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カテゴリ:養蜂
一昨日、我が趣味の養蜂のミツバチの検査が行われました。 検査員の男女2名の方が我が家に車で来られ、保護具を纏い我が養蜂場へ。 そして検査開始。 検査員は神奈川県湘南家畜保健衛生所の方々。 この機関が「家畜伝染病予防法」に基づいて、家畜(牛、馬、豚、鶏、めん羊、山羊、 みつばち等)の伝染病予防及びまん延防止のための検査、診断、指導を行っているのです。 家畜とは、その生産物(乳、肉、卵、毛、皮、毛皮、労働力など)を人が利用するために 馴致・飼育している動物を指すのです。類義語に益獣(えきじゅう)があり、また鳥類のみを 指した場合は家禽(かきん)と呼ぶのです。 すなわち、みつばちは家畜伝染病予防法でいう「家畜」なのです。 ただし、「家畜」という言葉は一般的には、人間が利用する動物の中で、愛玩動物(金魚、 セキセイインコなどのペット)を除く、動物が生み出す生産物を利用する事に特化した 哺乳類や鳥類を指すのです。 一部の魚介類(マダイ、カキ、アコヤガイなど)や爬虫類(スッポン、ヘビ、ワニ)など 人が食用や薬用、皮革など工業用に利用するために養殖されている動物は家畜ではなく また野生動物を捕獲したものは家畜には含めないとのことです。 検査官からいただいた書類には、神奈川県公報が添付されていました。 神奈川県告示第82号。 家畜伝染病予防法(昭和26年法律第166号)第5条第1項の規定により 蜜蜂の腐そ病の検査を次のとおり実施する。 平成28年3月4日 神奈川県知事 黒岩祐治。 腐そ病は、ミツバチが感染する病気の中で最も重い病気。 腐そ病菌が孵化3日以内の幼虫に感染すると、幼虫やサナギの時期に死亡 してしまうのです。 趣味の養蜂を実施している私への検査実施に関する書類も頂きました。 検査のため巣箱を開けました。 女王蜂も元気に活動していました。 産卵も順調のようで検査は合格。 別の群の検査も合格。 働き蜂の巣門への出入りも活発です。 3群全て腐そ病の症状はなく合格とのこと。 検査員の女性から追加説明が。 県内で『アカリンダニ症』の発生がニホンミツバチで確認されていると。 感染しても多くは無症状であるが、重度に寄生すると呼吸困難や 働きバチの寿命の短縮が起きるとのこと。 【www.pref.shiga.lg.jp/g/kachiku/gyohatu/files/8_sugimoto.pdf】 また外来種の新種の『ツマアカスズメバチ』が北九州で発見されていると。 これまで国内では長崎県対馬市のみにおいて確認されていましたが、 対馬市以外では初めて確認されました。 ツマアカスズメバチの基本情報 原産地 中国、台湾、東南アジア、南アジア 形態的特徴 ・体は全体的に黒っぽい ・アゴの周りと腹部がオレンジ色 ・大きさは20~30mm程度 ツマアカスズメバチの生態
【http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/tumaakasuzumebati.html】より いずれも見つけた場合は連絡して欲しいとのこと。 3群の検査費180円を支払いました。 そしてこの日の検査を無事終了したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.04.14 09:23:34
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