2009/07/16(木)11:20
「奇ッ怪」~小泉八雲から聞いた話~
「奇ッ怪」~小泉八雲から聞いた話~観て来ました。
実は仲村トオル結構好き
お隣の世田谷パブリックシアターにはよく行っているのですが、シアタートラムの方は初めて。
しかし劇場真正面に大規模な喫煙所があるのはなんとかならないのか。
タバコくさくて煙くてムカつく!
中に入るとこじんまりしていて後ろの方の席でも舞台が近い!役者さんの表情までハッキリ見えます。
しかしベンチシートなのでお尻が痛くなる…ひじ掛けがないのも落ち着かない。
座席の配置が互い違いになっていないので前の席に座高が高い人が座ると見にくい。
アレ、結構文句タラタラ?
えー、演劇の感想に行きましょう。
タイトルに小泉八雲、とあるように怪談話をモチーフとしています。
それだけに観客も「いつ来るかいつ来るか」、という先入観で観ているので
怖いシーンが出てくる前からなんだかドキドキ…
客席の足元ライトも消えて真の暗闇の中で開幕を待つ、これがコワイ!
暗転とか音響をうまく使っていて怖いシーンは本当に怖かったです。
でも音、大きすぎ。耳が痛くなるですよ。
もちろん怖いだけではなくコミカルなシーンもあって和む…
池田成志さんの軽妙洒脱な演技が楽しかった。特に「茶碗の中」がサイコー!
(あまり知らなかったのですがこの方新感線の舞台にも結構出てるんですね!)
大筋の話の流れがあって、合間合間に劇中劇のように短い話がはさまってくる構成なのですが
メリハリが利いていて飽きなかった。
話ごとに語り手がめまぐるしく変わっても違和感がないのは演技力の賜物ですかね。面白かった。
お経を唱えるシーンでは本当にお線香を焚くし、タバコは吸うわ墨は磨るわで
会場が狭いものだから客席まで匂いが漂ってくるんだよね。
五感を刺激する演出がまた臨場感をかもし出してGJ!
仲村トオルはやっぱりカッコヨス。硬派で真面目なイメージが強いのですが、とぼけた演技もよかったデスヨ。
他の出演者さんたちも皆よかった。
出演者8人という少ない人数で大いに楽しませてもらいました!
暑い夏には怪談が一番やねえ~