土佐一人新聞

　渡部昇一氏の死亡ニュースは残念だった。私は「致知」と言う月刊誌を３０年も購読しており、雑誌の最後に掲載されている渡部昇一氏の原稿が一番の楽しみに読んでいたからだ。

　もう来月から、渡部昇一氏の原稿は掲載されないのだ。まあ、私よりかなり右寄りの意見が多いが、大いに参考になる意見ばかりで、私にほぼ近い視点で政治を見て居た。

　まあ、経済は自分で素人だと言っていたので、大きく感心する意見は、余り無かったが、政治や国際社会や、歴史、その他では、素晴らしい意見が散りばめられ、その博識には驚いたものだ。

非常に良く勉強されており、私の知らない事を沢山色々と教えて呉れた恩人でもある。評論家の中でも、プロ中のプロなのだろう。

　今度の天皇退位問題でも、有識者として意見を具申していたが、退位はダメで、また男系を継続だと言う意見だった様に思うが、国民一般の意見とは少々違っていた。要はかなり右寄りなのだ。

まあ、だけど誰もが何時かは、あの世に行くのであり、仕方無い事だが、それにしても日本の代表的論客を無くしたのは惜しい。