財田は三豊市で琴南はもうまんのう町やったっけ!?
もう香川のことはさっぱりわからへん。
まぁ香川にはだいぶ前から村なんてないからねぇ。
ここで母から電話。
今新宮村。
と答えてふと思う。
こんな山の中でもFOMA通じてるやん。
大したもんだ。
プラスエリアかな?
でも3人とも携帯が902iなので、判断できず。
901i以前の人がいたら分かったのに。
それとも道沿いだからでしょうか。
そのまま山道を走っているうちに、ナビがバグってきた。
いや、いつもちょくちょくバグるわけやけどもね。
森林の中を突っ切ったかと思うと、いつの間にか高速乗っちゃったよ、この子。
ナビたん、君はインターチェンジって知ってる?
勝手にナビたんをドジっ娘メイドキャラに仕立て上げ、
「はわわ~、もうここがどこなのか分からないです~」
などど、後部座席から声をあててみる。
もうナビは半分無視。
標識と勘を頼りに走る。
道中、なにやら謂れがあるような湧き水を発見。
立て札によると、飲むには一応煮沸しないといけないみたいだけど、いい水らしい。
ちょっとぱちゃぱちゃ触ってみた後、何故か儀式が始まる。
わたしたちは水辺に来ると、何か祈らずにはいられないみたいです。
空のペットボトルに水を入れ、思いっきり周りに振り撒く。
イメージは、『being』のKOTOKOたん。
いや、自分にかけたりはしないけど。
とりあえず3人で祈る。
のんだくれさんの願いは
「クフ王の願いはキャンセルで!!」
だったそうなので、まともにお祈りできたのはわたしだけみたいね。
そしてさらにしばらく走ると、やっと高知県大豊に突入。
まだまだ先は長そうやなぁ。
っていうか、大豊町も広すぎ。
おっ、国道32号や!
見慣れた国道の数字が出てきて、一気に帰ってきたような気分になる。
でもまだ高知県。
大歩危小歩危を通過。
気が付いたら、外はすっかり真っ暗に。
明るいうちに通れたら、大ボケ大会が開かれたのに。
残念。
そして徳島に突入。
何かこの辺の道が綺麗になった気がする。
まぁ記憶も曖昧やけど。
池田町も合併されて三好市になったっぽい。
へぇ。
他の2県に比べると、徳島はちらっとだけ通った感じがする。
結構さっさと香川県に帰還。
明日入る予定の温泉の横を通って、晩ご飯の一鶴を目指す。
一鶴って、心斎橋にも出来たんやってね。
ザキさん、今度食べに行こうや。
今度はのんだくれさんが親鳥に挑戦。
この前はK-U1さんがあまりにもさらっと食べたので、親でも意外といけるのかと思ったら、のんだくれさんは結構苦戦。
「ひな鳥にしとけばよかったわ」
ご愁傷様。
心斎橋でひなの食べなおししようか。
その後は、本日の締めくくり。
都会育ちの2人に綺麗な星空を見せてあげようと思って。
満濃池の付近はどうかなって思って空を見上げたけど、街灯なんかも結構多いので大して綺麗じゃない。
もっと奥地に行かないと。
というわけで、仲南町の山奥まで走ってもらいました。
こら、そこで『まんのう町だろ』とか言わない!
ほとんど街灯もない道にちょこっと車を停めてもよさそうなスペースがあったので、試しに降りて空を見ると。
おぉ~。
さすがにここまで来るとすごく綺麗に見える。
ラーミアに積んであったブルーシートを敷いて、3人でごろ寝。
3人で感動。
それぞれ夏の大三角やら、流れ星やらを探す。
ここまで星が綺麗なところなら、流星群が来ていなくても流れ星は降ってくるのだ。
しかし。
なかなか3人揃って流れ星を見つけることが出来ない。
A「あっ、流れ星!」
B「何っ、見逃した!腹立つわ~」
C「あ、流れた!お祈りしな」
B「今の願い、キャンセルで!」
みたいな、ロマンチックさの欠片もないような会話が繰り返される。
それでも、何か青春映画みたいで美しい想い出になりました。
気が済むまで星を探して、帰宅。
今日もハードやったし、きちんと休みましょう。