昨年の秋、アゲハの幼虫を育てて、それが蛹までこぎつけたことは日記にも書きました。（カテゴリ：動物・ペットでまとめてご覧になれます）

蛹になった時期が遅かったのか結局羽化せず、越冬すること数ヶ月。

そろそろ暖かくなってきたし、いつ羽化するのかなあ…と気を揉んでいたら、ピクリともしなかった蛹に最近変化が現れました。

最初に比べて明らかに黒ずんでいる…しかも表面が毛羽立った感じにボソボソしていて、どちらかといえばカビが生えた感じの気持ち悪い黒ずみ方です。（＞_＜）

ネットで越冬蛹の飼い方を調べていた時に、週に一度は霧吹きで水をかけてあげましょう！という記載を見て、せっせと水を吹きかけすぎたのがアダになってカビが生えたか－と思い込み、

こりゃだめだ。中で死んどるに違いない。
もう羽化せんわ。orz

とがっくりしていた今日になって。

お昼からトリック2再放送を親子で楽しみ、手紙が来ていたので娘に取りに行かせたその時－

「お母さん！玄関にアゲハが！」

な、なんとカビが生えたとばかり思っていた蛹がいつの間にかアゲハになってる！
確かにネットで調べた時、羽化が近づくと成虫の色が透けてきて黒っぽくなると書いてあったけど、カビが生えたようになるとは思わなかったんだもーん。
よく見ると成虫の体は細かい毛で覆われている感じです。このせいでケバケバしてたのか。


発見したときは既に羽がのびきっていて、色もハッキリしていました。
朝見た時はなんにも変化がなかったから、やっぱりテレビを見ている間に羽化したのかなあ。

うーん、不覚。テレビにかまけている隙に、肝心の羽化する瞬間を見逃しちまったぜ！く～っ★

羽はのびきったといっても、まだまだ上手に飛べない様子です。床に落っこちて盛んに羽をバタバタ振るわせています。

外は雨。
このまま逃がしてしまうのも可哀想だし、GWだというのに休日出勤しているダンナにも見せてあげたいし、さてどうするべ？

とりあえず今日一日くらいは家に居させることにして、そうなると考えなくてはいけないのがエサ。

ちょうど花瓶にしおれかけのガーベラを一輪挿していたので、そーっとつまんでその上に乗せてみました。↓

黄色い花の上のアゲハ蝶、絵になる光景ですがお気に召さなかったようで…すぐ飛んでいってしまいました。orz

こうなると頼りになるのはネットの情報。

砂糖水やスポーツ飲料を薄めたものをコットンにしみこませ、細い棒かなんかで蝶の舌を伸ばして飲ませます－
とか書いてあるけど、聞くと実際に行うのじゃ大違い。

バタバタ逃げる蝶を傷つけないよう押さえ込んで、くるくる巻き取ってある舌を爪楊枝でぐいーと伸ばして、砂糖水に近づけてみたのですが…
一向に飲む様子がありません。逃げ回るばかり。

短気な私は「もういい！お腹が空いたら自分で飲むでしょ」と早くもリタイア。(^^ゞ

一応、シクラメンやパンジーなど家にありったけの鉢植えを持ってきて、砂糖水も一緒に出窓に閉じ込めておくことにしました。
お腹が空いたといって、本当にこれらの蜜を吸うかどうかは疑問…

まあ、明日は晴れるという予報だし、ダンナに見せたら逃がしてやろうっと。
鳥なんかに捕まるんじゃないよ～～～～(^_^)/~

実はもう一匹、まだ羽化していない蛹がいるのです。
今度こそ出てくる瞬間を見逃さないようにしなくちゃ！

※羽化後の抜け殻になった蛹。↓

表面はツルツルしていて半分透き通った感じです。やっぱりカビだと思ったのは成虫の体が透けて見えていたからだったんだね！
いや～こんな小さな蛹に大きな羽が詰まっていたなんて。自然界の神秘だなあ。感無量。