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JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.08.09
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カテゴリ:JINさんの農園
​​​​​​そして「天筒花火」も無事終了し、『佐倉花火フェスタ 2018』の開幕。
まずは「開始スターマイン」の「開演の響き」が夜空に大きく拡がる。
​​

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オランダ風車「リーフデ」の後ろにスターマインが次々と。
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様々な色の花が開く。
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​​
「日本で初めて花火を見たのは誰?」意外と知らないこの謎には諸説あり、
1613年に徳川家康が見たという定説のほか、その24年前に伊達政宗が見たのでは
ないかという説もあるのだと。両者ともに誰もが知る歴史上の人物。
​​

​​
「世界花火」で世界中の花火を調べてみて、1つの結論に行き着くのだと。
日本の花火文化は世界に例を見ない特殊なものであると。
「日本の花火は世界一」と言われることがあるが、これは主に技術面を述べたものであると。
​​

​​
なぜ日本の花火技術がこれだけ進んだのかというと、見る側すなわち観客の花火に対する
関心が高いことだと。そして「玉屋、鍵屋」の時代から、花火師が競争する環境ができて
いたからなのだと。
​​

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こうなった最大の理由は、社会のイベントの中で「花火」の地位が高いことがあると。
例えば、多くの国では「花火を上げる日」というのが国によって決まっている。
それは国によって独立記念日だったり、革命記念日だったり、あるいは新年の年明け
だったりするのだが、まず何かしら国民が集まってお祝いするイベントがある。
そこで花火を上げて祝賀ムードを盛り上げようと言う趣旨。
つまりここでは花火は脇役、あるいは何かを引き立てるための道具という位置づけ。
​​

​​
しかし、日本の場合には、花火大会の起源とされている隅田川の花火は「川開き」のため
だったと伝えられているが、現在行われているほとんどのイベントでは「○○の花火大会」
という名前が付くように、花火そのものがメインになっている。
このため、日本の花火はたいてい時間が長く、玉の量も多い。1時間から長いもので
2時間くらいは上がる。これは実は世界的に見ると極めて長いのであると。
中国では1時間くらいのものもあるが、アメリカやヨーロッパでは30分以内のことが
多いのだと。
​​

​​
日本の花火文化の特徴は、花火師たちが知られているということである。
花火を見る時に「玉屋」「鍵屋」というかけ声があるが、あれは花火屋の名前である。
今回の佐倉の花火フェスタにおいても、花火師(花火店)の名前も紹介されていた。
現在でも、花火マニアの人は、細谷エンタープライズとか丸玉屋・・・・といった、
花火屋の名前を知っている。このように客が花火師の「仕事」を賞賛するというのは、
日本独特の文化なのであると。
​​

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「花火」の「花」の文字には「咲くのはほんの一瞬、そして短く終わる」花のように、
という意味が込められている。実際に花火の名前も、「菊」「牡丹」など花の名前
が付けられて。
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桜もそうだが、日本には時が来ればさっと消えて行くものを美しいと感じる美意識がある。
線香花火の売上が1位である事も、それを物語っているのだと。
『線香花火』には、大きく5つの段階があるのだと、そして人生に喩えて。

① 蕾
  点火とともに、命が宿ったかのように
    酸素を吸い込みながらどんどん大きくなっていく火の玉。

②牡丹
   火をつけて、先端に玉ができる状態。
   やがてパチッ、パチッと一つずつ、力強い火花が散り出す。
   迷いながらも一歩一歩進んでいく青春時代を彷彿させる。

③松葉  
   玉が激しく火花を出す状態。
   やがて勢いを増し、「松葉」のように次々と火花が飛び出す。
   結婚や出産、子供の成長、優美な火のアーチを眺めていると、
   不思議と幸せな出来事が重なることがある。

④柳    
 火花が落ち着いて、1番静かに火花を出す状態。

⑤散り菊
   玉が消え落ちる直前の静かな状況。
 火花が一本、また一本と落ちていく「散り菊」。
 静かに余生を送る晩年と重なる。
 赤から黄に変わった火の玉が光を失った瞬間、
 線香花火の一生は幕を閉じる。

小さな小さな『線香花火』にさえも、そのひとつひとつに日本人らしい情緒や趣向そして
願いを込めて作っているのだと。
自然に感謝をしながら、花火を持つ人の笑顔を思い浮かべながらひとつひとつ丁寧に作っている
花火職人の方々に感謝。
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菊の如きスターマインが次々と。
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打ち上げ場所が徐々に移って行った。
​​高圧線鉄塔の後ろに。
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その場から次々と。
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冠スターマイン。俗に柳(やなぎ)と呼ばれる打ち上げ花火で、豪華な金色に輝く火の粉が連続で降り注ぐ。
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まんまるく(球形に)、大きく空に色とりどりの花を拡げる。
そして花弁のひとつひとつの色が変わる。
ひとつの円でなく花の芯のように二重三重の円(同心球)を描くのであった。
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花火の様々な色はどのように生まれるか?化学の時間にやった「炎色反応」という実験を
覚えていますか?ある元素を含む化合物を燃やすとその元素固有の様々な色の炎を出して
燃えるというもの。ガスバーナーの中に色々な金属化合物をかざして実験したと思います。
花火の色はこの炎色反応を利用しているのです。
花火の星は主に三つの薬剤の混合によってできています。色を出す焔色剤、酸素を供給する
酸化剤、燃焼を促進する可燃材。これらの混合の度合いによって色合いも変化し、
また煙火業者ごとの独特の色合いを出す工夫にも結びついているのだと。
​​​​

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​紅色​​​は炭酸ストロンチウム。
緑色は硝酸バリウム。
黄色はシュウ酸ソーダ、炭酸カルシウム。
青色は花緑青、酸化銅。
(白)色はアルミニウム。
(錦)色はチタン合金。
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菊星に使われる「引き」は主に黒色火薬を使って木炭が燃えるときのやや暗い
オレンジ色を出すのだと。
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​​そして次々と上がる中、​小のスターマインを楽しみながら、
リモコンでズーム操作を駆使しながらシャッターを押し続けたのであった。
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まだまだ続きます。
                                               ・・・​​つづく​​・・・​​​​​​





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Last updated  2018.08.09 16:43:16
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