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カテゴリ:国際問題
中国を見ると、最近は香港が揉めており、あんな酷い中国政治で、国民が可哀そうだと思ってしまう。 だけど経済は資本主義であり、国民の欲望に任せて伸びており、このまま行くと、将来は民主主義国が負けてしまうかもとの懸念がある。 中国の一党独裁だと、決定は早い。逆に民主主義はモタモタし、時間とコストが掛かり、負けてしまう可能性が大きい。だからどんな民主主義が良いのかを模索する時代となった。 参考になるのは、フランスの実験だ。つまり「民主主義3.0」がスタートした。 これは黄色いベスト運動で、マクロン大統領が討議を重ねて生み出したやり方で、フランス社会の正確な縮図として、つまり年齢性別学歴所得その他色々な条件で国民を抽選で150名選んだ組織だ。 そして選ばれた彼等の討議は、地球の温暖化ガスを出さない削減方法の案を考え出すのだ。ある日突然そのメンバーに選ばれた人々で、そんな議論をして貰うのだ。 果たして将来の民主主義に成るのだろうか。まあ新しい民主主義の一つのテストなのだろう。 直接民主主義はコストが膨大になり、今はプロの政治家を選挙で選ぶ間接民主主義となった。 だけど、最近はその弊害がドンドン出て来る様になった。トランプの様なヤクザ的な変わり者が大統領に成って、アメリカ国民も段々と自分中心的に成って行ったが、今回は僅差で落選し、ホットした。これも民主主義の弱点だ。 また英国では、僅差でブレグジット、即ちEUからの離脱が決まった。また日本でも、僅差で大坂都構想が消えた。 この様な僅かな僅差で、大きな決定をする民主主義に、少々問題も有る様な気がしませんか? 新しい民主主義を模索する時代だが、このまま行くと民主主義が中国に飲み込まれてしまうから、改革の時間も余り無い。 そして民主主義を守るには、常に異論とか変革を或る程度は受け入れ、イノベーションして行かないと、時代の要請に合わなくなる。 今は技術革新の時代だし、その内に、IC技術を駆使して、低コストの直接民主主義が可能に成るかも知れない。
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Last updated
2020.11.17 05:33:19
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