土佐一人新聞

　９月２３日、暇だし、長距離散歩をする事にした。今回は高知で２番目に大きい仁淀川の河口橋から、その上流に掛かる国道５６号線の橋の間をグルット回るコースを考え、地図を開いた。

　２つの橋は地図で見ると約５キロ離れているし、川幅が広く１キロ位あるから、２つの橋を渡って、グルット一周すると、道や堤防は曲がっているから、恐らく１５キロ位のコースだろうと想定した。私の歩速は１時間５キロだから、約３時間の長距離散歩だ。
　
　仁淀川の河口に車を止めた。此処は波が良いのか、サーフィンのメッカで、大勢の若者が集まり、サーフィンを楽しんでいるので、その車の間に駐車し、朝９時３０分から、歩き始めた。

　仁淀川は河口から約３キロの所で、波介川が流れ込んで、合流しているが、仁淀川が大水で水位が持ち上がると、波介川に水が逆流して、農場や民家のある広い地域で洪水に成る場合が多く、数年前に、その波介川を仁淀川と並行に流し、太平洋に流れ込むように改修した。

　結構大きな工事で、土地を接収される農家の反対で、説得に３０年程掛かったが、とうとう出来上がった新しい川だ。



　この川が新しく作った人工の波介川です。右の堤防の向こうに仁淀川があります。左の小高い丘の上に家がありますが、その丘と右の山は元は繋がっていたのですが、切り開いて、川にしたのです。


　河口より５キロ上流の国道５６号線（宿毛方面行き）の橋です。この橋の下で、この夏、孫達と泳ぎました。向こうの林は向こう岸ではありません。途中の中州のような林です。



　
　急流をゴムボートで流れるのが孫達は楽しかったようで、何度も流れて楽しんだが、もう止めると言わず困ったものでした。ゴムボートを上流まで運ぶ私がしんどく成ったのです。其処で、６～７回流れた後、止めて貰った。



　　橋の上から見下ろしたのだが、この急流の所で、ゴムボートで流れて楽しんだのです。

　　河口の大橋ですが、こんなアーチが１３ある橋です。アーチの間隔は、私が歩幅で測ったが７７～７８メータぐらいあったので、約１０００メーター弱の橋です。



　　橋の向こうは太平洋で、波の良い日には、大勢のサーファーが、楽しんでおります。右の林も中州の林です。

　そして、結局２時間４５分掛かった。まあ１３～１４キロのコースだったようだ。

　車走行が禁止の堤防部分も結構多く、今までと違う景色を見ながらの散歩で、結構楽しいものだった。これなら、地図を見て、一周１０～１５キロの所まで、車で行き、長距離散歩をすると、結構色々な新しい風景を楽しめるのが分かった。これからは１週間に１回は行けそうだ。

　健康に良いし、気分も良いし、知らない風景を楽しめ、結構脳の刺激になるし、お金は掛からない。良い趣味になりそうだ。