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2003年02月13日
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昨日のNHK『クローズアップ現代』はとても怖い内容でした。
「笑わない赤ちゃん」というテーマで、ネグレクト(育児放棄)を受けた赤ちゃんは表情を失くし、泣き声も笑い声も立てなくなる-というのはショック。

人間の新生児には「新生児微笑」という反射的な行動があり、その表情に親が反応して呼びかけることによって、本当の笑顔になっていくのだそうです。人間の笑いは自発的なものではなく、人(いいかえれば社会)との関わりにおいて作られるものだったんですね。

また、泣くことによって赤ちゃんの脳に生まれるストレスは、親が抱いてあやすことによって発散され、信頼関係が生まれていくそうですが、いくら泣いても抱いてもらえなかった赤ちゃんの脳はストレスが蓄積され、許容量を超えると脳の働きが止まってしまうのだそうです。
要求を満たされることを諦め、生きる意欲を失くしてしまう・・・生まれたばかりでそのような心境におちいってしまうなんて、哀れすぎます。(;_;)

こんな話を思い出しました。
三原 順の「はみだしっ子」にあった話で、
-昔、ある王様が人間が初めてしゃべる言葉は何なのかを知りたがった。
赤ん坊を育てる時に一言も声をかけずに世話をすれば、やがてその子はどの言葉を話し始めるのだろう?
古代の叡智、ギリシア語か?神の真理を説くラテン語か?
王の命により、1人の赤ん坊が無言のうちに育てられた。その子が初めて発した言葉は何だったのか?
-赤ん坊は育つことが出来なかった。優しい言葉を一言もかけられなかったので-

うろ覚えなので正確ではありませんが大体このような内容です。

この話は子育ての本質を突いていると思います。
サルの研究者によると、子育ての際に言葉を使うのは人間だけだとか。サルの子育ては、スキンシップこそ密なものの、言葉や声による呼びかけはないのだそう。
人が、人たる所以は言葉を使えるからこそ-言葉によるコミュニケーションがないと人は生きていけないのかも。

振り返って我が身を見ると、大いに反省させられることばかり。
子供もある程度大きくなると、話しかけられても自分のことにかまけて、いいかげんな生返事だったり、時には無視したり・・・
(特にうるさいのよ、うちの子は^_^;)
むむむ、こんなことじゃいかんなあ。
そのうち、親をうざったくなって話もしてくれなくなるかもしれませんが-その時が来るまでは子供の呼びかけにはきちんと答えてやらねばならないと改めて思いました。





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最終更新日  2003年02月13日 09時52分28秒
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