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カテゴリ:国内政治経済
今は、全国の過疎で、消え行く集落がアッチコッチで、発生している。そんな中、高知県には人口400名の大川村がある。定員6名の村議会議員の立候補者が居なくなる可能性があり、苦慮しているそうだ。 其処で、直接民主主義を考えて居るのだが、つまり町村総会である。選挙で選ばれた議員でなく、有権者が集まり、会議を開く制度だ。その是非を検討始めたのだ。 皆さん、どう感じますか? 私の結論を先に言いますが、自治村を維持するのは無理な人口であり、近隣の村と合併し、数部落の山間地域に落ちる以外に道は無いと思います。 400名では、人材は居ないのです。だから税金を集め、それを使って行く自治村など、維持できる筈が無いと言いたい。 だけど近隣と言っても、また同じ様な過疎村しか無く、それでも其処との合併しか道は無い様に思う。 我が部落も40名ぐらいだが、我が部落を10部落集めて、自治村が出来る筈が無いからの発想です。人数もさることながら、お年寄りばかりで、前に立てる(リーダーシップ有る人)人材が居ないのです。 だから、集まって部落会を開いても、ダラダラと取り留めない長い話が続くか、又は同じ事ばかり言い募り、無意味な時間の浪費でしか無いのです。 その様な現実の問題点を理解している人も大勢居る筈だが、だけどそんな事実は、失礼で、誰も言わないのが、今の日本です。 もし、色々な議題を理解し、自分の意見を言える人が数十名ぐらい居るなら、村総会も可能性はあるが、村役場の執行部が出す議題の疑問点を、集中して議論出来る住民は居ても、数が少な過ぎるのです。 そして、このような現実を言うマスコミや政治家はゼロです。言えば、田舎に対する差別だと、叩かれるだけだからです。 高知県知事は、頭が良いのだろうか、村総会も一つの選択肢だが、住民の負担が重くなり、難しいのでは、と言っていた。それ位しか言えないのが、今の政治です。 近隣との合併になるか、別の遣り方を考えるか、どうなるか分かりませんが、要は全員の直接民主主義は、村を構成している住民の能力から推測して、難しいとしか言いようが無い。 そんな過疎地では、人を雇う企業など有る筈も無く、普通の自営業も成り立たない現実があります。しかも今は農林業だけで、生きて行ける時代でもないのです。まあ、材木の値段が昔の様に、価値が出るなら、また別の道もあるでしょう。 サラリーマンで唯一存続しているのが、村役場だけなのです。議員と言うのは、自営業の人か、サラリーマンが成るモノで、公務員の兼職を禁止している以上、議員の成り手は、非常に少ないのです。 大川村の有権者は350名だそうで、恐らく寝たきりとか、痴呆症とか、又は大勢の前での議論が出来る人と言うと、恐らくゼロに近いと推測できる。執行部である役場の決めた予算等を審議できる人材となると、ホント少ないと思う。 もし、過疎村を直接民主主義で維持させるとしても、一箇所に集まっての議論は右往左往するだけで、無意味であり、スマホ等での発言で、民意を纏めて行く方法になるのではなかろうか。 スマホで意見を言えない人は、聞くだけで、意見無しの住民になるだけだろう。この様な過疎地は、山また山で、非常に広いのです。
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