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カテゴリ:生活
3月13日、郵便局での私の木工品の展示を終えて、自宅に帰った。女房が疲れたような厳しい顔で私に言った。「今さっき、吐いて吐いて、死ぬような思いをした。残りカレーを食べたら、3分か5分で、ゲーゲー吐いてしまった。あの銅のお鍋にカレーを入れて居たら、青い錆びが出て、黄色いカレーが変な色になってしまったのを食べたからか、あの銅の錆びは毒なのだろうか?」
「そうだよ。銅の錆びは緑青といって、猛毒だよ。神社の屋根などに使っている銅版は雨などで錆びて青くなっているが、あれが緑青だよ。そのカレーは犬に遣るか?イヤ捨てなければ。だけどどうして食器メーカーが銅の鍋などを販売するのだろう。猛毒なのに、国も変だね」と私がいった。 それから、辞書で緑青を引くと、確かに毒と出ていた。所がインターネットで銅を検索し、その中の銅の安全と言う所を出すと、下記のような文が出てきた。 東京大学医学部衛生学教室による「銅の衛生学的研究」では、長期の動物実験により緑青は毒ではないことを結論付けました。そしてこの調査結果をふまえ行われた厚生省(現厚生労働省)の3年間にわたる研究の結果、昭和59年8月に緑青は毒物や劇物に含まれるような有害物ではないことが認められました。 かつて緑青は、教科書や百科事典にも有毒や有害と記載され、間違って教育されてきた経緯があります。東京大学医学部衛生学教室の元教授・豊川行平氏は、「緑青のグリーンが毒々しく見えたから、いつのまにか毒だと信じ込んでしまったのではないでしょうか」と語っています。 となっているが、ではどうして、女房は吐いたのか?不思議な話である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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