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カテゴリ:音楽
もう数十年も前からだが、高コストのJALが経営的に行き詰まっている。誠に厳しい意見だが、今ある組織を改革するより、新しい組織を立ち上げる方がより簡単である。つまり、JALを倒産させるか、数社に分割させた方が日本社会に取って良いように思う。 私の友人の一人がJALの社員だったから、言いにくいが、あの会社は労組が複雑過ぎる。多くの労組が消えて無くなるのなら、JALの再生も考えられるが、そんな事はあり得ない。 労組を消すには、本体の会社が消えるのが一番である。国鉄を清算し、JRに変えたあの方式である。今でも時々昔の過激労組が新聞に載るが、もう数年で国鉄時代の労組は消えてなくなるだろう。 「馬鹿は死ななきゃ治らない」と言われるが、変なイデオロギーで凝り固まった人も、絶対に来る寿命で、段々と消えて行く。もう後10年もすれば、昔の国鉄時代の労組ニュースはマスコミに出なくなるだろう。 かつての国鉄のような過激労組がJALにまじっているかどうかはしらないが、このように厳しい経営を数十年も強いられて、改革もままならないで、大きな事故でも起こしたら、それは社会的な罪である。 世界的大企業の中で、世界一の高給料を貰っているのはJALである。そして親方日の丸で、言いたい放題の複雑な色々な労組を無数に抱えている。やはり清算して、やり直しが一番の近道だとしか思えない。その次が分割だと思う。 恐らく、JALの平均給料の半分にも満たない日本の中小企業が大半だから、給料を半分にしても社員は我慢をすれば生きて行けるのだ。もしそれが出来るとJALは大きな黒字企業になるのは間違い無しである。だけどそれが不可能なのだ。 だから、スタートからのやり直しが一番の近道としか思えない。金融機関からの色良い返事も無く、デルタやアメリカンに目を付けたが、アメリカ社会はもっともっとドラスティックであり、デルタ航空にアメリカン航空にと出資を依頼しても、バラ色の未来はあり得ない。 自社のコストを競合先より下げるか、それが無理なら世界一安全で良いサービスを提供し、高いチケットでも乗客を集められるかの2つしか企業の生きる道は無い。複雑な組合が入り混じっている状態で、世界一のサービスは不可能だと思えてならないからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.16 06:39:02
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