2004/09/29(水)10:52
壬生義士伝
中井貴一主演、話題になった映画。
なぜか見たくなって、レンタルビデオを借りてきた。
新撰組の隊士、吉村貫一郎の物語。
NHKの大河とだぶっている方がいて、大河で山南さん役の堺正人が沖田総司。芹沢鴨の佐藤浩一が斉藤一。
なんか違和感があったけど、映画自体はとってもよかった。
義のために死んでいくというのは、今の世の中ではないことだけど。(人を殺すということも)
NHKの大河も、毎回誰かが切腹したりして死に、新撰組は破滅へと進んでいる。
盛岡南部の浪人吉村貫一郎。
彼のことは知らなかった。
家族を食わせるがために脱藩し、新撰組に入隊。
仕送りをするため、金に執着し、人を斬り、義のために死んでいく。
見所はたくさんある。
最初から、永倉新八との試合、家族との別れ、迫力ある殺陣、官軍に突っ込んでいく吉村、そして腹を切らされる吉村の長いシーン。
吉村の長男とその親友もまた涙の別れをする。
こんな幼い少年も武士道、義の道を歩いていく。
今の子とはずいぶん違う。
今の子供達は、弱くなったように思う。
昔の子は精神的な強さがあるというか。
音楽、太鼓の音もその場を盛り上げ、殺陣も迫力がある。
主演の中井貴一や佐藤浩一らがすばらしくいい。
時代劇っていいなあと思って、また見たくなった。