寒川町の寺社旧蹟を巡る(その20) ・ 寒川神社ニ之鳥居~いこい橋~寒川浄水場~相模川八景 寒川宮山の富士~寒川取水施設~神川橋
【寒川町の寺社旧蹟を巡る】 目次「寒川神社」の参道を南に進むと「大鳥居(二之鳥居)」が姿を現した。神奈川県高座郡寒川町宮山。鉄筋コンクリート造で、明治五年(1872)に老朽化によって撤去されたものの、氏子崇敬者の浄財によって昭和四十一年(1966)に再建されたもの。「大鳥居(二之鳥居)」を見上げて。アジサイの青の色の変化を楽しむ。そして参道はこの先で、それぞれ一方通行に。「いこいの広場入口」交差点を右折する。前方に現れた橋は「目久尻川」に架かる「いこい橋」。橋の袂にはユニークなモニュメント?が。意味するものは?水の一滴?その先、右手にあった「石祠」。左手に「水道水質センター」。さらに「寒川浄水場排水処理施設」。JR相模線の踏切を渡る。「水道第三踏切」と。茅ヶ崎駅方面を見る。前方に見えたのが「活性炭注入設備」。油の流入などの水質事故や、かび臭などが発生した場合に、粉末活性炭を注入することにより、においなどを除去する設備である。「寒川浄水池[災害用指定配水池]概要 構造 鉄筋コンクリート造大きさ 第2浄水場 56. 0mX28. 0mX3. 0m X2池 第3浄水場 (72. 0mX 13. 0m X4. 0m十 72. 0mX 6.3mx2.2m ) X4池容量 28 , 376m3( 6池)確保水量 (災害時) 1 9 , 620m3この浄水池は、寒川浄水場で浄水された水を貯えて、湘南・西湘及び県央地域の皆様に供給するために築造されたものです。また、この浄水池は地震などの災害が発生した場合に、応急給水に必要な飲料水を貯えておく施設として指定されており、浄水池に貯えられた水は給水区域内の市や町の給水車などに注水します。道端の草地に見つけた「ネジレバナ」。昔、我が家の芝生の庭にも生えていたが。「寒川取水ポンプ場」。左手に「寒川受電所」。右手に「第3浄水場」の沈砂池。沈砂池とは、水資源を扱う取水・浄水・排水・下水処理施設や発電所の最初の処理工程として設置される池である。 設置の目的は、水を利用するのに不要な浮遊物や固体を沈殿により取り除くことである。「取水ポンプ場」の車両入口であろうか。再びアジサインの花を楽しむ。右手に折れて「さがみ縦貫道路」の下を潜り一段高い道に上って更に相模川に向かって進む。更に「川とのふれあい公園」と「川とのふれあい公園 野球場」の間の道を進むと前方左側にあったのが「相模川八景 寒川宮山の富士」。相模川八景は1.みどりの中の相模湖2.津久井湖と津久井城址3.美しいアーチの小倉橋4.水郷田名と高田橋5.八景の棚と河岸段丘6.三川合流点と大山7.寒川宮山の富士8.湘南潮来と河口 であると。中央にレリーフがあった。「相模川の交通江戸時代以来、相模川を渡るには、渡し舟が利用されていました。この地には寒川と田村(平塚)を結ぶ「田村の渡し」があり、大山道や中原街道の往き来に利用されました。昭和28年に初めてコンクリートの神川橋が完成するまで、渡し舟は人々の足となっていました。また、相模川の上・下流を結ぶ水上交通としては帆掛け舟が利用されました。陸上交通がまだ十分に発達していない大正の頃までは、帆掛け舟が行き来するのどかな風景が見られたといわれています。明治末頃から昭和39年まで、相模川では砂利採取が行われており、良質の砂利を船で運んでいました。これを大量に早く運ぶために大正10年、相模鉄道(現在のJR相模線)が敷設されました。当時、川岸に「川寒川」と「四之宮」という停車場があり、輸送の拠点となっていました。「川寒川」の駅はちょうどこの公園の位置にあたります。」「相模川八景寒川宮山の富士この地には寒川神社が鎮座し、その昔田村の渡しや砂利採取で賑わい、今日県民の命の源である水を送る寒川取水堰があります。川の歴史と文化が薫り、川辺の水鳥や富士山、大山丹沢の眺めは四季の彩りを豊かにします。」「9月21日(木)17:15頃 川とのふれあい公園より100m程上流地点」とネットから。 【https://samukawass.exblog.jp/25635740/】この日は前方に大山の姿が見えたが富士山の姿は残念ながら。「寒川取水施設」が前方に。「神奈川県企業庁 寒川取水施設」と。フェンスの隙間から「寒川取水施設」を見る。「寒川取水施設概要」案内板。「寒川取水施設は、取水せき、取水口、導水路、沈砂池、等の構造物からなっており、神奈川県、横浜市、横須賀市の各水道事業者に安定した水を供給するために建設されたものです。●取水せきの高さは6m、長さは全長270mあり、せきには洪水吐水門幅20mx高さ2.5mが3門、 土砂吐水幅13mx高さ3mが1門あります。●魚道はH10年度に、より多くの魚類が遡上できるよう、船通しデニール式(流水幅7.2m )に 改修しました。●取水口には流芥よけのスクリーンが5門取付けられ、取水ゲートが4門あります。●導水路は2本あり、長さが約300mで最大毎秒18.155m3の水を導水し沈砂池に連絡しています。●この施設は各水道事業者の共同事業として建設され、神奈川県企業庁が委託を受けて管理して います。」水利権水量。取水せき断面水利使用標識。洪水吐水門幅20mx高さ2.5mが3門を見る。そして「神川橋」から「寒川取水施設」を見ることとし、「神川橋」に向かって進む。「神川橋東側」交差点を渡る。右手後方に「圏央道」の高架が。上段が茅ヶ崎方面、下段が厚木方面。再び大山の姿を見る。「川とのふれあい公園 野球場」を見る。「神川橋」の中央部に向かって進む。展望台であろうか。「大山街道」「田村の渡し」「至江の島」と書かれたプレートや渡しの様子がデザインされた欄干が見られたのであった。橋を渡ると平塚市に。「神川橋」から「寒川取水施設」を見る。ズームして。洪水吐水門幅20mx高さ2.5mが3門、土砂吐水幅13mx高さ3mが1門。土砂吐水幅13mx高さ3mが1門をズームして。Googleマップより。取水口には流芥よけのスクリーンが5門取付けられ、取水ゲートが4門あります。魚道はH10年度に、より多くの魚類が遡上できるよう、船通しデニール式(流水幅7.2m )に改修。橋の反対側を見る。「宮山の富士」と書かれた銘板が右に。そして「神川橋」を戻る。「目久尻川」を渡る。橋の名は「鷹匠橋」。途中、県道44号線を右折して、寒川町一之宮4丁目の住宅街を進む。民家の庭のガクアジサイ。「チロリアン・ランプ」、別名「ウキツリボク」。提灯のような特徴的な花。ノウゼンカズラ。そして寒川町の汚水マンホール蓋。町の花「スイセン」を描いたデザイン。 ・・・もどる・・・ ・・・つづく・・・